自分では自覚しにくいのがいびき。
いびきとは、睡眠中に鼻や喉の空気の通り道が狭くなることで、呼吸とともに出てしまう音です。
いびきは場合によっては、家族だけでなく近所迷惑になってしまうことがあります。
どうして、いびきが出てしまうのでしょうか。
知りたいいびきの原因や治し方・対策などを調べてみたのでまとめのご紹介です。
いびきの原因は疲れ以外にも!原因を探るには?
いびきは鼻や喉の空気の通り道である気道が狭くなったことで、呼吸するときに喉が振動して音が出てしまう現象のことです。
特に睡眠中は、喉を支えている筋肉が緩んでしまうので喉が狭くなってしまいます。
また日本人の顎が小さいこともあり、いびきが出やすいともいわれています。
いびきの原因として疲労が溜まっていることがあげられますが、「一時的な原因」と「慢性的な原因」があります。
一時的な原因
- 疲労や飲酒
舌の筋肉が緩んでしまうことで、喉の方へ落ち込み気道を狭くしてしまいます。
- 枕
枕が高すぎると気道が狭くなってしまいます。
また枕が低すぎると、口が開きやすくなり口呼吸となり、いびきが出やすくなってしまいます。
慢性的な原因
- 肥満
気道周りの脂肪が厚くなっていることで、気道が狭くなってしまいます。
- 口呼吸
口周りの筋肉が緩んでいるため、舌が喉の方へ落ち込み気道を狭くしてしまいます。
- 扁桃やアデノイドの肥大
粘膜が腫れることで、気道が狭くしてしまいます。
いびき対策と原因別の治し方
- 飲酒の場合
アルコールの麻酔作用によって筋肉が緩み、舌が喉の方へ落ち込んでしまいます。
お酒は飲み過ぎないように注意しましょう。
- 枕の場合
高すぎる、または低すぎると気道が狭くなってしまいます。
自分に合った枕を使うようにしましょう。
枕を選ぶ時のポイント
肩と背中が布団につく
首に圧迫感がない
頭が安定している
布団から腰が浮かない
硬さや質感が自分に合っている
- 肥満の場合
体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}でBMIという指標が算出されます。
BMIが25以上であれば、肥満ということになるので食生活を改善して適度な運動を取り入れるようにしましょう。
- 減量のポイント
1日3食、栄養バランスの良い食事を取る
※食事を抜いてしまうと代謝が落ちてしまい痩せにくくなります。
1回約30~60分のウォーキング・水泳・ストレッチ・ジョギングなどの運動を毎日続ける
- 口呼吸の場合
口の中・喉が乾燥することで、ホコリや塵も一緒に吸い込んでしまいます。
そのため、喉が炎症を起こし、いびきをかいてしまいます。
部屋が乾燥しないように湿度を保つようにしましょう。
- 扁桃やアデノイドの肥大の場合
外科手術で扁桃やアデノイドの肥大を取り除くことでいびきを解消する可能性が大きくなります。
ただし、鼻孔と口腔の間にある壁である軟口蓋の一部を切除する方法がありますが、数年後に治療した場所の傷跡が原因で再発する可能性があるので注意する必要があります。
- その他
寝る姿勢
仰向けで寝てしまうと、舌が喉の方へ落ちてしまうために気道が狭くなりいびきをかいてしまうことがあります。
寝る姿勢を横向きにすると、舌が喉の方へ落ちることが少なくなります。
タバコをやめる
タバコは気道の粘膜を刺激して、炎症を起こすことで狭くなってしまいます。
タバコをやめることでいびきを改善することができます。
鼻づまり
布団のダニやホコリが原因で鼻づまりが起こる可能性があります。
布団を見直してみましょう。
また耳鼻咽喉科で鼻閉を治療すれば改善することができます。
いびき対策を家にあるもので試してみる
家にあるものでいびき解消できるのは、食べ物があります。
それは、朝に味噌汁を飲むことです。
味噌には必須アミノ酸の1種であるトリプトファンとうい成分が豊富に含まれています。
トリプトファンが体内に取り込まれることで、約15時間かけて睡眠ホルモンであるメラトニンへと変わっていき、睡眠の質を高めることができます。
トリプトファンが豊富に含まれている食材には、納豆・豆腐・バナナ・ヨーグルト・牛乳・卵・ピーナッツなどがあるので、朝食に取り入れてみましょう。
いびきの原因と対策 さいごに
いびきは原因によっては、重大な病気が隠れていることがあります。
原因を特定して、いびきを解消するようにしましょう。