良い縁起がくるようにと縁起を担ぐ、または験(げん)を担ぐことがありませんか。
縁起を担ぐとは、どんな意味があるのでしょう?
何気なく使うことばにも、縁起を担いで・・・などがよく言われますね。
またなにか行動する時に、縁起を担いでこの日にする!などというのがありますよね。
縁起を担ぐことの意味や縁起のいい日などをまとめました。
目次
縁起を担ぐとは?日本人はなぜ縁起を担ぎたがるの?
日本人は昔から言葉にも霊魂が宿っていると思われていて、口にした言葉が現実に何らかの影響を与え、ある言葉を発すると目標が現実になる、またある言葉を発したことで悪いことが起こると考えられています。
言葉の霊力や呪力を信じ、縁起の良い言葉などで縁起を担ぐのは、日本人にとって言葉は昔から大切にしてきたからといわれています。
縁起を担ぐというのはどんな意味?
縁起を担ぐとは、ある物事に対して以前行って良い結果が出た行為などを再び良い結果を得られるようにと願いを込めて繰り返し行うことで験を担ぐともいいます。
験を担ぐの由来は江戸時代に逆さ言葉が流行し、えんぎ→ぎえん→げんと変化し、現在では験という漢字が当てはめられました。
験という漢字には、仏道での修行や祈祷の効果という意味があり縁起を担ぐという言葉も仏教に由来するものであるといわれています。
縁起担ぐのにいい日とは?この日なら成功する?
縁起を担ぐには習慣や食べ物などがありますが、縁起を担ぐのに良い日もあるそうです。
縁起を担ぐのに良いといわれている日をご紹介します。
寅の日(とらのひ)
月に2~3回ある金運招来日と言われていてお金を招き寄せてくれる、または出て行ったお金がすぐに戻ってくるともいわれています。
お金を稼ぐ・お金を使う・お金を支払うなど、お金にまつわる行動は吉となりますよ。
また結婚式やイベントなどでお金を使う日が寅の日以外の時は、寅の日に準備をしておくのも縁起が良いといわれています。
一粒万倍(いちりゅうまんばいび)
一粒の籾は万倍にも稔稲穂になるという意味がある日で、自分の行いも万倍になる日ともいわれています。
新しいことを始めるということは種をまくと同じことで、万倍の利益や収穫が期待できるそうですよ。
ただし、この日に借金をすると借金額が増える、または物を借りると借りた時の苦労が万倍にもなるといわれているので注意しましょう。
友引(ともびき)
厄が周囲に及びやすい、または勝敗が決まらない日ともいわれていますが、結婚式や入籍の場合はおめでたいことを友に引き込むと考えられています。
逆に通夜・葬儀を行うと友を引いていくといわれているため行われることはありません。
天赦日(てんしゃにち)
百神が天に昇り、天が万物の罪を赦す日といわれている最上の大吉日といわれていて、年に5~6回しかありません。
結婚や結納・入籍などの慶事、引っ越し、開業、財布の新調などを行うのに最適な日です。
母倉日(ぼそうにち)
母が子を育てるように、天が人間をいつくしむという意味のある日で、結婚式や家を建てる・修理する・引っ越しをするなどに縁起がいいそうですよ。
先勝(せんしょう)
先んずれば必ず勝つという意味があり、何事も急ぐと良い日であるといわれています。
14時までに受験の出願日や願書到着日・合格祈願などを行うといいそうですよ。
ただし14時から18時の間は凶になるので、午後になってからどうしてもその日のうちにしなければいけないことがある場合は、18時以降にしましょう。
大安(たいあん)
何をするにも縁起が良いといわれている日で、結婚式や結納・引っ越し・開業・財布を新しくする・神社へのお参りなどを行うといいそうです。
また金運アップに良いといわれている一粒万倍日と重なった大安の日に財布を新しくする、貯金を始めると縁起が良いとといわれています。
縁起を担ぐとは さいごに
日本人は昔から物事の吉凶を気にしているため、良い結果になるようにと願いを込めて縁起を担いできました。
縁起を担ぐことで緊張をほぐし自信をつけることができるといわれています。
縁起が良いといわれている日に合わせて何かを行うことで良い結果になるようにという思いがあるんですね。
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