お粥とは米やご飯を多めの水で煮込んだ料理で、具合が悪いときに食べるだけでなく、脳の活性化やダイエット・美肌・便秘解消などに効果があるといわれています。
お粥はいつから食べられるようになったのでしょうか。
お粥の発祥や日本で食べられるようになった歴史とは?お粥の栄養そしてアレンジレシピなどを紹介します。
お粥の種類と栄養
お粥には、タンパク質やナイアシン・ビタミンB6・パンテント酸・ビオチンなどのビタミン類、カリウムやマンガンなどのミネラル類などの栄養が含まれています。
お粥の種類
お粥は大きく分けて4つの種類があります。
- 全粥
米と水の比が1対10以上で作った、とても柔らかなお粥です。
米の形がほとんど残っていないので、消化に良く胃腸の弱い人にオススメです。
- 七分粥
米と水の比が1対7で作った、やや柔らかなお粥です。
米の形が少し残っているので、全粥より食感があります。
- 五分粥
米と水の比が1対5で作った、普通のご飯より軟らかなお粥です。
米の形がハッキリと残っているので、噛み応えと満腹感を得ることができます。
主に離乳食や病院食として出されることが多いです。
- 三分粥
米と水の比が1対3で作った、普通のご飯より少し柔らかなお粥です。
米の形が完全に残っているので、普通のご飯とあまり変わりません。
お粥の発祥と歴史
詳しい資料がありませんが、お粥は中国で誕生したといわれています。
日本にお粥が伝わったのは紀元前1世紀頃で、普通の白ご飯のことを「粥」と呼んでいたそうです。
現在のような柔らかいお粥になったのは平安時代で、「ひめがゆ」や「しるがゆ」と呼ばれていました。
お粥をアレンジ!おいしいお粥レシピ
- クッパ風お粥(1人分)
【作り方】
- ショウガ(適量)をすりおろしておきます。
- 器に卵(1個)を割り入れ、溶いておきます。
- 鍋にご飯(120g)・水(200ml)を入れ、火にかけます。
- 沸騰したら、顆粒中華ダシ(小さじ1)・すりおろしたショウガを加えます。
- 塩(適量)で味を整えてから、溶き卵を入れます。
- 卵が固まったら完成です。
- チーズ粥(1人分)
【作り方】
- 鍋にご飯(120g)・水(150ml)を入れ、火にかけます。
- 沸騰したら、顆粒コンソメ(小さじ1)・塩コショウ(適量)を加え、味を整えます。
- 火を止めてから、ピザ用チーズ(適量)加え溶けるまでかき混ぜたら完成です。
- 豆乳粥(1人分)
【作り方】
- 器に卵(1個)を割り入れてから溶いて、溶き卵にします。
- 鍋にご飯(140g)・オリーブオイル(大さじ1)を入れ、良く混ぜ合わせます。
- 火にかけて炒めてから、溶き卵を加えます。
- 無調整豆乳(100ml)・バター(4g)を加えます。
- 沸騰直前になったら火を止めて、塩コショウ(適量)で味を整えます。
- 粉チーズ(5g)を加え、かき混ぜたら完成です。
- セリ粥(1人分)
【作り方】
- セリ(80g)は、食べやすい大きさに切ります。
- 鍋にご飯(200g)・水(500ml)を入れ、火にかけます。
- 沸騰したら、弱火にしてフタをして約10分煮込みます。
- 切ったセリを加えて1分温めたら完成です。
- ターメリック粥(1人分)
【作り方】
- ショウガ(適量)をすりおろしておきます。
- 鍋にご飯(200g)・ターメリック(小さじ1/2)・すりおろしたショウガ・塩(小さじ1/4)・水(300ml)を入れ、火にかけます。
- 沸騰したら中火にして、時々かき混ぜながら約8分煮込んだら完成です。
- フィリピン風粥(1人分)
【作り方】
- ゆで卵(1個)を作っておきます。
- 鶏モモ肉(1/2枚)は一口大、玉ねぎ(1/4個)はみじん切りにします。
- ニンニク(1片)はスライス・ショウガ(適量)はすりおろしておきます。
- ご飯(100g)は水で洗います。
- 鍋にサラダ油(大さじ1)・スライスしたニンニクを入れ、火にかけます。
- ニンニクがカリッと揚がったら取り出します。
- 切った鶏モモ肉・玉ねぎを入れて炒めます。
- 火が通ったら、水(250ml)・すりおろしたショウガを加え、中火でとろみがつくまで煮込みます。
- 器に盛り、ゆで卵・ニンニク・黒コショウ(適量)をトッピングしたら完成です。
- イタリアン粥(1人分)
【作り方】
- 鍋にご飯(200g)・水(200ml)・ミックスベジタブル(大さじ2)・バジルソース(小さじ1)・トマトケチャップ(小さじ1)を入れ、火にかけます。
- 沸騰したら、中火にして約1分煮込みます。
- 器に盛りつけ、粉チーズ(小さじ1)・黒コショウ(適量)をかけたら完成です。
お粥の誕生は?種類と栄養&アレンジレシピ さいごに
お粥は米を多めの水で煮込んだ、身体に優しい料理です。
具材や味付けによって、お粥のバリエーションが広がります。
自分好みの味付けや具材で、オリジナルのお粥を楽しんでみてはいかがでしょうか。