あなたは「父の日参り」を知っていますか?
「父の日参り」とは、今は亡き父を偲び墓前を訪れる事をいいます。
もともと父の日とは、亡き父を偲ぶ想いから生まれた日なんですね。
現在は母の日同様、父の日も日頃の感謝を込めて、いつも家族の為に頑張っているお父さんにプレゼントを贈っていますよね。
そんな父の日に、亡き父にも感謝の想いを伝えるために「父の日参り」が行われるようになりました。
父の日参り
一説によると始めたのはお線香メーカーとか。
父の日参りでは、お墓参りをし、お線香とお花をお供えします。
墓参できない場合は、お仏壇に向かってでも。
お線香の煙には、
「煙を通じて亡くなった方と通じ合える」という意味もあり、父の日参りの必需品となっているようです。
お線香メーカーでは、父の日参りのために色々なお線香を販売していて、お花や香木の香りの他にもお茶やコーヒー、紅茶などの香りのお線香もあります。
故人の好きだったものの香りを、お線香で届けようという事なんですね。
父の日参りでは、お線香とお花、そして故人が好きだったものをお供えします。
お墓参りというと、お彼岸やお盆、或いは命日とかになりますが、亡くなったお父さんにも、父の日にお参りをして感謝を伝えましょうという試みなんですね。
父の日に供える花でバラはNG?白バラを供えるには
父の日に贈る花と言えば「バラ」が定番です。
父が健在であれば赤いバラ、亡くなった父には白いバラを贈るのが定番になっています。
ですが、昔から棘のある花や匂いがきつい花は仏前には向かないとされ避けられています。
なので仏前にバラは不向きのようです。
しかしアメリカのソノラ・スマート・ドッドという女性が、白いバラを亡き父の墓前に供えたことから白いバラは父の日にお供えしても良いとされています。
ただし供える際は、棘を落として供えるのがいいそうです。
買う時に棘を落とすようお願いすれば、お花屋さんでもやってくれるので、買う際にお願いするのがいいと思いますよ。
父の日の仏壇に供える花はなに?種類と色
「父の日参り」をしたくても時間がなかったり、お墓が遠くて行けなかったりということもありますよね。
そんな時は、仏壇に花を供え感謝の気持ちを伝えるのもいいと思います。
白いバラでもいいのですが、バラ以外であれば淡いピンクや黄色、紫、白の花で花束を作るのが多いですね。
季節の花を入れるのもいいですよ。
ひまわりや白菊、ガーベラ、りんどう、ちょっと高級感でユリや欄などもいいと思います。
そして仏壇に供える場合は、花束では無く籠型のアレンジメントも最近多く見られるようになってきました。
籠型のアレンジメントであれば、簡単に置けていいですね。
他にも仏壇用のお花としてガラスケースに入ったものやブリザードフラワーを使ったものなど様々あります。
お父さんが好きだった花や好きな色の花などを選んでお供えしましょう。
父の日参り おわりに
父の日も父の日参りも感謝の気持ちを伝えるのは一緒。
我が家では、父は健在しているので、父の日に感謝の気持ちでプレゼントを贈っていますが、私の母は、仏前に祖父が好きだった牛乳とお花を供えているようです。
故人の好きだったものを供え、感謝を伝える。
とても大事な事ですよね。
父の日には、元気に頑張ってくれているお父さんにも亡くなったお父さんにも感謝の気持ちを伝えたいですね。