美味しく作った料理を盛り付けてみたら、美味しくなさそうに見えてしまったという経験ありませんか?
私は盛り付けがどうも苦手です。
料理は味付けだけでなく、見て楽しむものです。
料理が美味しく、目で楽しめる盛り付け方には、どんな方法があるのでしょうか。
盛り付け上手になりたくて料理を盛り付けるときのコツなどを調べてみました。
料理の盛り付けのコツとは?
料理が美味しそうに見える盛り付けには、余白・高さ・彩りが重要であるといわれています。
余白
器に約4割の余白を残して、料理を盛り付けるとバランスが良くなり料理・器が上品に見えるといわれています。
器に余白が少ない状態で料理を盛り付けると迫力が出るそうです。
高さ・立体感
料理をただ器に入れるだけでは平らになってしまうことがあります。
パスタ料理やサラダなどを大きめの皿、または煮物やおひたしなど和食の小鉢に盛り付けるときは山になるように高さをつけましょう。
またワンプレートで立体感を出したいときは、ココットや小鉢をのせるといいですよ。
サンドウィッチを重ねて高さを出す盛り付け方もあります。
- パスタ
ペンネやマカロニなどのショートパスタは、積み上げて山の形になるようにしましょう。
スパゲティやカッペリーニなどのロングパスタは、トングを使ってねじるように回転させる作業を2~3回繰り返すと高く盛り付けることができますよ。
- サラダ
レタスやベビーリーフを冷水につけてシャキッとさせ水気をしっかりと切ってから、菜箸またはトングで多めに掴み一気にフワッとさせながら器にのせると立体感が出ます。
サラダを盛り付けた後に触ってしまうと、ヘタッとなってしまい水分が出てきてしまうので注意しましょう。
表面を整えて具材を付け足したらラップをふんわりとかけて、冷蔵庫に入れておくといいですよ。
- 小鉢
小鉢は深みのある器ですが、高さと器の余白を意識しながら盛り付けることが大切です。
ほうれん草などのおひたしは断面を揃える・和え物は中央が高くなるように量を調節しながら盛る・食材の塊が複数ある煮物などはお互いがもたれるに縦に盛り、背の高い食材は奥に置くとバランスが良くなります。
彩り
メインのおかずだけだと茶色だけになってしまい見た目がよくありません。
赤色・黄色・緑色と基本の3色となる食材を入れると見た目が華やかになります
赤色系ではトマトやニンジン、黄色系ではカボチャや玉子、緑色系ではレタスやキャベツ・キュウリなどの食材があります。
盛り付けの基本は食器選びから
料理を美味しそうに見せる盛り付けるときの食器を選ぶには2つのポイントがあります。
色
白い食器はどんな料理にも合いますが、色のある食器を使うときは料理と違う色を使います。
例えばポタージュや玉子料理など黄色の料理には青色、サラダやおひたしなど緑色の料理には赤色などがあります。
また肉じゃが・グラタン・クリームシチュー・肉や魚料理などには、黒色を使うと食材の色を引き立ててくれます。
大きさ
盛り付ける料理より一回り大きい食器を選びましょう。
余白を持たせて、高さを出して料理を盛り付けるとキレイに見せることができます。
盛り付けのコツにかかせない色合い
料理の味が決まるのは見た目が8割といわれるほど、盛り付けるときの色合いが重要となります。
料理がキレイに見える色には、赤色・黄色・緑色・黒色・白色の5色といわれています。
料理を器に盛り付けてみて何か物足りないと感じた場合は、ワンポイントとして加えてみましょう。
特にビタミンカラーと呼ばれている赤色・黄色・緑色を取り入れると、料理の印象がガラッと変わるそうです。
ただし色を多く使いすぎてしまうと料理全体に印象が悪くなるので注意しましょう。
料理の盛り付けのコツ さいごに
料理が美味しくできあがっても盛り付け方で台無しになってしまう恐れがあります。
ハンバーグやオムライスなどの洋食はメインの料理が器の手前、付け合わせは奥に盛り付ける・和食の魚料理で1匹の場合は頭を左・切り身は皮が奥になるように盛り付けるのがルールとなっているそうですよ。
盛り付けで大切だといわれている余白・高さ・彩りをしっかりと活用して見た目でも美味しく感じられる料理に仕上げてみてはいかがでしょうか。
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