疲れているはずなのに眠れない。
眠ったと思ったら途中で目覚めてしまう。
朝起きても疲れがとれていない・・・・・・
眠れないお悩みを抱えている方は結構多いようです。
あなたのその増えてきてしまった体重も、もしかしたら睡眠不足が理由なのかもしれませんよ?!
なので、睡眠不足について調べてみました。
ウソ?ホント?睡眠不足は太る!?
睡眠と肥満は関係ないようでいて実は深い関わりがあったんです。
自律神経という言葉は、一度くらいは聞いたことがあるのでは?
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」のふたつが変わりばんこに優位になることで、からだの機能のバランスをとっています。
交感神経は日中、活動しているときに優位に働き、副交感神経は眠っているとき、リラックスしているときに活発になります。
起きている時間が長ければ当然交感神経が活発な状態が長く続きます。
するとその状態に対応させるために内臓脂肪を蓄積する指令がホルモンから出てしまうのです。
そのせいで、自然と食べる量も多くなり肥満に繋がることになります。
そういえば昔、本当に寝る時間を惜しんで仕事や趣味をしていた頃のこと。
無理やり起きているために無意識に食べる量が増えていたことがありました・・・(><;)
起きていることでエネルギーを使うから当然太ることはないと思い込んでいたんですね
・・・結果、やっぱり太りました(^^; 見た目はやつれていましたけど。
単なる睡眠不足か睡眠障害か?
不眠には様々な原因があります。
放っておくと病気に発展してしまうこともあります。
一時的な睡眠不足なのか、長期的に続いている睡眠障害なのか・・・
一度きちんと原因を調べるのがいいかもしれません。
「不眠」と「睡眠不足」は微妙に違うんですね。
適度な睡眠時間は人それぞれなので、睡眠不足というと個人差があります。
精神的なストレスで一時的に不眠になるのはよくありますよね。
これなどはいわゆる睡眠不足ですね。
自律神経に乱れがなくても、睡眠不足に陥ることがあります。
睡眠時無呼吸症候群、も聞いたことがありますよね?
睡眠中に喉の起動が塞がってしまうことで呼吸が止まってしまう疾患です。
定義としては10~20秒ほどの呼吸停止が一晩で30回以上起きた時を睡眠時無呼吸症候群とするそうです。
これだけ睡眠が邪魔されていれば、時間は長く眠ったつもりでも、からだの方は休んでおらず、やはり睡眠不足の状態に。
これは単なる睡眠不足とはいえず、睡眠障害になるようです。
睡眠障害は睡眠に関して何らかの問題がある状態のことを言います。
「不眠症」 主な症状として、寝つきが悪い・途中で目が覚める・熟睡感が得られない
「過眠症」 夜眠っているのに昼間に強い眠気を感じ起きていることが出来ない
「概日リズム睡眠障害」 1日のサイクルと体内時計とのリズムが合わず自分の望む時間に眠れない
「睡眠呼吸障害」 睡眠中に呼吸が止まるまたは低呼吸になる
などがあります。
最も多いのが「不眠症」と言われていて日本人の4人に1人が悩んでいるそうです。
睡眠不足を解消することは、美容だけでなく健康にとっても重要なことです。
アテネ不眠尺度
不眠症かどうか判断するセルフチェックとして「アテネ不眠尺度」があります。
これは、世界保健機関(WHO)が発案・設立した「睡眠と健康関する世界プロジェクト」によって作られた世界共通のチェック方法です。
8つの質問に対し、過去1カ月間に週3回以上経験したことに答えていきます。
その答えにはそれぞれ点数が付いていて合計点で不眠症チェックを行います。
【質問1】布団に入ってから眠りに入るまでどれくらい時間がかかったか
・寝付きは良い(0点)
・少し時間がかかった(1点)
・かなり時間がかかった(2点)
・非常に時間がかかった、または全く眠れなかった(3点)
【質問2】夜間または寝ている間に目が覚めたか
・目は覚めなかった、または目が覚めてもすぐに眠れた(0点)
・目が覚めてから眠るまで少し時間がかかった(1点)
・目が覚めてから眠るまでかなり時間がかかった(2点)
・目が覚めてから眠れなかった、または全く眠れなかった(3点)
【質問3】希望する時間に目が覚めたか
