石のように固い頭のことを「石頭」「頭が固い」などといいますが、融通が利かない・ものわかりが悪い人のことも「頭の固い人」と呼びます。
知人にもそんなタイプの人もいるし、振り返ると自分も少しそんなところがあるなぁと感じることも。
頭が固い人の特徴や頭の固さを確認するチェックポイント、また頭を柔らかくする方法などを調べてみました。
目次
頭の固い人の特徴とは?
頭が固いといわれている人には、どんな特徴があるのでしょうか。
人の意見を聞かない
どんなことに対しても、こうあるべきだという考え方にこだわりすぎています。
そのため、自分の考え方に周りの人たちが合わせるのは当然だと思っているので、他の人が新しい意見を出しても間違っていると受け入れてくれないことがあります。
固定観念・先入観が強い
自分の中で形成されてきた固定観念を大切にする、または先入観で様々なことを決めつけてしまうことがあります。
「大企業に就職すれば安心」や「医者と結婚すれば安泰」などの考え方が強く、変化していく状況を受け入れようとしません。
強い自信
数回経験しただけなのに、その結果が全てであるという強い自信を持っています。
新しい方法を提案しても、今まではこうしてきから大丈夫といって変えようとはしません。
冗談が通じない
どんなに小さなことでも理由を求めてくるので、こっちが冗談のつもりでいったことでも本気で受け止めてしまいます。
その結果、冗談の意味が分からず怒り出すことがあります。
ミスを許さない
ミスをすることは悪いことだという考え方を持っているため、ミスをしないように今までの経験に従って行動をします。
他の人が自分の知らない方法でミスをすると、必要以上に責めてくる場合があります。
二者択一
黒か白か、0か1かという二者択一の考え方を好みます。
例えば今日中に仕上げて欲しい仕事を頼んでも、「今日中の何時までですか?」というハッキリとした答えを求めてきます。
人間関係でも一方が悪いと決めつけることがあり、臨機応変に対応することを苦手と感じることがあるそうです。
頭の固さを確かめるためのチェックポイント
頭の固さを確認するチェックポイントには以下のようなものがあります。
自分にも当てはまることがないかチェックしてみませんか?
- 新しい変化を嫌がる
- アイディアを出すのが苦手
- 人から指図されるのが苦手
- 反論されたらイライラする
- 臨機応変な対応が苦手
- 1つの考えにこだわる
- 何をするにも面倒だと思う
- 保守的な生き方をしている
- 愚痴・悪口が多い
- 年下の意見を軽視する
- 面白いことがないと思う
- 未来にワクワクすることがない
3つ以上あてはまると、すでに頭が固くなっている可能性が高いです。
頭が固い!柔らかくする方法?!
頭を柔らかくするには主に5つの方法があります。
様々なことに挑戦する
これまで経験してきたことだけを基準にして物事を判断していると、成長はできない・周りの人たちとの付き合いも良くなりません。
様々なことに挑戦することで、新しい発見が得られ考え方も柔軟になっていきます。
客観的な考え方を身につける
自分の意見を持つことは大切ですが、相手も意見を持っています。
立場を変えて考えるようにすると、他の人の意見を受け入れやすくなるだけでなく、自分の意見がどう思われているか判断できるようになります。
他人の意見をしっかり聞く
自分と違う考え方や価値観を知るには、様々な人たちの意見を聞くことが大切です。
様々な意見を聞くことで経験が増えて、考え方に柔軟さが出るようになってきます。
マニュアル・ルールを見直す
1度決めたマニュアル・ルールでも、状況によっては変えていく必要があります。
時々、決めたマニュアル・ルールが現段階で適切なのかを確認して、必要であれば改訂していきましょう。
選択肢は複数あることを習慣化する
物事を様々な角度から見ると、いくつかの選択肢が出てきます。
答えは必ず1つではなく、状況によっては答えが複数になることもあります。
答えは1つだと決めつけてしまうと、違ったときのダメージは大きくなります。
答えは1つではないということを意識するようにしましょう。
頭が固い人の特徴や対処 さいごに
頭の固い人は、自分の意見を持って周囲に流されにくい・真面目であるという長所があります。
しかし、人の意見を受け入れないため人間関係が上手くいかないことがあります。
様々な経験を積んでいくと考え方も変わってくる可能性もあります。
頭を固くなりすぎないように、気をつけてみてはいかがでしょうか。