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布団はいつから使われている?日本の布団の歴史と布団の種類

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布団は快適に眠るための寝具で、中には綿や羽根などが入っています。

庶民が布団を使うようになったのは明治時代であるといわれています。

いつから布団が使われるようになったのでしょうか。

日本の布団の歴史を調べてみました。また布団にはどんな種類があるのか?

毎日の手入れや正しい保管方法についてまとめてみましたのでご紹介します。

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布団はいつから使われている?日本の布団の歴史

縄文時代ではゴザやむしろを敷いて寝ていました。

奈良時代になると中国から御床(ごしょう)と呼ばれるベッドが伝わり、平安時代では畳を重ねた八重畳(やえだたみ)で寝るようになりました。

しかしこれらは貴族や位の高い人たちが使っていたといわれています。

戦国時代になると綿が全国に流通するようになったことで、綿の入った着物を掛け布団のように使うようになりました。

綿の入った着物のことを夜着(よぎ)と呼んでいたそうです。

掻巻き(かいまき)、または御衣(おんぞ)とも呼ばれていて、肩まで覆うことができるため保温性に優れているという特徴があります。

これもまた身分の高い人たちだけが使っていたそうです。

夜着は現在でも東北地方で使われています。

明治時代になると海外から安い綿が入ってきたことで、綿布団が庶民に広まっていきました。

当時、庶民は布団を敷きっぱなしにするのが当たり前の生活をしていました。

海外の綿は吸湿性が高かったため、布団に大量のカビが発生してしまいました。

そのことがきっかけとなり、カビ対策として布団の上げ下ろしが始まりました。

現在では綿だけなく、羽毛やポリエステル・ウールなどを詰めた布団があります。

 

布団の種類

綿

綿わたを50%以上使っている布団で、日本だけでなく海外でも使われています。

繊維に撚りがかかっているため弾力性・保温性が良いです。

放湿性が良くないので、乾燥させないと布団が重くなるだけでなく、へたりが早くなってしまいます。

そのため、こまめに干して乾燥させる必要があります。

 

羽毛

ガチョウやアヒルなど水鳥の羽根を使った軽い布団で、保温性に優れています。

また吸放湿性にも優れているため、蒸れが少なく爽やかで快適に使うことができます。

収納するときにかさばるため場所を取ってしまいます。

また保管するときは虫に喰われないように注意する必要があります。

 

ポリエステル

ポリエチレンテレフタレートという化学物質を高温で融解してから繊維にした合成繊維を使った布団で、軽くて弾力性があります。

またホコリが出ないため、扱いが楽だけでなくホコリに敏感な人でも安心して使うことができます。

 

羊毛

羊毛を使った布団で、弾力が良く吸放湿性に優れています。

羊毛の表面はウロコ状になっていて保温性を高めてくれます。

弾力性は優れていますが、へたってしまうと戻るまでに時間がかかることがあります。

 

真綿

真綿を50%以上使った布団で、綿布団より軽く保温性・放湿性が高くなっています。

繊維がしっかりしているのでホコリが出にくくなっています。

値段が非常に高いことから、高級布団として扱われています。

 

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毎日の布団の手入れと正しい保管

 

毎日の手入れ方法

人は睡眠中にコップ1杯分の汗をかくといわれているので、朝起きて布団から出たら湿気を取る必要があります。

布団を押し入れにしまう前に掛け布団を敷き布団から外して、しばらく置いて湿気を発散させてから布団を片付けましょう。

また布団を立てることで、湿気の発散が良くなります。

布団を重ねるときは、敷き布団→掛け布団と重いものから軽いものへと重ねるようにしましょう。

 

保管方法

布団を保管するときにやっておきたいポイントを紹介します。

 

 

  • 布団を干す

カバー・シーツを外してからカビの発生やダニの繁殖を防ぐために布団を干す必要があります。

綿布団は天日干し、羽毛布団は風通しの良い場所で陰干しにします。

  • 防虫剤・カバー

防虫剤は無臭タイプを使い布団の間に挟んでから、通気性の良い木綿の風呂敷に包む、または専用のバックに入れてから保管しましょう。

ビニール袋など通気性の悪い袋に入れてしまうと中で蒸れてしまい、布団の品質を損なうことがあるので注意してください。

  • 保管場所

押し入れの上段など湿気の少ない場所に布団を保管しましょう。

また、布団を重ねるときは敷き布団→掛け布団と重いものから軽いものへと重ねます。

 

 

  • 日干し・乾燥

長期間布団を使わなくてもダニやカビの発生・臭いを防ぐために、時々保管場所から出して干すようにしましょう。

保管場所を開放し、除湿機を使って空気の入れ替え・乾燥をさせると耐久性が向上します。

 

布団の歴史と種類 さいごに

布団は奈良時代から使われていましたが、高級品のため身分の高い人たちしか使われていませんでした。

庶民が使われるようになったのは、明治時代からと歴史は浅いです。

布団は床や畳から身体を守るだけでなく、体温の低下を防いでくれます。

毎日布団を上げ下ろしして、大切に使うようにしましょう。

 

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