雨や雪の日に使って汚れてしまった長靴。
手入れにはどんなことをすれば良いのでしょう。
普段都会などでは雨でも長靴を履く機会はあまりありません。
でも、キチンと手入れをしておかないと長靴の寿命を縮めてしまうこともあります。
長靴の洗い方や乾かし方などの手入れ方法を探してまとめました。
長靴のメンテナンスの参考になればと思います。
長靴の手入れは何をするの?
長靴を長持ちさせるための手入れ方法としてはどんなことが必要でしょうか。
白っぽい粉を取る
長靴の表面に白っぽい粉が付いていることがあります。
これは、天然ゴムの成分が紫外線や劣化から守るために表面に油膜を貼るため表面に白っぽい粉となって付いてしまうからです。
長靴の機能には問題はありませんが、白く濁っているため見た目が良くありません。
水で洗い落としても乾くと、また出てきます。
表面に付いた白っぽい粉を落とすには、靴専用のシリコンオイルを使います。
購入するときに必ずシリコン配合で揮発剤が入っていないものを選びます。
長靴の表面に付いている汚れを落とし乾かしてから、シリコンオイルをすり込むように塗ります。
靴底に塗ると滑りやすくなってケガをする危険性があるので、靴底に付かないように気をつけます。
湿気・脱臭対策
ゴムで作られている長靴は通気性が悪く湿気りやすい形をしているので、使わないときは新聞紙を丸めて入れておきましょう。
新聞紙には澱粉を入れて作られているので、繊維が澱粉とともに水分を吸着して放出する働きによって湿気をとる効果があります。
また、繊維の層に臭いが入り込みやすいので、脱臭効果もあります。
新聞紙は2週間経ったら交換するといいですよ。
また重曹を使わなくなったストッキング・靴下に詰めて、長靴の中に入れておくと湿気予防と脱臭効果になります。
2ヶ月ごとに交換しておくと効果を持続させることができます。
長靴の洗い方
汚れが軽い場合は濡れたタオルで外側の汚れや水分を拭き取り、日の当たらない風通しの良い場所で干すという手順で大丈夫です。
汚れがひどい場合はしっかりと汚れを落とす必要があります。
長靴を洗うときに必要な道具と手順です。
必要な道具
・ バケツ
・ スポンジ
・ 液体洗濯洗剤
・ 酸素系漂白剤
・ 靴用ブラシ
洗い方
洗うときは手荒れ防止のために手袋をしましょう。
また塩素系の漂白剤は色落ち・ゴムを劣化させてしまうので使わないようにします。
1. 長靴や中敷きについている泥・砂などの汚れは靴用ブラシで落とします。
2. バケツにぬるま湯と液体洗濯洗剤をいれて洗剤液を作ります。
3. スポンジに洗剤液をつけて中敷きを洗います。
4. 長靴をバケツに入れてスポンジで汚れを傷つけないように優しくこすり落とします。汚れがひどい場合は、約30分つけ置きしてから汚れをこすり落としましょう。
5. 長靴をバケツから取り出して、洗剤液を洗い流します。
6. バケツに入っていた洗剤液を流し、洗ってから酸素系漂白剤とぬるま湯を入れて洗剤液を作ります。
7. 長靴の中に底から高さ3cmまでに洗剤液を流し入れて、口を閉じて約2分振ります。
8. 洗剤液を捨てて水を入れて洗い流します。
長靴の乾かし方
洗った長靴をキチンと乾かさないと臭いの原因になります。
長靴の乾かすのに必要な道具と乾かし方を紹介します。
必要な道具
・ タオル
・ 新聞紙
・ ドライヤー
乾かし方
長靴を日の当たる場所で乾かすと太陽熱によって変形・ひび割れの原因になるので注意しましょう。
1. 洗い終わった長靴に付いた水気をタオルで拭き取ります。
2. 新聞紙を丸めて長靴の中に入れます。
3. 上からドライヤーの風を当てます。ドライヤーを使うとき温風にすると、熱で長靴が変形してしまうので、冷風にしてください。
4. ある程度乾いてきたら新聞紙を取り出し、日の当たらない風通しの良い場所に中敷きと一緒に干して乾かします。
長靴の手入れ さいごに
長靴は毎日履くものではないので、洗い方・乾かし方・手入れが重要になってきます。
長靴の素材であるゴムは水をはじき返す強さを持っていますが、同時に水によって溶けてしまうという弱さも持っているので、帰宅したら付着した水気を拭き取り、風通しのよい暗い場所に保管しておくと長く使うことができますよ。
長靴の出番は少ないですが、いざというときに備えて手入れをしておくといいですよね。
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