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油揚げのルーツは?由来と発祥の理由と歴史 なぜ狐には油揚げ?!

投稿日:2021-05-29 更新日:

油揚げは煮浸しや味噌汁の具材などに使われている身近な食材ですが、ふと、いつどこで誕生したのだろうか?なんていうことが気になってきました。

気になることは調べるのが一番。

油揚げの歴史や由来、それと油揚げというと狐というのがつきもの。

なぜ狐というと油揚げ?その関係なんかも気になります。

調べたことを書いてみました。

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油揚げのルーツはなに?その由来とは

昔は油揚げといえば、豆腐だけでなく肉や野菜など様々な食材を油で揚げたものをさしていました。

油揚げは室町時代にお坊さんが作ったといわれています。

お坊さんの食事といえば野菜や豆腐を中心とした精進料理でした。

仏教では動物を殺すことが禁止されていたため、肉を口にすることはできませんでした。

そこで豆腐を使って肉に近づけようと試行錯誤して、豆腐を油で揚げた油揚げが誕生しました。

 

2つの工夫

水分の多い豆腐を、そのまま油で揚げても肉のイメージとは遠かったそうです。

2つの工夫によって肉の代わりとなる油揚げになったといわれています。

  • 水分を抜く

油揚げの材料である豆腐には水分が多く含まれているので、しっかりと水分を抜くことでふんわりとした食感が出てきます。

  • 2度揚げ

約120度の低温で揚げてから、約200度の高温で揚げる2度揚げをすることで、外はカリカリ、中は弾力のある食感になります。中には3度揚げする油揚げもあるそうです。

 

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油揚げ発祥の理由と歴史

室町時代に誕生した油揚げが一般的に広まったのは江戸時代中期といわれています。

江戸時代初期では油が高級品で明かりをともす灯明に使われていました。

そのため揚げ物は身分の高い武士や僧侶だけしか食べることができなかったそうです。

また豆腐も高級品として扱われていて、徳川家康・秀忠の時代では農村で豆腐を作ることも食べることも許されない禁令が出ていました。

徳川家光の時代では農民が豆腐を作ることを禁止する法令がありました。

江戸時代中期になると高級品だった油・豆腐は庶民でも手に入りやすくなり、油揚げは広まっていきました。

ご当地油揚げ

油揚げの発祥の地はどこなのかはハッキリしていませんが、日本各地には様々な油揚げがあります。

  • 京揚げ

京都府の油揚げで通常の油揚げよりも厚みがあり、横長に大きくなっています。ちなみに関西地方では、通常の油揚げは「うすあげ」と呼んでいます。

  • 三角揚げ

宮城県仙台市青葉区西方寺付近の油揚げで三角形になっていて京揚げよりも厚みがあります。

  • 大和揚げ

奈良県の油揚げで豆腐を斜めに切ってから揚げてあるので、油揚げと厚揚げを同時に味わうことができます。

  • 松山あげ

愛媛県の油揚げで豆腐の水分を抜き切ってから揚げてあります。

水分がないため3ヶ月と保存期間が長く、油抜きをする必要がない、最初から切ってあるので手軽に料理に加えることができます。

  • 栃尾あぶらげ

新潟県の油揚げで大きさが通常の油揚げより約3倍あり、厚揚げと間違えてしまうことがあります。

  • 竹田の油揚げ

福井県の油揚げで外はサクサク、中はふんわりとした食感があります。

またハンバーグのようなジューシーな旨味があります。

 

油揚げと狐の関係 なぜきつね?

油揚げには稲荷揚げや狐揚げという別名があり、狐の好物であるというイメージがあります。

狐は哺乳網ネコ目イヌ科の動物で橙色の毛が特徴となっています。

肉食に近い雑食性でウサギやネズミ・リスなどの小動物や木の実などを好んで食べています。

日本では狐は農作物をネズミから守ってくれる神の使いとして古くから崇められていて、お稲荷さんと呼ばれる稲荷神という宗教になりました。

 

神様である狐にはネズミの油揚げをお供えしていましたが、日本に伝来した仏教の教えでは動物の殺生は良くないとされています。

そのため、ネズミの油揚げをお供えは良くないということになり、代わりに油揚げをお供えするようになり、油揚げは狐の好物というイメージが定着したそうです。

またお供えに袋状にした油揚げを甘辛く煮て、すし飯を詰めたいなり寿司があります。

いなり寿司の形が狐の好物であるネズミに似ていることと稲荷神は五穀豊穣の神様で形が米俵に見立てたという説があり、いなり寿司を「お稲荷さん」と呼ばれるようになったといわれています。

 

油揚げのルーツと歴史 さいごに

油揚げは肉の代用品として作られた食材でもあり、五穀豊穣の神様である狐にお供えするものでもあります。

狐に油揚げのイメージがあるのは、狐の好物であるネズミの代わりとしてお供えをしたというのは意外ですね。

江戸時代初期では高級品だった油揚げは、今では手軽に手に入る食材となりました。

味噌汁やうどんそばの具材・煮物と様々な料理に使えるので、いろいろ試してみてはいかがでしょうか。

 

♪油揚げもいろいろ使えますが、厚揚げも美味しいですよね(^^)その違いや種類についてはこちらをご覧いただければと思います。

油揚げと厚揚げの違いは厚さだけ?油揚げの種類や地域で違うわけ

 

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