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万華鏡!この神秘的で奥深いものはいつからあるの?種類や歴史や由来は

投稿日:2018-12-05 更新日:

 

筒の中をのぞきながらクルクルと回すと、様々な模様を見せてくれる万華鏡。

民芸店などでお土産として売られているのを見かけますよね。

そのくらい定番になっている万華鏡。

万華鏡が織りなす美しい模様には魅了されてしまいます。

誰が考え出したのか?どんな経緯でこんなにも広まったのか・・あなたは興味ありませんか?

今回はそんな万華鏡の歴史・仕組みなどをリサーチしてみました。

 

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万華鏡の歴史

万華鏡とは、筒の中に鏡を貼りビーズや色の付いたガラスの破片・小さく切ったセロファン紙を入れて、筒を回しながら小さな穴を通して様々な模様を楽しむ玩具です。

昔から日本にある玩具と思われがちですが、その起源?というか始めては、実は1816年にスコットランドの物理学者ディヴィッド・ブルースター氏によるものでした。

 

灯台の光を遠くまで届けるようにする鏡の組み合わせによる偏光の実験で発明、1817年にカレイドスコープ(kaleidoscope)という名前で特許を取得したと言われています。

カレイドスコープはギリシャ語の「Kalos­­=美しい、Eidos=形・模様、Scope=見るもの」の3の言葉を合わせた造語です。

 

 

万華鏡の由来

日本には1819年に輸入されました。

紅毛渡り更紗眼鏡(こうもうわたりさらさめがね)と呼ばれていて、覗くと左右対称の更紗文様(さらさもんよう)が見えるようになっていたそうです。

大阪では偽物が出回るほどの人気となりました。

江戸末期にはたくさんの色が見えることから百色眼鏡(ひゃくいろめがね)、明治時代には中国から万華筒(ワンホァトゥ)という名前で輸入されました。

万華筒の「筒」を百色眼鏡の「鏡」に入れ替えて、万華鏡と呼ばれるようになりました。

 

 

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万華鏡の種類

筒の先端に取り付けたオブジェクトには、様々な種類があります。

 

チェンバータイプ

ビーズやガラス・金属などを入れたオブジェクトケースが付いている、万華鏡に良くあるタイプです。

筒とオブジェクトケースが一体化している、またはオブジェクトケースが交換できるようになっています。

 

ワンドタイプ

ビーズやガラス・金属などのオブジェクトをオイルと一緒に入れた棒状または試験官のようなガラス容器・ワンドが取り付けられています。

ワンドを回転させる、または本体ごと上下逆さに動かすことでオイルの中で流れる模様を見ることができます。

 

ホイールタイプ

円形のオブジェクトを取り付けたもので、本体を回転させて模様を見ます。

ホイールには、好きな色ガラスをステンドグラスにしたものや、

2枚の透明なホールに押し花を挟んだものなどがあります。

 

ドラムタイプ

色ガラスを貼り付けたドラムを取り付けたもので、指でゆっくりとドラムを回転させることで模様を見ることができます。

 

マーブルタイプ

マーブル模様のガラス玉を取り付けたもので、ガラス玉を回すことで模様を見ることができます。

ガラス玉にオイルを入れたリキッドオーブもあります。

 

テレイドスコープ

水晶・ガラス・アクリルなどの透明な球体を取り付けたもので、景色や花・植物などを万華鏡のような模様として見ることができます。

 

万華鏡といっても、いろんなタイプのものがあるんですね(^^)

調べていくと、普段みることのないような万華鏡もみてみたくなります。

 

 

万華鏡の仕組みはどうなっている?

万華鏡は鏡の反射を利用したもので、2ミラーシステムと3ミラーシステムの2つの基本システムがあります。

 

2ミラーシステム

2枚の鏡と黒い紙などで三角柱を作り、頂点の角度の違いでポイント数が変わり円形や多角形の模様になります。

 

3ミラーシステム

3枚の鏡で三角柱を作ることで全面反射となるので、映像が無限に拡がります。

角度の組み合わせによって、正三角形や二等辺三角形などの模様を作ることができます。

この他にも、4枚の鏡を使って四角い模様を見せる4ミラーシステム、円柱の鏡で渦巻き状の模様を見せるサークルミラーシステムなどがあります。

 

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万華鏡のことなら博物館や美術館にミュージアムで!

日本各地には万華鏡を扱った博物館・美術館などがあります。

どんなものがあるのでしょうか(^^)

 

仙台万華鏡美術館

秋保温泉郷の入り口に

見る・触れる・作ることのできる体験型ミュージアム 

として1999年8月に開館しました。

大型万華鏡、アンティーク作品、実際に触って動かせる万華鏡などが展示されています。

季節ごとに展示品を入れ替えているので何度でも楽しめる美術館です。

 

画像元:仙台万華鏡美術館

 

【住所】宮城県仙台市太白区茂庭字松場1-2

【電話番号】022-304-8080

【開館時間】9:30~17:00

【休館日】無休(都合によって休館の場合あり)

【入館料】一般・大学生\900、小人\450、70歳以上\450

 

京都万華鏡ミュージアム

国内外の作家作品約300点のコレクションを季節ごとにテーマを設けて、

常時50点の万華鏡を展示しているミュージアムです。

2004年6月に開館しました。

展示中の万華鏡は手で触ることができます。

 

画像元:京都であそぼうART

 

【住所】京都市中京区姉小路通東洞院東入曇華院前町706-3

【電話番号】075-254-7902

【開館時間】10:00~18:00

【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始

【入館料】大人\300、小中学生\200、乳幼児無料

 

日本万華鏡博物館

万華鏡コレクター・大熊進一氏の個人博物館です。

1998年渋谷鶯谷にて開館、2012年9月に川口市幸町に移転オープンしました。

館長の解説付きの「見るコース」と「作るコース」があり、

予約優先となっています。

 

画像元:SR

 

【住所】埼玉県川口市幸町2-1-18-101

【電話番号】048-255-2422

【開館時間】10:00~18:00

【休館日】不定休

【入館料】見るコース\1,000、作るコース\2,500~\8,000

 

アトリエ・ロッキー万華鏡館

伊豆高原にある10人で館内がいっぱいになる小さな万華鏡美術館です。

2000年3月にオープンしました。

国内外の万華鏡作家の作品を展示販売しています。

プロ仕様のミラーを使った本格的な万華鏡を作れる体験コースがあります。

画像元:ネタりか

 

【住所】静岡県伊東市八幡野1353-58

【電話番号】0557-55-1755

【開館時間】10:00~16:00

【休館日】火・水・木曜日(5月(GW)、8月(お盆)、年末年始は開館)

【入館料】大人\500、小人\400

 

万華鏡歴史 さいごに

昔からよく見かける万華鏡は日本発祥ではなかったんですね。

スコットランドで発明されていたとは意外でした。

鏡の枚数・角度によって見える模様が違ってくるのも万華鏡の魅力です。

博物館へ行っていろんな万華鏡を見たり、実際に作って楽しんでみたり・・

万華鏡の魅力を体感してはいかがでしょうか。

 

 

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