うどとはウコギ科タラノキ属の植物で春の山菜として知られています。
漢字では独活と書きますが、この名前にはどんな由来があるのでしょうか?
気になる独活の由来を調べてみました。
またアク抜きなどの下処理方法や、独活を丸ごと使ったおいしい簡単レシピなどを紹介します。
目次
うど(独活)とは 名前の由来は?
うどはウコギ科タラノキ属の多年草で、日本全国の山や朝鮮半島・中国・千島・樺太などにいる植物です。
主に日当たりの良い場所や傾斜地などに自生していますが、畑に植えるまたは植えてから日が当たらないようにワラや葉などをかぶせて白く柔らかく育てる軟化栽培で作られています。
高さは約1~1.5mまで成長しますが、大きいものでは2mになることもあるそうです。
食べられる部分は若葉やつぼみ・芽・茎などがあります。
漢字で書くと「独活」となりますが、もともとは中国の漢名で風もないのに独りで揺れているように見えるという意味があります。
うどは成長すると大きな葉っぱがつき、風に揺られているように見えることから独活という漢字が使われるようになったそうです。
うどのアク抜きや下処理の簡単な方法
うどはアクの強い山菜なので、調理する前に下処理とアク抜きをする必要があります。
下処理
- うどをキレイに洗います。
- 包丁の背で産毛をこそげ落とします。
- 太い茎は皮を剥いたら完了です。
※剥いた皮はキンピラや天ぷらにすることができるので、一緒にアク抜きをしておきましょう。
アク抜き方法
アク抜きには、主に酢水につけるまたは茹でるがあります。
- 酢水
- うどを食べやすい大きさに切ります。
- ボウルや鍋に水を入れてから、酢(小さじ1)を加え、酢水を作ります。
- 酢水にうどを入れて、約10分浸けておきます。
- ザルに入れて、水気をしっかり切ったら完了です。
- 茹でる
- うどを食べやすい大きさに切ります。
- 鍋に水を入れて沸かします。
- 沸騰したら、塩(小さじ1)を入れます。
- うどを入れて、約2分茹でます。
- ザルに入れて水気をしっかり切ったら完了です。
山菜うど丸ごとおいしく! レシピ
肉巻きフライ(4人分)
- うどの穂先(20本)を洗います。
- 豚バラスライス(200g)にうどの穂先をのせて巻いていきます。
- 卵(1個)・小麦粉(適量)・水(適量)を混ぜ合わせ、バッター液を作ります。
- うどの穂先を巻いた豚肉をバッター液に絡めてから、パン粉(適量)をつけます。
- 170度の油でキツネ色になるまで揚げたら完成です。
バルサミコ酢煮(2人分)
- うど(2本)の皮を剥き、斜め切りにします。
- うどを鍋に入れ、つかるまで水を入れます。
- 砂糖(大さじ3)・塩(適量)を加え、中火で約5分煮込みます。
- 醤油(小さじ1)・バター(5g)・バルサミコ酢(大さじ1)を加えて火を止めます。
- 冷めて味が染み込んだら完成です。
ハムチーズ春巻き(2人分)
- うどの太い部分の皮を剥いてから、アク抜きをします。
- アク抜きが終わったらザルに入れて、水気をしっかり切ります。
- スライスハム(5枚)は半分に切り、スライスチーズ(3枚)は1/4に切ります。
- 春巻きの皮(10枚)にスライスハム・スライスチーズ・うどをのせて巻いていき、水溶き片栗粉で閉じます。
- 170度の油でキツネ色になるまで揚げたら完成です。
皮のキンピラ(4人分)
- うどの皮(適量)は千切りにします。
- フライパンでサラダ油(適量)を熱してから、うどの皮を炒めます。
- 火が通ったら酒(大さじ1)・めんつゆ(大さじ1)を加えて混ぜ合わせたら完成です。
ガーリックライス(2人分)
- うど(1/2本)は短冊切り、ニンニク(1片)はスライスにします。
- フライパンでサラダ油(適量)を熱してから、ニンニクを入れて炒めます。
- 香りが立ったら、うどを入れて炒めます。
- ご飯(300g)・鷹の爪(適量)・顆粒だし(小さじ1)・塩コショウ(適量)・醤油(適量)を加えて炒め合わせたら完成です。
炒めナムル(3人分)
- うど(1本)は皮を剥いてから、薄い斜め切りにします。
- ニンニク(1片)はすりおろします。
- フライパンでゴマ油(適量)を熱してから、うどの茎を炒めます。
- ある程度火が通ったら、うどの葉を入れて炒め合わせます。
- すりおろしニンニク・醤油(大さじ1/2)・みりん(大さじ1/2)を加えて炒め合わせます。
- いりゴマ(適量)を散らしたら完成です。
うど(独活)とは さいごに
うどはシャキシャキとした食感が楽しめる山菜です。
アク抜きをする必要がありますが、皮まで食べることができるので、いろんな料理に使ってみてはいかがでしょうか。
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