・希望する時間に目が覚めた(0点)
・希望する時間より少し早く目が覚めた(1点)
・希望する時間よりかなり早く目が覚めた(2点)
・希望する時間より非常に早く目が覚めた、または全く眠れなかった(3点)
【質問4】睡眠時間は足りているか
・十分である(0点)
・少し足りない(1点)
・かなり足りない(2点)
・全く足りていない、または全く眠れなかった(3点)
【質問5】睡眠の質について
・満足している(0点)
・少し不満である(1点)
・かなり不満である(2点)
・非常に不満である(3点)
【質問6】日中の気分はどうだったか
・いつもどおり(0点)
・少し滅入った(1点)
・かなり滅入った(2点)
・非常に滅入った(3点)
【質問7】日中の体と精神の活動はどうだったか
・いつもどおり(0点)
・少し低下した(1点)
・かなり低下した(2点)
・非常に低下した(3点)
【質問8】日中に眠気はあったか
・全くなかった(0点)
・少しあった(1点)
・かなりあった(2点)
・凄くあった(3点)
1~3点:睡眠が取れています
4~5点:不眠症の疑いが少しあります
6点以上:不眠症である可能性が高いです
本当に不眠症なのか、一時的寝不足なのか?チェックしてみるといいですね。
思い込みで病気になってしまうこともありますよね。
単なる寝不足で原因がわかれば、それを取り除くことで自然によい眠りに戻すこともできます。
また、逆の場合もあります。
睡眠が不足することでかかりやすくなる病気、治りにくくなる病気はたしかにあるようです。
田辺三菱製薬のサイトに、睡眠不足チェックリストがありました。
質問をチェックしていくと、あなたはどのタイプの睡眠不足なのかわかるというもの。
この質問では、どの睡眠不足タイプだと、どんな病気が隠れて可能性があるかがわかります。
例えば、夜勤などでお勤めの方が体が眠りたい時間に眠れないために起こるのは「交代勤務による睡眠障害」と診断されたりします。
睡眠にお悩みの方は試しに一度チェックしてみるのもいいかもしれませんね
どうしても眠れない!と今まさに悩んでいるあなたなら、こんなものに頼るのもいいかもしれません。
テレビCMなどでお馴染み「グリナ」。
食品のAJINOMOTOから出ている商品ですね
睡眠薬ではないので抵抗なく取り入れられそう。
口コミでも評判はいいようです。
↓
【味の素KK】グリナ 3.1g×30本<サプリメント>
寝たいのに眠れないのはなぜ?睡眠障害の原因
睡眠障害が起きる原因として以下のようなことがあります。
[ストレス]
仕事での問題や人間関係などによるストレスや緊張・不安によって眠りが浅くなります。
[身体の病気・症状]
外傷や関節リウマチなどによる痛み・花粉症や喘息などによる病気や症状によって眠りが妨げられてしまいます。
[精神疾患]
うつ病・統合失調症によって、興奮状態が続く・幻覚や妄想を抱くことで
眠れなくなることがあります。
[薬・アルコール]
服用している薬やニコチン・アルコール・カフェインの影響によって
眠れなくなることがあります。
[生活リズム]
昼夜逆転の生活や出張や海外旅行による時差ぼけなどで生活リズムが乱れ、
眠れなくなることがあります。
睡眠障害をなんとかしたい!何科に行けばいいの?
睡眠障害の原因がストレスやアルコール依存など精神疾患の場合は、精神科・心療内科を受診することをおすすめします。
睡眠呼吸障害や突然眠気に襲われるナルコレプシーの症状が診られる場合は、
睡眠専門外来を受診する必要がありますが国内ではまだ数は少ないのが現状です。
睡眠障害の症状がある場合は、まずはかかりつけのお医者さんに相談して
治療についての指示をもらうのがいいですね。
睡眠不足・睡眠障害 さいごに
眠りに関するお悩みは、意外と理解されにくいかもしれませんね?
でも、生きていくためにとても大切な問題です。
睡眠障害を放置しておくと、日中に起こる眠気やだるさによって、日常生活に
支障をきたし場合によっては事故を起こしてしまう可能性もあります。
また、生活習慣病やうつ病などの病気になりやすくなるので、睡眠障害と思われる症状が出た時は、かかりつけのお医者さんに相談しましょう。