魔女や魔法使いといえばほうきがつきもの。
ハリーポッターでも魔女の宅急便でも・・昔から物語の中ではローブを身に付け杖や箒を使うのが特徴になっていますね。
でも、どうして空を飛ぶのに箒を使っているのでしょうか。
疑問を解決すべく、魔女や魔法使いが箒を使って空を飛ぶ理由、そしてローブと杖の起源なんかを調べてまとめてみました。
魔法使いが箒で空を飛ぶのはなぜ?
いくつか諸説がありますが、主な理由は2つあるといわれています。
箒に薬草を塗っていた
魔女や魔法使いは薬草を使って病気の治療を行っていました。
薬草の知識を使って、幻覚作用のある薬草を箒の柄に塗り跨がることで体内に薬草の効果を取り入れることで空に飛んでいるような気分になっていたといわれています。
また魔女裁判にかけられた人たちが「箒に跨がり空を飛んだ」と証言したことで魔法使いや魔女が箒で空を飛ぶと信じられるようになったそうです。
箒星に例えられていた
箒星とは太陽系の内側でガス・塵を放出する氷天体で彗星とも呼ばれています。
太陽に近づくと氷が溶け出しガスが吹き出し、まわりに塵がくっつきコマという長い尻尾が出来ます。
その形が箒に似ていることから箒星と呼ばれています。
昔は箒星が流れると不吉なことが起こるといわれていたそうです。
不吉なイメージと不気味な魔法使い・魔女のイメージが重なり、箒星が箒に跨がって空を飛ぶ魔法使い・魔女たちに見えたといわれています。
魔法使いのローブや杖の起源は?
魔法使いや魔女がローブを着て杖を使っているのが定番となっていますが、18世紀までは特有の服装や杖はなかったといわれています。
19世紀になると児童文学や子ども向けの読み物に載せたイラストがイメージとなり広まったそうです。
魔女のほうきをつくってみたい!簡単な作り方
簡単に作れるほうきをいくつか紹介します。
ほうきの穂になる部分は応援に使うポンポン用ロールテープやスズランテープ・大判フェルトなどを使うといいですよ。
柄の材料には竹棒や丸棒・プラスチックなどがあります。
ポンポン用ロールテープ
- 厚紙にテープをぐるぐると適量を巻きつけます。
- 厚紙から外し片側部分を紐できつく縛ります。
- 縛ってある方を竹棒につけ紐で縛りつけます。
- 輪になっているテープをハサミで切り、軽く裂いていきます。
- 竹棒に縛り付けた紐が隠れるように飾りをつけたら完成です。
大判フェルト
- 大判フェルトを半分に折り、折り目を上にして3cm幅で切り目を入れていきます。
- 切り込みを入れた方を下にして柄に大判フェルトを巻きつけ、紐で縛ります。
- 紐の部分が隠れるように飾りをつけたら完成です。
チュール生地
- 竹棒の端をヤスリがけします。
- チュール生地を半分に折ったものを数本作り、折り返し部分を竹棒に巻きつけて紐で縛ります。
- 紐の部分が隠れるように飾りをつけたら完成です。
料理編
食材を使って魔女のほうきを作って、料理の飾りにしてみるのもいいですよ。
舞茸
- 舞茸(1パック)の細長い物を選び約5cmの大きさになるように手で裂きます。
- ほうきに見えるように舞茸に竹串を刺します。
- フライパンでバターを溶かしてから、舞茸を焼きます。
- コショウを振りかけ、火が通ったら完成です。
さけるチーズ
- さけるチーズ(3本)を半分に切り、下半分を細かくさきます。
- プリッツ(6本)をほうきになるように刺したら完成です。
ちくわ
- ちくわ(1本)を半分に切り、焼き色が付いている部分がほうきの穂に見えるように切り込みを入れていきます。
- キュウリ(1/2本)を適当な長さに切り、マヨネーズを塗った焼き海苔を巻きつけちくわに刺したら完成です。
イカそうめん
- イカそうめん(適量)を半分に切ります。
- プリッツ(適量)を軸にしてイカそうめんを巻き、別のイカそうめんで軽く縛ったら完成です。
魔法使いのほうき さいごに
魔法使いや魔女が箒で空を飛ぶと思われていましたが、調合した薬を塗って跨がることで空を飛んでいる気分になっていたとは驚きですね。
彗星の流れて行く姿が箒のように見えるらしいので、夜空を見上げて探してみるのもいいのではないでしょうか。
魔法の箒を作って仮装や料理で楽しみましょう。