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神社の鈴の意味とは?鳴らすタイミングと効果は?鈴の歴史や由来は

投稿日:2019-12-28 更新日:

 

神社の拝殿中央、丁度お賽銭箱の真上あたりに銅や真鍮製の大きな鈴が吊されています。

参拝者は鈴から下がっている麻縄や紅白の布を振り動かし、鳴らしてからお参りをします。

鈴を鳴らすにはどんな意味・効果があるのでしょうか。

神社の鈴の由来や歴史は?鈴の名前、そして鈴を鳴らす効果も気になります。

鳴らすタイミングなども調べてみました。

 

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神社の鈴の意味とは?鳴らすことでの効果もあるの?

参拝するときに鈴を鳴らすには2つの意味があるといわれています。

 

身体を清める

鈴を揺らして鳴らすことで清らかな音色とともに振動が起きるので、身体についている穢れをふるい落とし清める効果があるといわれています。

 

参拝に来たことを知らせる

鈴の清らかな音色は神様が好む音といわれています。

鳴らすことで自分が参拝に来たことを知らせ、自分の元へ来て貰う効果があるそうです。

 

神社の鈴を鳴らすタイミングお賽銭の前か後か?

鈴を鳴らすタイミングは神社から提示がなければ、いつ鳴らしてもよいとなります。なにも問題はありません。

 

一般的な参拝作法を紹介します。

  1. 賽銭箱の正面で小さくお辞儀をします。
  2. お賽銭を入れます。お賽銭は神様へのお供え物なので投げ入れずに、静かに入れましょう。
  3. 鈴についている紐を両手で持ち2~3回鳴らします。
  4. 鈴を鳴らし終えたら立っていた場所から少しずれます。賽銭箱の左右どちらでもいいですよ。
  5. 二礼二拍手します。2回深めのお辞儀→手を胸の前で合わせて2回拍手の順で行います。
  6. 手を合わせて神様に思いを伝えます。
  7. 深めのお辞儀を1回します。
  8. 最後に小さくお辞儀をしてから神前から下がります。
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神社の鈴の歴史や由来

鈴には本坪(ほんつぼ)または本坪鈴(ほんつぼすず)という正式名称があります。

巫女が神楽を舞うときに使っている鈴が本坪の由来といわれています。

神社では玉串料を納める→神主が祝詞を唱える→巫女が神楽を舞うが正式の儀式となっています。

儀式が省略されても鈴の効果を得られるようにと戦後社殿に本坪鈴が取りつけられたそうですよ。

伊勢神宮や出雲大社など本坪鈴がない神社もあります。

本坪鈴がない場合は拍手をすることで悪霊を祓うといわれています。

鈴を鳴らすためについている紐は鈴緒(すずお)と呼ばれています。

緒という漢字には魂をつなぐという意味があり、神様の世界と現世を繋いでいるといわれています。

鈴緒は麻で作られた縄3本を螺旋状に編んで1つの紐にしてあるのが多いようです。

 

 

鈴の歴史

鈴は悪霊を払う道具として昔から使われていました。

縄文時代にクルミなどの木の実・豆を振ると外殻またはサヤ・種袋の中で種子が動いて音が鳴ることからヒントを得て作られたといわれています。

種子が外殻やサヤにつながっていないのに一緒に成長することが神秘的だと感じていたようです。

鈴や太鼓・笛など音が出る道具は獣や魔物を追い払う・家畜を呼び寄せる・神様を引き寄せるための合図を出すなどに使われていました。

音を出す道具として縄文時代では土鈴(どれい)、古墳時代には金属製の鈴が作られていたそうですよ。

農耕が行われるようになってからは農作物を荒らす動物を追い払うために田畑に設置する・山に入るときに熊よけのために腰に鈴をつけるようになりました。

土鈴が郷土玩具・縁起物として使われるようになったのは江戸時代以降からです。

 

鈴の豆知識

  • 神楽舞を舞うときに巫女が持っている鈴は巫女鈴または神楽鈴と呼ばれていますが、鈴なりの語源になったといわれています。
  • 出雲大社で毎年8月に行われている「みたまむすびの霊行」には、瑞鈴と呼ばれる鈴を使っています。
    これは氏子や教信徒たちが本殿瑞垣内神域で行う「おにわふみ」の時に抱く神聖な鈴だそうですよ。
  • キリスト教の一教派である正教会では振り香炉に鈴が付けられているそうです。
    鈴の音によって祈る人の心を神の国へ向けさせる働きがあるといわれています。
  • バリ島の伝統楽器ガムランの音を再現した鈴のお守り・ガムランボールには邪気を払ってくれるといわれています。

 

 

神社の鈴の意味と効果 さいごに

鈴には邪気や穢れを払う・身を清める・神様に合図を送るなどの大切な役割があるといわれています。

形よりも音色が重要となります。

神社で鈴を鳴らすときは優しく揺らし3回までにしましょう。

乱暴に鳴らすのは神様に対して失礼になりますので注意します。

 

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