食品の保存や電子レンジで加熱するときに活躍するラップ。
食材を包む・容器に蓋をするためなどに使われて、台所には欠かすことのできないアイテムですね。
使っているときに上手に切れなくてグチャグチャになったり、途中で切れてしまうことありませんか?
今回はラップが途中で切れてしまう原因や、分からなくなってしまった端の見つけ方などのご紹介です。
目次
ラップが途中で切れるのはなぜ?
ラップを水気がかかるところや湿気の多い場所に置いておくと、パッケージや中芯が変形して、途中で切れてしまう原因になります。
また温度の高いところに置いておくと、熱で溶けてフィルム同士くっついたり、収縮して全体が曲がってしまうのも原因の1つになります。
ラップの端の簡単な見つけ方いろいろ
セロハンテープ
ラップロールを箱から取り出し、セロハンテープをラップロールの端に沿って、ペタペタと軽く触れてから剥がす行為を繰り返します。
1周していくと、ラップの切り口がセロハンテープにくっついてきます。
反対側の端も同じようにしてラップの切り口を見つけると引き出しやすくなりますよ。
キッチンスポンジ
乾いたキッチンスポンジの柔らかい面を箱から取り出したラップロールに、
ひねりながら擦りつけます。
すべり止め付き軍手
すべり止め付き軍手を手にはめてから箱からラップロールを取り出します。
握って左右にグリグリと回すと、すべり止めにラップが絡みついてきます。
濡れタオル
濡らしたタオルを箱から取り出したラップロールに巻き付け、
強く握りながら左右にグリグリと回すと摩擦によってラップがヨレてきます。
歯ブラシ
箱から取り出したラップロールに歯ブラシを当てゴシゴシと擦りながら回すと、巻き終わりが歯ブラシに絡んでくるそうです。
小麦粉
小麦粉を手につけて箱から取り出したラップロール全体につけると、
切れ目が筋となって表面に現れます。
小麦粉をつけすぎないように気をつけましょう。
みかんネット
みかんネットを箱から取り出したラップロールに被せ握って回してから、みかんネットを外すと端が丸まって出てきます。
冷凍庫
箱から取り出したラップロールを冷凍庫に1分ほど入れます。
ラップロールが冷えて霜が降り始めることで端が浮かび上がります。
冷凍庫から取り出すと霜はサッと消えてしまうので素早く見つけましょう。
輪ゴム
輪ゴムを親指と小指に引っかけ箱から取り出したラップロールの端を握り、
右回し→左回しと交互に回すと輪ゴムに引っかかり浮き上がってきます。
そもそもラップはなんで食器にくっつく?その理由は
ラップが食器にくっつくには、3つの力が作用しているからといわれています。
3つの力が発生することによって物理的・化学的相互作用が起き、ラップが食器にくっつくようになります。
ファンデルワールス力
ラップと食器の間に分子間の引力が働く力のことをファンデルワールス力といいます。
接触する面積が広いほど強く働きます。
ラップの表面は滑らかなので、陶器やガラスなど表面がツルツルとした食器にはラップが吸着しやすく、木やスレンレスなど表面がザラザラとした食器だと吸着しにくくなります。
静電気的結合
プラスの電気を帯びた食器とマイナスの電気を帯びたラップが、結びつこうとする現象によってラップと食器がくっつきます。
減圧吸着
圧力の差によって物をくっつける働きのことを減圧吸着といいます。
食器との間に空気が入らないようにラップをピーンとのばして貼り付けると、ラップが元の大きさに戻ったときに食器との間に含まれる空気の粒が少なくなることで密着します。
ラップが途中で切れるわけと端の見つけ方 さいごに
ラップの端が分からなくなったときの見つけ方を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
ラップを引き出すときに箱を大きく開きラップの真ん中をつまみ、まっすぐ引き出してから箱のフタをしっかり閉じて内側に傾け、扇を開くように箱を動かすとキレイに切り離すことができますよ。
またラップロールを爪やハサミ・カッターなどで傷つけてしまうと複数の切れ目ができてしまう原因となります。
ラップの端がどうしても見つからないときは参考にしてみてくださいね。
少しでもイライラ解消になれば幸いです(^^)
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