里芋は日本では縄文時代から食べられています。
里芋を使った料理には揚げ物やコロッケ・汁物の具材などがありますが、煮物も良く作られています。
煮物には様々ありますが、里芋では煮物と煮っころがしが主な調理方法です。
煮っころがしと煮物はどんな違いがあるのでしょう。
違いや里芋の煮っころがしを美味しく作るコツ・里芋レシピなどを紹介します。
煮っころがしと煮物は何が違う?
煮物とは、だし汁で食材を煮てから塩や酒・醤油・砂糖・みりんなどの調味料を使って味付けした料理のことをいいます。
一方、煮っころがしは食材を焦がさないように鍋の中で転がし煮汁がなくなるまで煮詰めた料理で、煮ころばしとも呼ばれています。
煮物には煮汁がありますが、煮っころがしには煮汁がないという違いがあります。
里芋の煮っころがしの美味しい作り方のコツ
作り方(4人分)
- 里芋(1袋)の皮を剥いてから、半分に切ります。
- 鍋に切った里芋・だし汁(250ml)・砂糖(大さじ1)・みりん(大さじ2)・醤油(大さじ3)を入れ、弱火で煮ます。
- 里芋が柔らかくなってきたら、中火にします。
- 里芋が転がるように鍋をゆすります。
- 煮汁がなくなったら、器に盛り付けて完成です。
コツ
- 皮は厚めに剥く
里芋の皮の内側には筋があり食感が悪いので、実に残らないように少し厚めに皮を剥きましょう。
- 大きさは揃える
里芋の大きさを揃えることで、味が均等に染み込ませることができます。
- 平らな鍋を使う
里芋が重なってしまうと味にムラが出るだけでなく、下になった里芋が煮崩れてしまうことがあります。
平らな鍋を使って、里芋が重ならないようにしましょう。
- 火加減
強火で煮ると里芋の表面は煮えていても、芯が残っていることがあります。
また味が染み込んでいないこともあります。
弱火でコトコトと煮ることで味が染み込み、煮崩れを防いでくれます。
里芋を使った簡単レシピ!アレンジでひと味違うおかずを
グラタン(4人分)
- 里芋(12個)の皮を剥き、一口大に切ってから耐熱皿に入れラップをかけます。
- 電子レンジに入れ、600Wで約5分加熱します。
- 玉ねぎ(150g)はみじん切りにしてから、耐熱ボウルに入れます。
- 合い挽き肉(200g)・ケチャップ(大さじ3)・中濃ソース(大さじ2)・コンソメ(5g)・野菜ジュース(100ml)・塩(適量)・コショウ(適量)を加え混ぜ合わせラップをかけます。
- 電子レンジに入れ、600Wで約5分加熱します。
- 1度電子レンジから取り出し、全体を混ぜ合わせてから再び電子レンジに入れ600Wで約5分加熱しミートソースを仕上げます。
- グラタン皿に里芋を並べてから、ミートソースをかけます。
- 生クリーム(200ml)を回しかけ、グラタン用チーズをかけます。
- オーブントースターで約10分焼いたら完成です。
味噌バター炒め(3人分)
- 味噌(小さじ1)・みりん(小さじ1)を混ぜ合わせて味噌ダレを作ります。
- 里芋(3個)の皮を剥き、一口大に切ってから茹でます。
- フライパンにバター(大さじ1)を入れ熱してから、茹でた里芋を入れ炒めます。
- 味噌ダレを加え、里芋に絡めたら完成です。
ココット(1人分)
- 里芋(3個)の皮を剥き、一口大に切ります。
- 切った里芋を耐熱皿に入れラップをかけます。
- 電子レンジに入れ、600Wで約4分加熱します。
- 味噌(大さじ1)・マヨネーズ(大さじ1)・めんつゆ(大さじ1)を混ぜ合わせてソースを作ります。
- 里芋とソースを絡めます。
- ココットに里芋・とろけるスライスチーズ(1枚)を入れます。
- オーブントースターで約5分焼いたら完成です。
炊き込みご飯(2合分)
- 米(2合)を洗い炊飯器の内釜に入れてから、水(2合分)を入れておきます。
- ニンジン(1/4)本は細切り、油揚げ(1/2枚)・鶏もも肉(1/4枚)・里芋(1個)は食べやすい大きさに切ります。
- 顆粒だし(小さじ2)・醤油(大さじ2)・みりん(大さじ2)と切った具材を加えます。
- 炊飯器で炊き上がったら完成です。
里芋の煮物と煮っころがし違いとレシピ さいごに
煮っころがしと煮物は同じように思われがちですが、煮っころがしは煮汁がほとんどない煮物のことをいいます。
里芋の煮っころがしは、しっかりと味を染み込ませることで美味しくなるので火加減に注意しながらコトコトと煮込んでください。
里芋は煮物だけでなく、いろんな料理に使うことができるので挑戦してみてくださいね。