暑い季節には特に滝のある観光地は人気です。
滝は水音やマイナスイオンによってリラックス効果が得られる癒しスポットとして人気があります。
高い所から水が落ちていることを滝と呼んでいますが、滝にはどんな定義があるのでしょうか。
そして癒し効果と言われるものはどんなものなのか?
滝の定義や効果などを紹介します。
滝とは?どんな定義が?
国土地理院によると、滝は「流水が急激に落下する場所で、原則として高さが5m以上あり、常時流水のある著名なもの、または好目標となるものを表示します」と定義されています。
また高さが5m以下であっても、昔から地元の人たちに滝として名付けられていることもあります。
滝の大きさ
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- 幅が20m未満の場合は小、20m以上の場合は大となる。
滝の形式
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- 直瀑(ちょくばく)
山や崖などから水が一気に落下する滝のことをいいます。
一般的な滝で、滝つぼがある滝が多いです。
代表的な滝には、那智の滝、華厳の滝、秋保大滝、三条の滝、白水の滝などがあります。
- 分岐瀑(ぶんきばく)
山や崖の斜面を優雅に広がるように流れ落ちる滝のことをいいます。
優美な姿をしている滝が多く、癒しを感じることができます。
代表的な滝には、)流星・銀河の滝、オシンコシンの滝、滑川大滝、姥ヶ滝、天滝などがあります。
- 段瀑(だんばく)
地殻要因によって浸食され、2段・3段と階層をもって流れる滝のことをいいます。
直瀑や・ 分岐瀑などで構成されていて、その途中に滝つぼがあることが多く、微妙な色の変化も楽しむことができます。
代表的な滝には、袋田の滝、七つ釜五段の滝、神蛇滝、称名滝、不動七重滝などがあります。
- 潜流瀑(せんりゅうばく)
地下水が下流で断崖の中腹から染み出すように出て落下していく滝のことをいいます。
代表的な滝には、白糸の滝(静岡)、白水の滝(群馬)、吐龍の滝などがあります。
滝の癒し効果とは
滝の美しさ・音・マイナスイオンによって癒し効果を得られることがあります。
- 美しさ
人は美しいものに惹かれることから、美しいものを追求したいという欲求を持っています。
どうして人は美しいものを求めるのかという理由は今でも解明されていませんが、美しいものを見ることで脳が活性化し血流が良くなることが研究によって明らかになっています。
滝の美しさは、脳をリフレッシュさせストレスを緩和する効果があります。
- 音
滝の水音には、勢いよく流れる音や岩にぶち当たる音・滝つぼに流れ込む音などがあります。
これらの水音には、気持ちを前向きにして心を落ち着かせる効果があると判明しています。
また滝の周りには水音だけでなく、鳥の鳴き声や吹き抜ける風の音にも癒し効果があるといわれています。
これらの自然の音は「ホワイトノイズ」と呼ばれていて、都会の音と区別しています。
滝の水音や周りのホワイトノイズによって、心を落ち着かせることができます。
- マイナスイオン
人間の身体は、電気製品などによってプラスイオンが溜まっています。
プラスイオンが溜まりすぎてしまうと、電解質や老廃物の通過が悪くなる・栄養成分が入りにくくなる・毒素が溜まるなどの悪影響があります。
滝から発生するマイナスイオンを身体に取り込むことで、プラスイオンを追い出し体内のイオンバランスを整えることができます。
イオンバランスが整うとこで、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが脳内で分泌され自律神経が正常になり心が安定する効果があります。
滝にマイナスイオンが多いわけ
マイナスイオンは空気中に漂っているマイナスの電気を帯びた微粒子のことで、細胞を活性化させる働きがあります。
滝にはマイナスイオンが多く発生しているといわれています。
落下してくる滝の水が水面や岩にぶつかることで、水しぶきが発生します。
水滴が水面や岩などにぶつかり粉砕されることで、電気二重層を形成する性質があります。
水滴面はマイナス、外側はプラスになります。
滝の水は落ち続け水しぶきが発生を繰り返すことでマイナスイオンが多く発生します。
滝とは定義は? さいごに
ある一定の高さから水が流れ落ちていれば滝と呼ばれています。
滝の美しさや音・マイナスイオンによって、身体と心を癒すことができます。
水が流れ落ちるときに発生する水しぶきによってマイナスイオンが多く発生する癒しスポットなっているので、機会があればリフレッシュするために出かけてみてはいかがでしょうか。
☆ 滝とは、と改めて言わなくてもご存じですよね(^^)でも言葉で説明するには考えてしまいます。滝はパワースポットとしても知られています。また滝の裏側って行けるの?なんて考えませんか。そんなことも次の記事で書いています。よろしければご覧ください。
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