火の国熊本で有名な阿蘇神社(あそじんじゃ)は、日本の九州中央部、熊本県阿蘇市にある神社です。
古くは「阿蘓神社」とも記したようです。(銘板が現存)
阿蘇神社は、実は熊本県だけじゃなく全国にあるんですね。
身近なところにもある阿蘇神社について調べてみました。
阿蘇神社のご神体は火山
この阿蘇神社の御神体は火山です。
阿蘇山は噴火を繰り返している活火山ということは多くの方がご存知でしょう。
この阿蘇神社は2000年以上前から火山を祀ってきた神社です。
阿蘇神社の起源は大変古いのですが、それもそのはず。
この神社は日本を作ったとされる神武天皇のお孫さんが起源なのです。
また阿蘇神社は国造神社とも言われています。
国造とは国家の行政に大きな役割を果たす人を神様としてお祭りすること。
国に影響を与えるほど、それだけ由緒正しいところだということです。
御神体が火山だけに阿蘇神社の神さまは火を司ります。
火は昔から命や生産といったことを意味します。
作物が育つことを祈願して、農耕祭りや五穀豊穣が祈られるのはこうした理由からです。
だから全国に450から500社ほど系列の神社があるということなのですね。
日本は火山大国。
どこに行っても火山は存在しています。
そして多くの山が噴火経験があります。
古代から私たちの先祖は阿蘇山を含めた火の山を神として崇めてきたという訳ですね。
絶景!城山展望台から阿蘇五岳が一望できる!
大分県湯布院と阿蘇一の宮町の間、県道11号線に城山展望台があります。
阿蘇の山並みを眺めるには抜群の位置にある展望台です。
この展望台から阿蘇五岳を望むことができます。
阿蘇五岳までの間には阿蘇谷が広がり、美しい田畑となっています。
城山展望台までの道すがらはのどかな田園風景が続きます。
阿蘇五岳とは、阿蘇山を中心に、中岳、根子岳、烏帽子岳、杵島岳からなる火山群です。
今でも活動を活発に続ける阿蘇山の勇壮な姿。
そしてその周辺に連なる山々。
深い緑色で織りなされるその景色は自然の雄大さを大きなスケールで見せつけてきます。
人間はちっぽけだと感じさせられます。
小さなことでくよくよしているのが馬鹿らしくなってしまうほどに。
心や頭をリフレッシュさせるには抜群の景色です。
なるべく晴れた日がおすすめです。
空の青さと山の緑のコントラストの見応えをより強く感じることができますよ。
阿蘇の絶景は大観峰で!
阿蘇の大観峰は阿蘇市内にある山で標高935.9メートル。
阿蘇五岳を望むには最高の場所です。
阿蘇の北外輪山の最高峰です。
ここからは涅槃像にも例えられる阿蘇五岳を見ることができます。
そしてこの阿蘇五岳を取り囲むように存在するカルデラが大観峰です。
火山の荘厳さはもとより、その裾野に広がる阿蘇谷と大観峰。
さらに大観峰の見応えはそのカルデラ壁にもあります。
丘陵のラインは新緑の頃は青空との対比が美しく、一度目にすると忘れられない景色です。
広大な自然の作り出す丘陵は圧巻です。
国道212号がカルデラ内外を繋いでいて、「ミルクロード」(熊本県道45号)沿いの当山へのアクセスは容易で、駐車場も整備されています。
阿蘇エリアでは人気の展望スポットとして知られていて、多くの観光客が訪れています。
ただしかなり開放的なところにあるため、大変風の強いところでもあります。
防寒対策をお忘れなく。
阿蘇神社 さいごに
阿蘇五岳や大観峰を見ると自然の圧倒的パワーを感じます。
だから自然から英気を養うことができるのかもしれません。
そしてその力を神様のものとして長年崇め続ける阿蘇神社。
歴史と自然の壮大さを感じに是非訪れてみてはいかがでしょう。