夏になると、届く便りに暑中見舞いがあります。
暑い時期に安否や体調を気遣うために、訪問したり手紙を出したりしますが、その時に送るのが暑中見舞いですね。
最近では「出さない」「メールで済ませる」といった傾向にあるようですが、新社会人になったあなた!
ここは出しておきましょう(^^)
みんなが出さなくなってきているというのはビジネス的には、逆に相手に良い印象をもってもらうことにもなります。
では、ビジネスにおける暑中見舞いのマナーとはどんなことがあるのでしょう?
出す時期や書き方など簡単にご紹介しますね。
暑中見舞いを出す 時期は?
暑中見舞いを送る時期は、
7月7日頃の小暑から8月7日頃の立秋まで
小暑とは、だんだん暑さが増す頃のことをいいます。
立秋は暦でいう秋の始まりを指します。
7月7日頃、となっていますが、暑中見舞いは文字通り、暑い中で相手を気遣うという意味なので、梅雨のまだ肌寒い時期や暑くなってもいない時に出してもあまり意味がありませんよね。
梅雨が明けて、暑さが気になりだす頃~出すのがよいのではないでしょうか。
また、立秋を過ぎると夏が過ぎるということから、暑中では無く残暑見舞いになりますので気をつけましょう。
※ちなみに立秋はほとんど8月7日ですが、2019年は8月8日です。
2020年~2022年は8月7日です。4年に1回8月8日になります。
新社会人のビジネスマナー 暑中見舞い
新社会人になって、張り切って仕事に向かう中、いろいろな人とのお付き合いも増え、今までとはちがってきますね。
ビジネスでは、仕事仲間や上司、対外的な仕事の場合は得意先などのお付き合いもでてきます。
そんな中、暑中見舞いを出す際にも恥をかかないために知っておくべきマナーがあります。
暑い中お疲れ様です。
暑さで体調は大丈夫でしょうか?
そんな気持ちをこめて書くのが暑中見舞いです。
形式的な虚礼にならないような暑中見舞いを書いてみましょう。
・出す時期などを間違えない
※暑中見舞いの場合、先方の安否を伺う季節の挨拶状なので、喪中の方にも送ることが可能です。
ただし、四十九日を過ぎていない方へ送る場合は、デザインや文面に配慮し、四十九日を過ぎたあたりに送るのがマナーです
・暑中見舞いの書き方に注意する
暑中見舞いの書き方とポイント
・言葉遣いに要注意して書きます。
・注意点としては、尊敬語と謙譲語を一緒に使わないこと。
(二重敬語にならないよう注意します)
・誤字脱字のチェックは必ずしましょう。基本ですね。
基本の書き方
・暑中見舞いの挨拶文から始まります
「暑中お見舞い申し上げます」「暑中お伺い申し上げます」など
・時候の挨拶や相手を気遣う言葉
・こちらの近況報告など
・日付け
投函日「令和○年○月○日 」としないで、「令和○年 盛夏」「○○年○月」とします。
このような順に書いていくのが基本です。
(あまり格式ばらなくても大丈夫です)
暑中見舞いの挨拶文は大きめに書き、挨拶文のあと1段落空けると見た目にも読みやすくいいと思います。
文章は、丁寧な言葉で書きます。
友人に書くような馴れ馴れしい言葉使いはNGです。
・ハガキの例です。
(例文をもうひとつ)
平素は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
何卒健康には十分ご留意下さい。
今後とも変わらぬお引き立ての程、よろしくお願い申し上げます。
貴社の益々のご繁栄、ご発展をお祈り致します。
今回は暑中見舞いについて書いてみましたが、新社会人になるといろいろわからないことや不安なことも多いですよね。
他にも基本的な心構えやマナーも少し書いてみました。
いわゆる会社員になった場合ですが、気持ちのもちようは、どんな職場であっても同じかと思います。よかったら参考にしてください。
ビジネスの暑中見舞い さいごに
最近ではテンプレートもあり、パソコンで作る方も多いかと思います。
また、印刷されたものを利用する方も。
どちらにしても、手書きで一言は書くようにします。
印刷されたものだけって味気ないですよね。
特にビジネス関係だと、印刷物だけのものが届くことが多いですね。
私も仕事関係の方から、毎年暑中見舞いをいただきます。
年賀状と違って暑中見舞いを送るというのは年々減っているようです。
でも、そういった中で届く暑中見舞いはやはり嬉しいものです。
そして、印刷物だけの暑中見舞いの中で、必ず一言二言手書きで書いてくださる方が二人います。
その方たちは、やはり名前もしっかり覚えますし、何かのおりには・・・なんて思いますよね(^^)。
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