生ゴミやペットボトル・空き缶など、日常生活には様々なゴミが出ます。
ゴミを出すときは各自治体で決められた方法で分別する必要があります。
正しく分別したつもりでも、間違っている場合もあります。
また分別自体も変化しているものがあるようです。ゴミの分別の種類や間違えやすいゴミなど、そして分別の変化などを調べてみましたのでご紹介。
ゴミの分別の種類はいくつ?
ゴミの種類は大きく分けると4種類になります。
可燃ゴミ
可燃ごみは現在「燃やすゴミ」という呼び方になっています。
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- 生ゴミ(調理くず、茶がら、油、果物の皮など)
- 紙くず(ティッシュペーパー、レシート、キッチンペーパー、紙皿、紙コップなど)
- プラスチック製品(おもちゃ、洗面器、ポリタンク、ボールペン、歯ブラシなど)
- 木くず(竹串、しゃもじ、スプーンなどの木製品)
- 皮革製品(鞄、靴、財布、ボールなど)
- ゴム製品(長靴、手袋、ホース、自転車のタイヤなど)
- 衣類(古着など)
- 布くず(タオル、ぬいぐるみ、クッションなど)
など
【処理の流れ】
清掃工場で灰にしてから埋め立て処分場へ運びます。
不燃ゴミ
不燃ゴミは現在燃やさないゴミという呼び方になっています。
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- ガラス類(コップ、鏡、電球、点灯管、ナツメ球、LED電球、強化ガラスなど)
- 陶器類(皿、茶碗、植木鉢など)
- 金属類(鍋、やかん、フライパン、包丁、はさみ、バケツ、傘、自転車、ストーブなど)
- 小型電化製品(炊飯器、プリンター、電子レンジ、扇風機、ドライヤー、掃除機など)
- ライター(使い捨てライター、点火棒ライターなど)
- レンガ
など
【処理の流れ】
不燃ゴミ処理施設でアルミなどリサイクルできるものを取り除いてから埋め立て処分場へ運びます。
資源ゴミ
資源ゴミはプラスチック製容器やペットボトル・缶類・瓶類などに細かく分かれています。
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- ペットボトル(飲料や調味料が入っていたもの)
- 缶類(アルミ、またはスチール製でジュースや菓子、缶詰など)
- 電池(乾電池、ボタン電池、小型充電式電池など)
- 水銀含有製品(蛍光灯、電球型蛍光灯)
- スプレー缶・カセットボンベ(カセットコンロ用ボンベ、殺虫剤、制汗剤、エアゾール系の塗料スプレー缶)
- ビン(ジュースや栄養ドリンク、日本酒、ワイン、ウイスキーなどが入っていたもの)
など
【処理の流れ】
資源化施設で缶やビン・紙製品などに再加工します。
粗大ゴミ
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- 家具類(タンス、食器棚、ベッドなど)
- 寝具類(マットレス、布団など)
- スポーツ用品(スキー板、サーフボード、スノーボード、卓球台、バスケットゴールなど)
- レジャー用品(車両用ルーフボックス、クーラーボックス、トランクなど)
- その他(畳、波板、障子、ふすまなど)
など
【処理の流れ】
粗大ゴミ処理施設で再利用できるもの・鉄やアルミなどリサイクルできるものを取り除いてから、そのまま埋め立て処分場へ運ぶ、または清掃工場で灰にしてから埋め立て処分場へ運びます。
ゴミの分別で間違いやすいものとは?
ゴミでも、新しい製品に作り替えることができるものもあります。
しかし分別をせずにゴミとして出してしまうと全てが燃えてしまう、または埋め立てられてしまいます。
また、正しく分別しないと不要なものを取り除くのに手間がかかりリサイクルに悪影響を与えてしまいます。
ゴミの分別で間違えやすい主な事例を紹介します。
プラマークのついていないプラスチック製品を資源ゴミで出してしまった
プラスチックでも再利用できない製品があるので、プラマークの有無を確認しましょう。
【可燃ゴミとして出すことができる主なプラスチック製品】
- CD、DVD、ビデオ、カセットケース(本体も含む)
- 洗面器
- ポリタンク
- ボールペン
- プランター
- 植木鉢
- ポリバケツ
- ハンガー
- おもちゃ
- カミソリ
- 歯ブラシ
- 食器
- 食品保存容器
- ストロー
- スポンジ
汚れのあるプラスチック製品を資源ゴミとして出してしまった
プラマークのついていても、マヨネーズがソース・ケチャップなど簡単に洗っても汚れが取れない場合は、可燃ゴミになります。
ゴミの分別が変化したのはなぜ?
高度成長期の家庭ゴミは不燃ゴミと可燃ゴミの2種類に分けていました。
1990年代になると、リサイクルの重要性やゴミが原因となる環境汚染、ゴミ減量化の必要性などによって、ゴミは古紙類・プラスチック類、使用済みの乾電池・蛍光管などの分別収集が行われるようになりました。
同時に古紙・段ボール・ビン・缶などを「資源ゴミ」として分類しました。
ゴミの分別種類やまちがいやすいもの さいごに
分別せずにゴミを出してしまうと、資源として使えるものも台無しになってしまいます。
ゴミを正しく分別して資源を大切にしましょう。