カフェオレやカフェラテなど牛乳を使ったコーヒーには、フォームミルクまたはスチームミルクが使われています。
フワフワとしたフォームミルク、蒸気で温められたスチームミルクは作り方に違いがあります。
フォームミルクとスチームミルクの違いやフォームミルクを使ったコーヒーの種類、フォームミルクを作るときのコツなどを紹介します。
目次
フォームミルクとスチームミルクの違い
フォームミルクとスチームミルクとは、どんなものか確認してみましょう。
フォームミルク
空気を含み泡状になっているミルクで、フォームドミルクとも呼ばれています。英語ではfoamと書き、泡という意味があります。
きめ細やかな泡とフワッとした優しい口当たりが特徴となっています。
スチームミルク
蒸気で温められたミルクで、泡と液体が良く混ざり合っています。
きめ細やかな泡と程よいとろみのあるクリーミーな質感・シルクのような光沢感があるのが上質なスチームミルクであるといわれています。
フォームミルクはフワッとした泡状になっている、スチームミルクは泡と液体が混ざり合っているという違いがあります。
フォームミルクのコーヒーにはどんな種類がある
スチームミルクはカフェオレやカフェモカなどに使われていますが、フォームミルクが使われているコーヒーには何があるのでしょうか。
カフェラテ
イタリア発祥のコーヒーで、エスプレッソにフォームミルクを注ぎます。エスプレッソとフォームミルクの割合は8:2となります。
カプチーノ
エスプレッソにフォームミルクを注いだコーヒーです。イタリアでよく飲まれていて、エスプレッソとフォームミルクの割合は3:7となります。フォームミルク、スチームミルクのどちらも使われていて、フォームミルクが多くなるとドライカプチーノ、スチームミルクが多くなるとウェットカプチーノと呼ばれていますよ。
マキアート
カフェマキアートとも呼ばれています。マキアートとはイタリア語で染みをつけるという意味があり、表面に残ったミルクの跡が染みのように見えたことから名付けられたといわれています。フォームミルクとエスプレッソとの割合は店によって違いがあるそうですよ。
カフェモカ
エスプレッソにチョコレートソースやシロップ・ココアなどをトッピングしてあります。エスプレッソとフォームミルクの割合は3:7となります。
自宅でのフォームミルクの作り方とコツ
フォームミルクの作り方には主にエスプレッソマシン・ミルクウォーマー・泡立て器があります。
エスプレッソマシン
- ピッチャーに牛乳を入れます。
- スチームノズルを空ふかしさせて、中にある水蒸気を蒸発させます。
- 水蒸気が出なくなったら、スチームノズルの先端に牛乳をつけてスチームを全開にします。
- チリチリとした音が出てきたら、空気を対流するように横方向へスチームさせます。
- 約65度になったらスチームを止めます。
- ピッチャーの底を軽く打ち付けたら完成です。
ミルクウォーマー
- 鍋で牛乳を約65度に温めます。
- ミルクウォーマーを上下に動かしながら泡立てていきます。
- 泡がフワフワになったら完成です。
泡立て器
- 鍋で牛乳を約65度に温めます。
- 泡立て器で空気が入るように意識しながら表面に沿って泡立てていきます。
- 泡がフワフワになったら完成です。
フォームミルクのコツ
キレイなフォームミルクを作るためのコツを紹介します。
- 成分無整調牛乳を使う
牛乳には成分整調乳・低脂肪乳・乳飲料などの種類があります。フォームミルクを作るには乳脂肪分が約4%の牛乳が作りやすいです。低脂肪や豆乳でもフォーミルクを作れますが、風味や甘味・コクなどに影響するだけでなく泡立ちも悪いそうですよ。
- 65度以上に温めない
牛乳に含まれているタンパク質は45度から溶け始め、55度を超えるとトロみが出てきます。しかし65度を超えると、牛乳の風味がなくなり泡も荒くなってしまうので65度を超えないようにしましょう。
フォームミルクとスチームミルクの違い さいごに
フォームミルクにはフワッとした泡があり、スチームミルクには泡がないという違いがあります。
フォームドミルクはミルクウォーマー・泡立て器があれば自宅で作ることができます。
簡単ではありませんが、挑戦して自宅でもフワッとした泡の入ったコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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