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珈琲のルーツとは 珈琲の誕生の話 珈琲の日本での歴史と珈琲文化

投稿日:2021-06-18 更新日:

珈琲は豆を焙煎してから挽いて水や湯で抽出させた飲み物で、今では家庭でもよく飲まれています。

仕事や家事などの合間や眠気を覚ましたい時など、菓子と一緒になど様々な場面で飲まれています。

そんな珈琲はいつ誕生して、日本にやってきたのでしょう?

珈琲のルーツや日本での珈琲の歴史などを調べてみましたのでご紹介します。

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珈琲のルーツとは 珈琲の誕生の話

珈琲誕生に関する伝説はいくつかありますが、代表的な伝説は3つあるといわれています。

 

伝説・その1

9世紀頃、エチオピアでヤギ飼いをしているカルディはヤギたちが興奮して飛び跳ねているのを見て修道僧に相談したところ、山腹にある赤い木の実が原因であることが分かりました。

赤い木の実を修道僧が持ち帰り茹でて飲んでみたら、気分が爽快になりました。

効果に驚いた修道僧は儀式中に居眠りをしている弟子たちに飲ませてみました。

すると弟子たちは居眠りをすることなく儀式を行うようになりました。

このことが眠らない修道院という噂で国中に広まっていきました。

 

伝説・その2

13世紀頃、アラビアのモカで守護聖人シーク・スシャデリの弟子であるシーク・オマールは祈祷師として人気がありました。

シーク・オマールは病気になったモカ王の娘を祈祷で癒したときに、恋してしまいました。

このことが王様に知られたことで、オウサブというところへ追放されてしまいました。

この山中で小枝にとまっていた小鳥の美しいさえずりを聞いて思わず手を伸ばしましたが、そこにあったのは花と果実だけでした。

摘み取った果実でスープを作ろうと煮てみたら香りの良い飲み物ができあがり、飲んでみたら元気が出たそうです。

王様に許されて戻ったときに、この飲み物を広めたといわれています。

 

 

伝説・その3

15世紀頃、アデンでイスラム法律学者のゲマレディンが体調を崩したとき、エチオピアを両校したときに知った珈琲の効用を確かめるために取り寄せて飲んでみたら、気分が良くなり病気が回復しました。

さらに珈琲の覚醒作用に着目し、修道士たちに夜の勤行時に飲むことをすすめました。

その後修道院から眠気をさます必要がある学者や職人、夜に旅する商人たちへと広まっていきました。

 

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珈琲の日本での歴史

日本に珈琲が伝わったのは、江戸時代初期長崎出島であるといわれています。

当時日本は鎖国中で唯一世界との交流が許されている出島に駐在しているオランダ商人によって珈琲が持ち込まれたそうです。

ただ珈琲を飲むことができたのは、オランダ人たちと接触することができた役人や商人・通訳・遊女など限られた人たちだけでした。

しかし、お茶の文化が根付いた日本では珈琲独特の苦味・香りに馴染めない人が多かったため広まることはありませんでした。

明治時代になると、人々は西洋文化のシンボルである珈琲を積極的に取り入れようとしました。

長崎・神戸・横浜・函館などに外国人居留地が作られ、外国人から接待を受ける・洋食を食べるなどで珈琲を飲む機会が増えていきました。

 

明治時代終わりから大正時代初めごろに珈琲は一般にも広まっていき、牛乳の臭みを取るための香料として使われるようになりコーヒー牛乳が考案されました。

 

戦争が始まったことで普及し始めていた珈琲は、外国からの輸入量が減少しただけでなく贅沢品に課せられる物品税がかかるようになりました。

1942年になると珈琲の輸入は完全に止まってしまい日本軍しか手に入れることができなくなってしまいました。

 

終戦から5年後の1950年に輸入が再開され、物品税も30%に下がり日本での生産が難しいことなどの理由で税率が下げられていきました。

 

日本の復興とともに喫茶店やホテルの営業が再開されたことで、珈琲が飲めるようになりました。

 

1956年にはインスタントコーヒーが輸入され、1960年には輸入の自由化が認められ、さらに日本国内のメーカーからもインスタントコーヒーが販売されるようになり誰でも気軽に珈琲を楽しめるようになりました。

 

 

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日本の珈琲文化はいつから

明治時代から珈琲を飲むことができる店が増え始め、終わり頃になると銀座にはカフェー・プランタンやカフェー・ライオンが開店しました。

カフェ・パウリスタという喫茶店は、ブラジル珈琲の販路拡大と多くの人たちに知ってもらうために開店したそうです。

これは日本からブラジルへ移民した人たちがコーヒー農園で働いていて、見返りとしてブラジル政府からコーヒー豆を無償で提供されたためカフェ・パウリスタでは安い値段で珈琲を提供することができました。

カフェ・パウリスタで働いていたキーコーヒー創業者である柴田文次は、コーヒー事業の可能性を見いだし1920年に横浜市中区でコーヒー商木村商店を開店させました。

珈琲の製造販売や世界の珈琲や器具の紹介やコーヒー農園事業・新しい商品開発・珈琲を知ってもらうための宣伝広告を積極的に行い珈琲文化の発展に大きく貢献したといわれています。

 

 

珈琲の誕生と歴史 さいごに

珈琲誕生に関する伝説はいくつかありますが、どれも赤い木の実を煮てみたことから香りの良い美味しい飲み物になったというのは面白いですね。

日本では西洋文化が広まったことで飲む人が増えていきました。

今ではいつでも手軽に飲むことができるようになった珈琲を味わってみてはいかがでしょうか。

 

♪コーヒーを珈琲という漢字で書くのも気になりませんか?この漢字になった由来はこちらの記事をご覧いただければと思います。

珈琲の漢字には意味があった!コーヒーが珈琲になった由来とは

 

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