漫画をアニメや実写化した作品は数多くあります。
漫画が初めてアニメ化されたのは1963年の鉄腕アトムで、それ以降数多くの漫画がアニメ化されています。
人気がある漫画が必ずしもアニメになるとは限りません。
漫画がアニメになる条件とはなんでしょう。
漫画をアニメ化する条件や漫画のアニメ化や実写化の始まりとなる基準などを調べてみました。
漫画をアニメ化する条件とは?
漫画がアニメ化になる条件には、ハッキリとしたものはありません。
人気のある漫画でもアニメ化にしても採算が取れないこともあります。
また原作者がアニメ化にすることを拒否したらアニメが作られることはありません。
コミック1巻の売り上げが約10万部を突破したら、アニメ化になる可能性があるといわれています。
漫画のアニメ化はいつから始まった?
日本で初めて漫画がアニメ化されたのは手塚治虫の「鉄腕アトム」で1963年から1966年の3年間で全193話がテレビアニメとして放送されました。
アニメ化した漫画
- 鉄人28号
横山光輝の漫画で、少年探偵・金田正太郎が巨大ロボットである鉄人28号をリモコンで操作して悪と闘う。
- おそ松くん
赤塚不二夫の漫画で、松野家の六つ子たちが周囲の人たちと織りなすドタバタをくり広げる。
- アタック№1
浦野千賀子の漫画で、鮎原こずえがバレー部のキャプテンとなり試練を乗り越え世界を目指していく。
- あさりちゃん
室山まゆみの漫画で、元気な小学4年生のあさりが巻き起こす痛快ドタバタコメディ。
- 機動警察パトレイバー
ゆうきまさみの漫画で、巨大ロボット・レイバーによる犯罪が多発する近未来東京を舞台に警視庁特車部隊、通称「パトレイバー」が活躍する。
- ミスター味っ子
寺沢大介の漫画で、中学生の味吉陽一がいろんな料理人と新しく美味しい味を求めた勝負に挑戦していく。
- ちはやふる
末次由紀の漫画で、競技カルタをテーマとした主人公綾瀬千早がかるたクィーンを目指す物語。
漫画の実写化の基準とは
アニメ化同様、漫画が実写化する基準にはハッキリとしたものはありません。
漫画の実写化が多いのは原作使用料が安いのが理由の1つとなっています。
2004年に公開された映画「海猿」の原作使用料は250万円、2012年に公開された映画「テルマエ・ロマエ」の原作使用料は100万円だったそうです。
どちらの映画も30億円を超える興行収入だったので、作れば儲かるのも漫画が実写化される理由となっています。
アニメ化と同じく、原作者が拒否したら作られることはありません。
実写化された漫画
- おくさまは18歳
本村三四子の漫画で、教師のリッキー・ネルソンと学生のリンダ・ネルソンが結婚をしていることを隠して学園生活を送るという話。事件に巻き込まれることが多く秘密がバレそうになるのを必死に守るという物語。
- のだめカンタービレ
二ノ宮知子の漫画で、クラシック音楽をテーマにしたもので、音大に通う千秋真一がピアノ以外のことに無頓着な女性・のだめこと野田恵と出会うことから始まる物語。
- 極主夫道
おおのこうすけの漫画で、結婚をきっかけに専業主夫となった元ヤクザの日常を描く。
- ごほうびごはん
こもとも子の漫画で、長野県から上京した新社会人の池田咲子が慣れない仕事の疲れを癒すために、ごほうびごはんを作る。
- イグアナの娘
萩尾望都の漫画で、娘を愛することができない母親と母から愛されない娘の苦悩を描く。
- 深夜食堂
安倍夜郎の漫画で、のれんに「めしや」と書いてあるが深夜0時から朝の7時までしか営業していないことから常連客から「深夜食堂」と呼ばれている。
- ホタルノヒカリ
ひうらさとるの漫画で、干物女と呼ばれている雨宮蛍の恋愛を描く。
漫画のアニメ化実写化 さいごに
漫画のアニメ化・実写化の基準にはハッキリとしたものはありません。
コミックの売り上げによってアニメ化・実写化の企画が動き出すようですが、原作者の許可がないと実現はしないようです。
それでも漫画がアニメ化・実写化されるのは、原作者の意見を伺い作品を良くしようとするからではないでしょうか。
これからも多くの漫画のアニメ化・実写化がでてきます。
映像化された漫画作品を楽しんでみてはいかがでしょうか。