クッキーやせんべい・スナックなど、菓子には様々な種類があります。菓子とは、どんなものなのか?
菓子とよばれるものにはどんなものがあるのか?
菓子の分類とか種類について気になったことや日本での菓子の歴史などを調べてみました。
菓子についてのいろいろをご紹介します。
菓子とはなんだろう?
菓子とは?と菓子について調べると、菓子の定義としては「食事以外で食べる嗜好品のこと」とあります。
主に米や小麦・豆などの原料に砂糖や乳製品・卵・香料などを加えて作られています。
菓子を分類すると
菓子は大きく分けると和菓子と洋菓子の2種類となります。
和菓子
奈良・平安時代に中国の唐から伝わり、日本で育てられた菓子です。
【和生菓子】
- 餅菓子
餅米やうるち米を原料にした菓子で、おはぎや大福・柏餅・羽二重餅などがあります。
- 焼き菓子
原料を焼き上げた菓子で、どら焼きや月餅・きんつば・栗饅頭などがあります。
- 流し菓子
寒天や砂糖などの原料を型に流して作る菓子で、羊羹や水羊羹・くずきり・心太などがあります。
- 練り菓子
餡や餅粉につなぎを加えて練り上げた菓子で、練り切りや求肥・須天・柚餅などがあります。
- 揚げ菓子
油で揚げた菓子で、餡ドーナツやゴマ団子などがあります。
【和半生菓子】
- おか菓子
別に作った菓子を組み合わせた菓子で、最中や鹿の子・すはまなどがあります。
- 流し菓子
寒天やゼラチンを原料にして日持ちできるように水分を抜いた菓子で、羊羹やきんぎょくなどがあります。
- 砂糖漬け菓子
原料を砂糖漬けにした菓子で、甘納豆や分担漬けなどがあります。
【和干菓子】
- 打菓子
粟粉や煎り麦粉・きな粉などの粉に糖分を加えて木型に詰めてから型を打って出し、蒸気などで固めた菓子で、落雁や最中汁粉・雲きん種などがあります。
- 押し菓子
打菓子に餡や砂糖・寒梅粉などを加え、型に入れて崩れないように押しつけた菓子で、村雨があります。
打菓子よりも水分が多く含まれていて、口溶けが滑らかさがあるという特徴があります。
- 掛け菓子
炒り豆やビスケット・せんべい・ゼリー・あめ玉にシロップやチョコレートなどをかけた菓子で、栗の甘露煮やザラメせんべい・おこし・ひなあられなどがあります。
- 焼き菓子
米や小麦粉を原料にして焼いた菓子で、エビせんべいや卵ボーロなどがあります。
- 豆菓子
大豆や小豆などの豆類を原料として長期保存できるようにした菓子で、節分に使う炒り豆やピーナッツに砂糖や抹茶・ゴマなどをまぶしたおのろけ豆などがあります。
- 洋菓子
明治維新以降、西洋文化とともに伝わってきた菓子です。
【洋生菓子】
早めに食べてほしい菓子で、消費期限は作られた当日となっています。
- スポンジケーキ
スポンジケーキに果物や生クリームを飾り付けた菓子で、消費期限は短いです。
- バターケーキ
スポンジケーキの表面をバタークリームでコーティングした菓子で、保存期間が長くなります。
しかし、果物や生クリームで飾り付けした場合は保存期間が短くなります。
- シュ-菓子
シュー皮に生クリームやカスタードクリームを詰めた菓子で、シュークリームやエクレア・サントノーレなどがあります。
長期保存することはできませんが、酸化防止剤を使うことで保存期間を長くすることができます。
- 料理菓子
食事代わりになる菓子で、ピザパイやミートパイなどがあります。
【洋半生菓子】
洋生菓子より消費期限が数日間と長い菓子で、種類は洋生菓子と同じです。
【洋干菓子】
スーパーマーケットなどで手軽に買える菓子です。
- キャンデー
砂糖に水を加え練り固めた菓子で、ドロップやヌガーキャラメルなどがあります。
- チョコレート
カカオマスに砂糖やココアバターなどを混ぜて練り固めた菓子のことです。
- チューイングガム
ガムベースに味や香りをつけた菓子で、噛むことで風味と食感を味わうことができます。
- ビスケット・クッキー
小麦粉を原料とした焼き菓子で、イギリスではビスケット、アメリカではクッキーと呼んでいます。
- スナック
芋や豆・トウモロコシなどを原料として油で揚げた菓子で、ポテトチップスやパフなどがあります。
日本の菓子の歴史は?
現在のような菓子は、奈良・平安時代に中国から伝わった唐菓子が始まりであるといわれています。
鎌倉時代になると、中国からお茶と茶菓子が伝わったことで和菓子が誕生しました。
室町時代では、カステラが南蛮菓子として伝わり長崎を中心にして全国へと広まっていきました。
江戸時代になると庶民でも、様々な菓子が楽しめるようになりました。
明治時代では、西洋文化とともに洋菓子が輸入されるようになりました。
現在ではニーズに応じた様々な菓子が作られています。
菓子とはなんぞ? さいごに
菓子は食事以外で楽しめる嗜好品ですが、種類によっては軽食にもなります。
菓子の種類は豊富にあるので、いろいろ味わってみてはいかがでしょうか。