牡蠣はそのまま食べても美味しいですが、揚げる・煮る・焼くなど牡蠣料理にしてもおいしく食べることができます。
普通に鍋物に牡蠣を入れるだけでもおいしいですが、牡蠣と味噌を使った土手鍋が広島県の郷土料理として有名です。
名前は聞くけどどんなもの?と思ったので牡蠣の土手鍋の作り方を調べてみました。また美味しい食べ方などをご紹介。
目次
牡蠣の土手鍋は簡単!作り方とコツ
広島県の郷土料理として有名な牡蠣の土手鍋とは、土鍋のフチに味噌で土手を作り牡蠣や豆腐・野菜などを煮ながら食べる鍋物です。
土手につけた味噌を少しずつ溶かしながら食べるので、自分好みの濃さに調節することができることが特徴になっています。
牡蠣の土手鍋は安芸郡(現在の広島県)矢野町に住んでいた牡蠣の行商人だった土手吉助が、大阪へ牡蠣を売りに行ったときに牡蠣を使った鍋料理を作ったことから呼ばれるようになったといわれています。
作り方(2人分)
- ボウルに水(500ml)・塩(大さじ1)を入れて塩水を作り、牡蠣(200g)を入れます。
- 牡蠣をふり洗いをして汚れを落としてから、軽くすすいでから水気を拭き取ります。
- 鍋に水(600ml)・昆布(10g)を入れ、約30分昆布を水に浸しておきます。
- 鍋を中火にかけ、沸騰寸前になったら昆布を取り出します。
- 白菜(4枚)は縦半分に切ってから3cm幅、シイタケ(4枚)は石づきを取ってからカサに十字の切り込みを入れ、豆腐(1丁)は一口大、ネギ(1本)は1cm幅、春菊(1/2束)は長さ5cm、に切ります。
- シメジ(1パック)は石づきを取ってから、小房に分けます。
- ボウルに赤味噌(大さじ5)・白味噌(大さじ3)・みりん(大さじ1)・酒(大さじ1)を入れ混ぜ合わせて、合わせ味噌を作ります。
- 土鍋のフチに合わせ味噌を塗り、だし汁(300ml)を入れて火にかけます。
- 煮立ったら白菜・シイタケ・ネギ・豆腐・シメジを加えます。
- 火が通ったら牡蠣を加え、合わせ味噌が溶け出したら春菊を加えます。
- 春菊に火が通ったら完成です。
コツ
- 牡蠣は煮込みすぎると身が縮み固くなるので注意しましょう。
- 合わせ味噌を塗ってから、炙ると香ばしさがでます。
牡蠣の一番美味しい食べ方とは?
フライや蒸す・焼くなど牡蠣にはいろんな食べ方がありますが、1番美味しい食べ方は生の状態で食べることです(^o^)
生食用の牡蠣を塩水でふり洗いしてから、レモンやポン酢・大根おろしと和えるなど味わうことができます。
牡蠣で作るお薦めレシピとおつまみ
おつまみにもなる牡蠣レシピを紹介します。
オリーブオイル漬け
冷蔵庫で約1週間保存することができます。
【作り方】(1人分)
- 牡蠣(200g)は塩水でふり洗いをして汚れを落とし、水気を拭き取ります。
- フライパンでオリーブオイル(大さじ1)を熱してから、牡蠣を並べます。
- 水分がなくなり身がぷっくりしてきたら、オイスターソース(小さじ1)を加えて絡めます。
- 煮沸した瓶に牡蠣を入れます。
- 牡蠣にかぶるまでオリーブオイルを入れます。
- 2日ほど置いて味が馴染んだら完成です。
チーズホイル焼き
旨味がギュッと詰まったホイル焼きです。
【作り方】(1人分)
- 牡蠣(100g)を塩水でふり洗いをして汚れを落とし、水気を拭き取ります。
- ニンニク(1かけ)はフライス、シメジ(1/2パック)は石づきを取ってから小房に分けます。
- 二重にしたアルミホイルに牡蠣とシメジをのせ、アルミホイル端をつまんで器型にします。
- ピザ用チーズ(適量)をのせ、オーブントースターで約15分焼いたら完成です。
ガーリックバター炒め
味が濃いのでご飯にも合う1品です。
【作り方】(2人分)
- 牡蠣(1パック)を塩水でふり洗いをして汚れを落とし、水気を拭き取ります。
- 小麦粉(適量)を牡蠣に振りかけます。
- ニンニク(1かけ)はスライス、ホウレン草(1/2束)はザク切りにします。
- フライパンでサラダ油(適量)を熱してから、牡蠣を入れます。
- 牡蠣の両面に焼き目がついたら取り出します。
- フライパンの汚れを拭き取り、オリーブオイル(適量)・スライスしたニンニクを入れ火にかけます。
- ニンニクから香りが出たら、ホウレン草を入れ炒めます。
- しんなりとしてきたら再び牡蠣を入れ、バター(10g)・醤油(小さじ1)・塩コショウ(適量)を入れ全体を混ぜ合わせたら完成です。
牡蠣の土手鍋作り方 さいごに
牡蠣の土手鍋は味噌を少しずつ溶かして食べることで、味の変化が楽しめる鍋料理です。
牡蠣を煮込みすぎないように注意しながら、味わってみてはいかがでしょうか。
♪ところで牡蠣についていろいろ知りたくなったりしませんか?生食用と加熱用の違いなんかはこちらの記事に書いてあります。
合わせてご覧いただければと思います。
牡蠣の生食用と加熱用の違いとは?見分け方と選び方 洗い方は塩水?