日々の暮らしの中で役立つことや、行事・歳時・イベントなどについて書いています。/当サイトはプロモーションが含まれています

暮らし 食材・料理

土用丑の日とは?なぜうなぎを食べる?由来と春秋冬の土用に食べる物

投稿日:2019-08-20 更新日:

 

土用丑の日ウナギを食べることが定番となっていますね。

食欲のなくなる頃に夏バテ防止などで食べるものと思っていましたが・・

本当はどうして鰻を食べるのでしょうか?

土用丑の日の意味やウナギを食べるようになった由来とは?

そして夏以外の春秋冬の土用に食べると良いといわれている食べ物にはどんなものがあるのでしょう?

 

スポンサーリンク

 

土用丑の日とは?その意味は

土用丑の日とは土用の期間にやってくる丑の日のことです。

土用」とは、立春(2/3頃)・立夏(5/5頃)・立秋(8/7頃)・立冬(11/7頃)、の前18日間(または19日間)のことです。

丑の日」は日にちを十二支の子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥で表した12日周期の2つめの日となります。

季節ごとに丑の日はありますが、「立秋前の土用丑の日」が一般的になっていますね。

土用は18または19日間で、日にちは12日周期となっているので、年によっては丑の日が2回あることがあります。

2回目の丑の日があることきは「二の丑」と呼ばれています。

鰻の好きな方には二の丑があるのは、嬉しいですね。

胸をはって鰻が食べられる~・・なんて(^^;)

 

♪土用についてはこちらの記事「土用 とは どんな意味があるの?」で

土用や土用のNG、間日などについて書いています。合わせてご覧ください。

 

土用になぜうなぎを食べるの?その由来

土用丑の日に鰻を食べるようになった由来にはどんなものがあるのでしょう?

由来は諸説はあります。

 

昔から夏痩せに効く

「万葉集」には大伴家持が石麻呂に夏痩せには、うなぎを食べると良いという内容を詠んだ歌があるそうです。

すでに昔からうなぎは夏痩せに効果がある食材であることが分かっていたんですね。

 

平賀源内のアイディア

江戸時代中期うなぎが夏場に売れずに困っていたうなぎ屋さんがありました。

発明家であり蘭学者の平賀源内に相談したら

「店頭に【本日、丑の日】と書いた張り紙を貼りなさい」

とアドバイスしたそうです。

丑の日に「う」のつく物を食べると夏バテ予防になると考えられていました。

なので張り紙を見た人たちが、うなぎが「う」のつく食べ物であると認識したことで多くの人が店を訪れるようになりました。

それを見た他のうなぎ屋も真似したことから広まっていったといわれています。

 

狂言による宣伝

江戸時代の狂言師である大田南畝(おおたなんぽ)が「神田屋」に頼まれ、

「土用丑の日にうなぎを食べると病気にならない」

という狂言を作り宣伝したといわれています。

 

丑の日がいい

うなぎ屋「春木屋善兵衛」が大名から、うなぎの蒲焼きの大量注文を受け

「子の日」・「丑の日」・「寅の日」の3日に分けて焼いたら「丑の日」の分だけが悪くならなかったということです。

それで、うなぎの蒲焼きは丑の日に限るとなったといわれているそうです。

なんで丑の日だけ悪くならなかったんでしょうね?

 

うなぎ以外の夏土用の食べ物

うなぎにはビタミン類・DHA・EPA・ミネラルなどが豊富に含まれていて、疲労回復や脳卒中や高血圧の予防などに効果があります。

うなぎ以外で夏土用に食べると良いといわれている食べ物がこちちらです。

 

梅干し

クエン酸が疲労回復・食欲増進に効果があるといわれています。

 

 

キュウリ

きゅうりには、βカロティン・カリウムが含まれているので呼吸器系統を守る・むくみ解消などに効果があります。

また体を冷やす働きがあるので、夏にピッタリの野菜です。

 

うどん

夏場はどうしても暑さで食欲がなくなってしまいますね。

そんな時に喉ごしが良いので食が進むといわれているのがうどんです。

 

 

春土用 秋土用 冬土用 それぞれの土用に食べる物は

土用は四季にそれぞれありますが、夏以外の春土用、秋土用、冬土用にはどんな食べ物を食べると良いといわれているのでしょうか。

 

春土用

寒暖の差が大きく天気も変わりやすいので、体調を崩す・五月病などでやる気がなくなってしまう時期でもあります。

春土用は戌(いぬ)の日にイチゴやイワシなど「い」のつく、または大根やシラスなどの白い食べ物を食べると良いといわれています。

 

 

秋土用

夏の疲れが出やすい時期となります。

秋土用は辰(たつ)の日大根や玉ねぎなど「た」のつく、またはサンマやサバなどの青魚を食べると良いといわれています。

 

 

冬土用

とても寒くインフルエンザや風邪が流行りやすい時期となります。

冬土用は未(ひつじ)の日ヒラメやヒラマサなど「ひ」がつく、またはトマトなど赤い食べ物を食べると良いといわれています。

 

それぞれの季節の丑の日にあたる干支の頭文字のつく物というのも面白いですね(^^)

 

土用丑の日 まとめ

夏の土用丑の日にうなぎが食べられるようになったのは、丑の日であることと平賀源内のアイディアなどによる宣伝によって、定番となったということですね。

土用の時期は季節の変わり目であるため、体調を崩しやすいです。

それぞれの季節にあった食べ物で栄養を取って、スムーズに次の季節を迎えるようにしましょう。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

スポンサーリンク

-暮らし, 食材・料理

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

自転車の盗難にあったらすることは?手続きと流れ 以後の盗難防止策

  自転車は気軽に乗れる乗り物として幅広い年齢層で使われています。 いざ、乗ろうとした時に自転車が盗まれていたら、とてもショックですね。 自転車盗難の被害に遭った時にどう対応したらいいのか? …

万華鏡!この神秘的で奥深いものはいつからあるの?種類や歴史や由来は

  筒の中をのぞきながらクルクルと回すと、様々な模様を見せてくれる万華鏡。 民芸店などでお土産として売られているのを見かけますよね。 そのくらい定番になっている万華鏡。 万華鏡が織りなす美し …

下駄とは?構造から下駄をみると 下駄の種類や歴史とその語源

浴衣や着物など和装の履物といえば下駄を思い浮かべます。 今ではあまり下駄を履いている人を見かけなくなってきました。 足裏の血行が良くなる・浮き指が解消される・踏ん張る力がつく・扁平足になりにくいなどの …

下仁田ネギ とはどんなネギ?特徴や味と簡単で美味しいアレンジレシピ

ネギの中でも下仁田ネギというのは名前は知っているけど、どんなものか知らない方も多いかもしれません。 下仁田ネギは、群馬県甘楽郡下仁田町で江戸時代から栽培されている冬の特産品です。 そのままだと強い辛味 …

土鍋の使い始めには目止めが必要?土鍋のNGと使い始めの目止めの方法

鍋物や鍋焼きうどん・お粥・煮込み料理など様々な料理が楽しめる土鍋。 新しい土鍋の使い始めに目止めと呼ばれる作業が必要と云われますが、なぜ土鍋の使い始めに目止めをするのでしょうか? 目止めとは何のために …

ぷろふぃーる

こんにちは^^ 波空です。

メインブログがだいぶごちゃごちゃになったので、一部こちらに引越しです。