ペーパーフィルターを使ったハンドドリップは手軽にコーヒーを淹れることができる方法です。
しかし、蒸らし方やお湯の注ぎ方によって味が変わることがあります。
ペーパードリップで美味しいコーヒーを淹れるためのコツにはなにがあるのでしょうか。
ペーパードリップによる淹れ方の基本やコツ、メーカーごとのコーヒードリッパーの特徴などを紹介します。
目次
ペーパードリップ珈琲の淹れ方の基本とは?
淹れ方の基本と必要な道具を紹介します。
ペーパードリップに必要な道具
ペーパードリップには、コーヒードリッパー・ペーパーフィルター・サーバー・ドリップポット・メジャースプーンが必要です。
- コーヒードリッパー
ペーパーフィルターを固定させる役割があります。
- ペーパーフィルター
コーヒーの粉が抽出したコーヒーの中に落ちることを防いでくれます。
- サーバー
抽出したコーヒーを溜めておくための容器です。
- ドリップポット
コーヒードリッパーにお湯を注ぐための専用ポットで、注ぎ口が細長くなっているのでお湯をゆっくりと注げるように設計されていますよ。
- メジャースプーン
コーヒーの粉を量ることができます。
基本の淹れ方
- ドリップポットに水を入れて沸かします。
- ペーパーフィルターをコーヒードリッパーにセットしてからコーヒーの粉を入れます。
- サーバーの上にコーヒードリッパーをセットします。
- お湯を中心から外側に向かって円を描くようにゆっくりと注ぎ、コーヒーの粉が膨らんだら注ぐのをやめて約30秒粉を蒸らします。
- コーヒーの粉が沈んで平らになったら、お湯を中心から外側に向かって、のの字を描くように細く注ぎます。
- 必要な分だけコーヒーが抽出できたら終了です。
メーカー別コーヒードリッパーの特徴
代表的なメーカーには、カリタ、メリタ、ハリオがあります。
カリタ
台形の形をしていて底には3つの穴があり、広い範囲でコーヒーの粉からバランス良く抽出することができます。
穴が3つあるため抽出するスピードが速くなりますよ。
メリタ
カリタと同じく台形の形をしていて底には1つの穴があります。
穴の大きさが小さいので、抽出していくスピードは遅く、お湯がコーヒーの粉に触れる時間が長くなります。
ハリオ
円錐の形をしていて底には1つの穴があります。
お湯とコーヒーの粉が中心に集まって落ちていくので、台形型と比べてお湯がコーヒーの粉を通っていく距離が長くなります。
ペーパードリップで美味しい珈琲を!淹れ方のコツは
美味しいコーヒーを淹れるには、ペーパーフィルターやお湯の温度、お湯の量などがあります。
ペーパーフィルター
ペーパーフィルターを折らずに、コーヒードリッパーにセットすると隙間ができるだけでなく、コーヒーの粉を入れると傾いてしまい抽出できない部分ができてしまいます。
コーヒードリッパーに密接できるようにペーパーフィルターをしっかりと折るようにするといいです。
- ペーパーフィルターの折り方
ペーパーフィルターの形には台形型と円錐型の2種類の形があります。
【台形型のペーパーフィルターの折り方】
台形型のペーパーフィルターには、底面と側面に1つずつ紙の継ぎ目があります。
底にある継ぎ目に沿って折ってから裏面へひっくり返し、側面にある継ぎ目に沿って折っていきます。
【円錐型のペーパーフィルターの折り方】
円錐型のペーパーフィルターには、側面に1つ紙の継ぎ目があります。
側面にある継ぎ目に沿って折っていきます。
お湯の温度
温度が高いとコーヒーの味が出るのが速くなり、温度が低いとコーヒーの味が出るのが遅くなります。
ペーパードリップに適したお湯の温度は92度から96度といわれています。
お湯は100度で沸騰しますので、沸騰してから火を消してから一息ついた時がペーパードリップの適温となります。
お湯の量
コーヒーの粉にお湯を注ぐにはドリップポットを上手にコントロールする必要があります。
ドリップポットに入れるお湯の量は全体の8割以上にしておくと、軽く傾けるだけで注ぎ口から細長いお湯を出すことができますよ。
ペーパードリップの淹れ方とコツ さいごに
ペーパーフィルターを使ったドリップは手軽にコーヒーを楽しむことができます。
お湯の温度や注ぎ方によってコーヒーの味に違いが出てきます。
いろいろ試してみて、自分好みのコーヒーを作ってみてはいかがでしょうか。
♪時間がなくてとか好みでインスタントコーヒーを飲むこともありますよね。インスタントも見直してみるともっと美味しくなるかも(^^)
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