観葉植物は手軽に室内の雰囲気を変えることができる植物で、幸福の木やパキラ・ポトス・シルクジャスミン・コーヒーの木など種類が豊富にあります。
サボテンも観葉植物の1つで扱いやすい植物として人気があります。
サボテンには約2,000以上の種類があるといわれています。
サボテンの種類や選び方・初めての場合の育て方などを紹介します。
目次
サボテンの種類は意外といっぱい
サボテンというとトゲトゲと、育てるのが楽というくらいしか知らなかったので、こんなにいろんな種類があるのに驚いています(^^;)
柱サボテン
アメリカやメキシコ・中米が原産のサボテンです。
砂漠や雨の少ない土地・高山など植物が育ちにくい過酷な環境でも育つように、茎に水と栄養を蓄えています。
どっしりとした柱のような形とトゲの部分に綿毛のような刺座(しざ)があることが特徴となっています。
シャコバサボテン
スクルンベルゲラ属のサボテンで、原産はブラジルです。
ギザギザとした縁のある葉が連なっています。
幾重にも重なった葉茎の先に、赤や白・ピンク・オレンジ・黄色などの花を咲かせます。
月下美人
クジャクサボテン属のサボテンで、原産は中南米です。
7~11月頃には香りの強い花を夜に咲かせます。
花は夜に咲き始め、朝には萎んでしまいます。
月下美人の花は1年に1度しか咲かないといわれていますが、上手く育てると1年に何度も花を咲かせることがあるそうです。
ランポー玉
アストロフィツム属のサボテンで、原産はメキシコです。
トゲはなく、丸みを帯びた幹には縦に入った稜線と白くて細かい斑点があります。
一般的なものは5本の稜線が入っていて、白い斑点が幹肌を覆っているため白っぽく見えます。
黄色く艶やかな花をつけます。
リプサリス
リプサリス属のサボテンで、原産は中央アメリカから南アメリカ中部・西アフリカ・東アフリカ・マダガスカル・スリランカなどがあります。
紐のような形をしていて、樹木の幹や枝に着生していることから森林サボテンとも呼ばれています。
トゲはなく、葉先に花を咲かせます。
ハンニャ
アストロフィツム属のサボテンで、原産はメキシコです。
丸みを帯びた幹に8本の稜線が入っています。
幹肌に白くて細かい斑点がまばらについています。
稜線の切れ込みが深い・鋭くて長いトゲが特徴となっています。
カルメナエ
マミラリア属のサボテンで、原産はメキシコです。
形はまん丸くフワフワとしたトゲが特徴となっています。
柔らかく毛のようなトゲなので触っても痛くありません。
白やピンクなど小さな花を咲かせます。
バニーカクタス
オプンチア属のサボテンで、原産はメキシコです。
フワフワとした白いトゲと形がウサギのように見えることからバニーカクタスと名付けられたそうです。
トゲは細かいので、知らないうちに服についていることがあります。
痛くないトゲですが、触ってしまうと抜けてしまうので注意が必要です。
ヒルデウィンテラ・オーレイスピナ
ヒモサボテン属のサボテンで、原産はボリビア・アルゼンチンです。
細長く伸びた茎に細かくて黄金色のトゲが覆われています。
株の小さいときは直立していますが、成長とともに這うようになり鉢から垂れ下がるようになります。
日本ではヒモサボテンと呼ばれています。
サボテンの選び方と買い方
サボテンを選ぶポイントには、大きさ・トゲ・育てやすさがあります。
大きさ
サボテンには机の上に置けるような小さなものから身長よりも大きなものまであります。
置きたい場所やイメージにあったサボテンを選びましょう。
トゲ
鋭いトゲや触っても痛くないトゲのあるものやトゲがないなど様々なサボテンがあります。
手入れのしやすさにも影響があるので、初めてサボテンを育てる場合はトゲがない・触っても痛くないトゲのあるものを選ぶようにするといいですね。
育てやすさ
植え替えや湿度管理が必要、または害虫に気をつけなければいけないサボテンがあります。
どの種類が自分にとって育てやすいサボテンかを把握しておきましょう。
サボテンの育て方 初心者の場合
置き場所
室内で日当たりの良い場所に置きましょう。
外に出しても大丈夫ですが、種類によっては寒さ・暑さに耐えられないサボテンがあり、中に入れるのを忘れると元気がなくなってしまうことがあります。
初めて育てるときは、室内で管理するようにしましょう。
水やり
サボテンは身体の中に水分をタップリ溜め込むことができるので、毎日水やりをする必要はありません。
土の表面が完全に乾いていたら、タップリと水を与えてあげましょう。
サボテンの種類と育て方 さいごに
サボテンには鋭いトゲのあるものや触っても痛くないトゲ・トゲのないものなど多くの種類が豊富にあります。
図鑑などで確認して自分に合ったサボテンを探してみてはいかがでしょうか。
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