スーパーマーケットでは、むき身となった牡蠣が売られているのが一般的です。
しかし、産地や物産展・ネット販売では殻が付いたままで牡蠣が売られていることがあります。
殻付きの牡蠣は美味しいけど、どうやって開ければいいのか分からないという人が多いのではないでしょうか。
殻が付いたままの牡蠣の洗い方や開け方・食べ方などをご紹介。
牡蠣の殻付きの洗い方は?
牡蠣の殻には海で付いた泥やゴカイや線虫などの小さな虫がくっついていることがあります。
水道水を流しながら、タワシで殻の表面をゴシゴシとこすって落とします。
牡蠣の殻のフチは鋭くなっていることがあるので、軍手をはめて作業するようにしましょう。
殻付きの牡蠣の開け方は意外と簡単
牡蠣は身を2枚の貝殻に包まれている二枚貝ですが、アサリのように同じ形ではなく環境によって牡蠣の形は長細い、または丸くなるなどで殻の形は変わってきます。
また牡蠣の2枚の殻はそれぞれ形が違っていて1枚は深くくぼんだカップ状になっていて身殻(みがら)と読んでいます。
もう1枚の殻はフタをするようについています。
【手順】
- 牡蠣の殻が開閉する部分蝶番(ちょうつがい)といい開ける時は蝶番がある方を下、平たくなっている方を上にして持ちます。
- 牡蠣の貝柱は右側の真ん中あたりにあります。右上部分をキッチンバサミで切り落とし、ナイフを差し込みます。
- ナイフを左右に振るように少しずつ貝柱のある方へゆっくりと動かして貝柱を殻から切り離します。
- ナイフの軸を回して、上の殻を外します。
- 身の下にナイフを差し込み、ゆっくりと動かしながら貝柱切り離します。
- 殻から身を取り外したら終了です。
【ポイント】
- 調理台やナイフなどの器具は85度以上の熱湯で1分以上加熱して殺菌してから始めましょう。
熱湯を使う時はヤケドに注意してください。 - 殻のフチは鋭くなっていることがあるので、ケガ防止のために軍手またはゴム手袋をしてください。
- 牡蠣には真牡蠣と岩牡蠣の2種類があります。
岩牡蠣の殻の方が分厚く硬いので、貝柱の位置を確認してからペンチで殻を少し割って隙間を作ってからナイフを差し込みましょう。 - 殻を開ける作業が終わったら、使った道具をよく洗ってからアルコール除菌をしておきましょう。
- むき身は下処理をしてから、乾かないようにサランラップをかけて冷蔵庫で冷やしましょう。
牡蠣の生食用のおいしい食べ方はこれ!
牡蠣はそのまま食べてもおいしいですが、調味料やソースを加えるのもいいです。
生牡蠣に合う調味料
- レモン汁
牡蠣が持つ独特の磯臭さを抑えて、サッパリとした味になります。
- ポン酢
サッパリとした味になるだけでなく、昆布のダシによってコクが加わります。
- タバスコ
海外ではレモン汁と同じくらい定番となっている調味料です。タバスコの酸味と辛味によって、牡蠣の磯臭さを中和し甘さを引き立ててくれます。
生牡蠣に合うソース
- カクテルソース
- オイスターソース・ケチャップ・マヨネーズを適量で混ぜ合わせます。
- 生牡蠣につけて食べます。
- 酢醤油和え
- ボウルに白だし(大さじ1)・醤油(大さじ1/2)・酢(大さじ1/2)を入れて混ぜ合わせます。
- 生牡蠣を加えて、やさしく混ぜ合わせます。
- サランラップをかけ、冷蔵庫で味を馴染ませたら完成です。
- レモンオリーブソース
- ボウルにレモン汁(大さじ1/2)・オリーブオイル(大さじ1)・塩(少々)を入れ、乳化するまで泡立て器で混ぜ合わせます。
- 生牡蠣にかけ、お好みでブラックペッパー(適量)をかけたら完成です。
- はちみつ黒酢ソース
- ショウガ(1かけ)は千切りにします。
- ボウルに千切りにしたショウガ・はちみつ(小さじ2)・黒酢(大さじ2)を入れ、はちみつが溶けるまで混ぜ合わせます。
- 塩(適量)を加えて味を整えます。
- 生牡蠣にかけたら完成です。
- ジェノベーゼみぞれ和え
- 大根(1/4個)はおろし、キッチンペーパーで水気を切ります。
- ボウルに大根おろし・ジェノベーゼソーズ(大さじ2)・酢(大さじ1)・レモン汁(大さじ1)・オリーブオイル(小さじ1)・白だし(小さじ1)を入れて混ぜ合わせます。
- 生牡蠣を加え混ぜ合わせたら完成です。
牡蠣の殻つきの場合 さいごに
牡蠣の殻には海の泥や小さな虫がくっついていることがあるので、しっかりと洗い落としてから、殻から身を取り出しましょう。
生牡蠣はいろいろな調味料やソースでかける・和えることで味わうことができます。
いろんな食べ方で牡蠣を味わってみてはいかがでしょうか。
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