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メガネがない時代はどうしていた?眼鏡の発明と歴史日本ではいつから

投稿日:2019-05-29 更新日:

 

ものがぼやける・二重に見える・文字が読みづらいなどの視力低下の症状が出ると、眼鏡が必要かなと思いますよね。

眼鏡は視力が矯正され見えやすくなる便利な道具ですが、眼鏡がなかった時代に視力の悪い人は、どう過ごしていたのか?

またいつ発明されて、日本ではいつから使われていたのか?

気になりますよね。

今回は眼鏡の発明や歴史などをリサーチ!ご紹介します。

 

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メガネがない時代の目の悪い人はどうしていたの?

水の入った丸いガラス容器の向こう側に対象物を置き、拡大して見ていたといわれています。

古代ローマの商人たちは、この「ものが大きく見える現象」を利用して

水の入った丸いガラス容器にものを入れてディスプレイとして使っていた

そうです。

※その昔は今とは環境も大きく違い、目を酷使することも少なかったので、現代のように目の悪い人は少なかったという意見もあります。

また、目の使い方として、自然の中で遠くを見る習慣(狩猟など)や日の出とともに起きる暗くなれば眠る・・など生活時間のちがいなどから、視力的にも現代人より視力のよい人が多かったのではということもあります。

矯正する道具がなかったわけですから、みんな我慢していた?とか

目の悪い人にとっては、見えにくいのが当たり前という生活だったのでしょうか?

不便だったことは想像できますが、ない時代なりの暮らし方があったのだと思います。

 

また、老眼については、現代のような長寿命ではなかったので、老眼になるころには・・・ということも言われていますね(^^;)

 

眼鏡の発明はいつ?誰が作った

メガネは13世紀後半にイタリアで発明されたといわれています。

レンズの素材として使われていたのは透明度の高いガラスでした。

イタリアのベネチアで作られていたヴェネツィアングラスが優れていたことが有力な説となっているそうです。

 

眼鏡の発明者にはいくつか諸説があり、イギリスの科学者ロジャー・ベーコンピサ大学教授フランチェスコ・レディ教授、ドミニコ会修道士フラ・アレッサンドロ・ダ・スピナといわれています。

 

発明者については諸説ありますが、いまだに最初に発明した人は分かっていません。

 

眼鏡の歴史 日本ではいつから使われた

日本に眼鏡が伝わったのは1551年頃で、キリスト教を広めるために来日した宣教師のフランシスコ・ザビエルによるといわれています。

フランシスコ・ザビエルが周防国(現在の山口県東部)の大名・大内義隆に眼鏡を贈ったのが日本最古の眼鏡だそうです。

宣教師のフランシスコ・ガフラルが眼鏡を掛けて現れた姿を見た織田信長が、「目が4つある」と大変驚いたそうです。

 

1600年代になると水晶玉職人が眼鏡のレンズを作るようになりましたが、

値段がとても高く庶民が買えるようなものではありませんでした。

 

眼鏡が安く作れるようになったのは1800年代後半。

朝倉松五郎という人が政府の命で眼鏡作りの勉強のために渡欧し、1873年に眼鏡作りの機械を持ち帰ったのがきっかけになりました。

その後庶民に広まっていきました。

 

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眼鏡世界三大産地はどこ?

イタリア・中国・日本が眼鏡三大産地といわれています。

イタリア

カドーレ地方の地場産業として根付いています。

イタリアの大手メーカー「ルックスオティカ」の創業地はカドーレ地方と同じヴェネト州北部のアルーゴです。

有名ブランドのグッチ・プラダ・ブルガリや有名人・芸能人の多くが愛用しているトムフォードもありますよ。

 

中国

深圳(しんせん)・東莞(とうかん)・温州(おんしゅう)・丹陽(たんよう)・アモイ地域が三業地になっています。

コスト競争力があり、出荷高はイタリア・日本を上回っているそうです。

 

日本

福井県鯖江市が眼鏡フレーム生産の約9割を占めていて「眼鏡の聖地」と呼ばれています。

軽くて締め付け感のないフレームが特徴となっています。

 

 

福井県鯖江市の眼鏡産地の歴史

1905年、増永五左衛門が農業の閑散期の副業として眼鏡フレームの製造を始めました。

眼鏡造りが盛んとなっていた大阪や東京から職人たちを招いて、村人たちに眼鏡造りを習得させたそうです。

 

「帳場」と呼ばれる工程ごとに細分化したグループで職人たちが腕を競い合うことで、技術向上と分業独立が進み、街全体が一つの「眼鏡工場」と呼べるような眼鏡産地ができました。

1975年代の終わり頃には、世界で初めてとなるチタン金属を用いた眼鏡フレーム製造技術の確立に成功しました。

チタンフレームは軽い・耐久性があるだけでなく、金属アレルギーを起こしにくい素材なので人体に優しい眼鏡フレームとして世界に広まっているそうです。

 

めがねミュージアム

・最新モデルが購入できる「めがねショップ」

・色やデザインを選んでオリジナル眼鏡やストラップ作りが体験できる「体験工房」

・眼鏡の歴史が学べる「めがね博物館」などがある複合施設です。

 

「めがね博物館」では、美空ひばりや石原裕次郎などの著名人が愛用していた眼鏡や眼鏡大使である喜劇俳優大村崑さんが集めた眼鏡コレクションの展示を見ることができますよ。

【住所】〒916-0042 福井県鯖江市新横江2-3-4 めがね会館

【電話番号】0778-42-8311

【営業時間】10:00~17:00、めがねショップは19:00まで

【休館日】年末年始

 

メガネがない時代と眼鏡の発明と歴史 さいごに

眼鏡がなかった時代では、水の入ったガラス容器を通して物を見ていたとは驚きでした。

今では気軽にかけられる便利な道具になりました。

自分の顔にフィットする眼鏡を選んで、スッキリとした視界を手に入れましょう。

 

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