災害発生時に食糧の確保が困難なときに役立つのが非常食です。
しかし、せっかく準備していても賞味期限切れになっていて使えなくなっていたということがありませんか。
非常食として用意しておくとよい食糧の種類やストックした非常食を上手に管理する方法などを知ることは無駄にしない為には大切です。
ローリングストックの方法などの紹介です。
目次
非常食の種類はどんなものがいい?
非常食として用意しておくには、どんな種類がいいのでしょうか。
非常食に適したものをピックアップしてみました。
缶詰
ブリキやアルミなど金属の容器に食品を詰め空気を抜き密封してから、熱を加え殺菌してある食品のことです。
肉や魚などのお惣菜系や主食のパン、ケーキやフルーツなどのデザート系などがあり、賞味期限は約3~5年となっています。
レトルト食品
アルミ箔やポリエステルなどの袋に調理済みの料理を入れて密封してから、高圧高温で殺菌してある食品のことです。
カレーやシチュー・ハンバーグ・パスタソース・丼物の具材などがあり、賞味期限は約1~3年です。
カップ麺
容器に乾燥麺または生麺・具材が入っていて、熱湯を注ぎ数分間待てば食べられるようになっている食品で、ラーメンやそば・うどん・焼きそば・パスタなどがあります。
賞味期限は約6ヶ月となっています。
乾物
野菜や海藻類・魚介類などの食材を乾燥させ長期保存できるように加工した食品で、切り干し大根やワカメ・しいたけ・高野豆腐・ひじきなどがあります。
水やお湯などに浸して柔らかくしてから料理に使います。
賞味期限は約1~2年となっています。
フリーズドライ
調理済みの料理や食材などを急速凍結し、真空状態で乾燥させた食品です。
味噌汁やスープ・リゾット・丼物の具材などがあり、お湯を注いで数分間待つことで食べることができます。
賞味期限は約3~5年となっています。
アルファ米
炊いた米を乾燥させてあり水やお湯で数分間待つことで食べることができます。
白米や赤飯・ピラフ・炊き込みご飯・お粥などがあり、賞味期限は約5年となっています。
非常食をローリングストックする管理方法
非常食を用意したけど、賞味期限が切れていて食べられなくなっていたなんていうことがあります。
用意しておいた非常食を無駄なく保存する方法としてローリングストック法があります。
ローリングストックとは賞味期限が切れそうな非常食を食べて、新しく買い足して賞味期限切れを防ぐ管理方法です。
賞味期限切れを防ぐだけでなく、非常食を普段から食べ慣れていることで味に慣れる・食べ方を工夫することができるというメリットがあります。
ローリングストックできる食品のお薦め
非常食の他にローリングストックできる食品にはどんなものがあるのかを紹介します。
冷凍食品
自然解凍できるタイプの冷凍食品は被災直後の食事として使うことができます。
ドリンクゼリー
不足しがちな水分と栄養を同時に取ることができます。
お菓子
チョコレートやキャンディ・ビスケット・クッキーなど甘い物や自分の好きなお菓子があれば、ストレスを緩和することができます。
小分けタイプになっているとキレイな状態でシェアすることができますよ。
野菜ジュース
飲み物として使うだけでなく、料理に使うこともでき野菜不足解消に役立ちます。
砂糖の入っていない1回飲みきりタイプを選ぶといいですよ。
日持ちする野菜
ジャガイモやサツマイモ・ニンジン・ゴボウなど常温で保存できるので、味噌汁やスープの具材などで調理することができます。
牛乳・豆乳
常温で保存できるタイプがあるので、たんぱく質を補給することができます。
魚肉ソーセージ
魚のすり身を原料にしたソーセージで常温保存することができます。
そのまま食べるだけでなく、スパゲティや焼きそばなどの具材にすることができますよ。
非常食のローリングストック さいごに
災害はいつ起きるか分からないので、非常食を準備しておくことは大切です。
しかし非常食を準備したからと安心してそのままにしておくと、賞味期限が切れて使えなくなってしまっては意味がありません。
常日頃から賞味期限をチェックする、食べる、補充するという方法ローリングストックを活用して、非常食を上手に管理してみてはいかがでしょうか。
♪非常食も食べるときは美味しく食べたいですね。こちらの記事もご覧いただければと思います。
非常食のローリングストックはレシピで一工夫!簡単缶詰のレシピ