ここ数年日本だけでなく、世界各地で大きな地震が続いています。
どうして地震が起こるのでしょうか?
地震とはどんなものなのか、なんとなくはわかっているつもりでも専門用語が出てくると?となります。
知らないことも多いので地震の原因・種類、地震に関係のある用語などを調べてみましたのでご紹介します。
地震とは?
地球の下にあるプレートと呼ばれる岩盤が、何らかの原因で急激に破壊される自然現象を地震と呼んでいます。
岩盤の破壊によって放出されたエネルギーが地震波となって、地中で四方八方に広がり地面に到達して揺らします。
地震の原因と種類について
地震は地球の下にあるプレートと呼ばれる岩盤にズレが発生することで起きます。
そのズレによって、地盤に負荷がかかり耐えきれなくなったことで、割れや跳ね上がりが起こり動くことで揺れが起きます。
地震の種類
主に3種類あるといわれています。
- 海溝型地震(かいこうがたじしん)
海底火山によって作られる海洋プレートと大陸を作る大陸プレートがぶつかり、海洋プレートが大陸プレートの下に潜り込んでしまいます。
これによって、大陸プレートの先端が少しずつ引き込まれ、海洋プレートとの間にひずみが蓄積されていきます。
大陸プレートが蓄積されたひずみに耐えきれなくなり、引きずり込まれていた部分が元へ戻ろうとしたときに大きなエネルギーが放出され発生する地震です。
小さな縦揺れの後に大きな横揺れが発生することが多いです。
地震の規模が大きいので建物の倒壊や火災だけでなく、大きな津波が発生することもあります。
- 断層型地震(だんそうがたじしん)
地下深くにある岩盤には多くの割れ目があり、それらはかみ合っています。
岩盤が移動することによって大きな力が加わり、かみ合っていた部分が壊れてしまいます。
そのため、上下や水平方向へとズレが発生することがあります。
その衝撃が揺れとなって地面に伝わって発生する地震です。
突き上げるような縦揺れ・揺れている時間が短いという特徴があります。
- 火山性地震(かざんせいじしん)
マグマの動きや熱水の活動・火山の噴火によって発生する地震です。
マグニチュード5以下の地震が多く、震度も1以下であることが多いですが、まれに大きな地震が発生することがあります。
プレートとは?地震にまつわる用語いろいろ
- プレート
厚さが約200kmの岩盤で地球の表面を覆っている層のことです。
層は、いくつかのブロックに分かれていて、1年で約数cm移動するといわれています。
そのため、プレートが境界線上で押し合う・跳ね上がる・内部でズレが生じるなどで地震が起きます。
日本付近には、北米プレート・太平洋プレート・フィリピン海プレート・ユーラシアプレートの4つがあるので、地震が多く発生する状態になっています。
地震に関する用語
- 震度
地震発生時、生活をしている場所で揺れた強さを数字で表しています。
【主な震度の大きさ】
震度0:揺れを感じない
震度1:屋内で静かに過ごしていると、わずかな揺れを感じる人がいる
震度2:屋内で静かに過ごしている大半の人が揺れを感じる
震度3:屋内にいるほとんどの人が揺れを感じる
震度4:揺れに驚く人が多く、吊り下げている物が大きく揺れる
震度5:棚にある食器や本などが落ちてくる、固定していない家具が倒れてくる
震度6:固定していない家具が倒れてくる、動くことができなくなる
震度7:耐震性の低い建物が傾く、または倒れてくる
- マグニチュード
地震の大きさを数字で表しています。
【マグニチュードの目安】
マグニチュード1~3:微小地震
マグニチュード3~5:小地震
マグニチュード5~7:中地震
マグニチュード7~8:大地震
マグニチュード8以上:巨大地震
- 本震(ほんしん)
地震が起きたときの地域で、連続発生した地震のうち最も規模の大きな地震のことをいいます。
- 前震(ぜんしん)
本震が起きる前に震源域となる場所で発生した地震のことをいいます。
本震の直前、または数日前に発生することが多いです。
しかし本震が発生する前に、前震だったかを判断することは難しいといわれています。
- 断層(だんそう)
陸や海底の岩盤が長期間の地殻変動によってできた大きな裂け目のことをいいます。
- 活断層(かつだんそう)
数十万年以降に繰り返し活動していて、将来も活動すると予想される断層のことをいいます。
地震とは? さいごに
地震はプレートと呼ばれる岩盤がズレることで発生します。
日本付近には4つのプレートがあるため、地震が多く発生しやすいといわれています。
地震とは、どんな現象なのかを確認してみてはいかがでしょうか。