麹は味噌や醤油・甘酒をつくるときに欠かすことのできない食品で多くの酵素が含まれています。
酵素は食材を分解する力を持っていて調味料に混ぜて肉や魚などに漬けると柔らかく美味しくすることができます。
麹は甘酒を作る以外に、どんなことに使うことができるのでしょうか。
麹の活用方法や塩麹の作り方・塩麹を使ったレシピなどを紹介します。
麹の活用方法はこんなにある
麹は塩や砂糖の代わりに使うことができますが、調味料や食材と混ぜ合わせて使うと味に深みが出ます。
麹と混ぜ合わせる調味料・食材には、どんなものがあるのでしょうか。
醤油麹
米麹に醤油を混ぜて発酵させたもので、料理の下味をつけるだけでなくソースやドレッシングとしても使うことができます。
【作り方】
- ボウルに米麹(100g)を入れて手でほぐします。
- 清潔にしたビンに、ほぐした米麹・醤油(100ml)を入れて良く混ぜ合わせます。
- 軽くフタをして1日1回かき混ぜながら直射日光の当たらない場所で約1週間~おきます。
- 全体がトロッとしたら完成です。
【ポイント】
- 乾燥麹を使うとき醤油の量は少し多めの150mlにしてください。
- 冷蔵庫で約3ヶ月保存することができます。
- 醤油麹が完成したら、フタはしっかり閉めてください。
玉ねぎ麹
米麹にすりおろした玉ねぎを混ぜて発酵させたもので、カレーに入れたり、タルタルソースにしたりスープやドレッシングなどに使うことができます。
【作り方】
- 玉ねぎ(300g)はすりおろします。
- ボウルに米麹(100g)を入れて手でほぐします。
- 塩(30g)を加えて混ぜ合わせます。
- すりおろした玉ねぎを加えて混ぜ合わせます。
- 清潔なビンに入れて軽くフタをします。
- 1日1回かき混ぜながら直射日光の当たらない場所で約1週間おきます。
- 甘い香りがしてきたら完成です。
【ポイント】
- 玉ねぎ麹が完成したら、フタはしっかり閉めてください。
- 冷蔵庫で約3ヶ月保存することができます。
塩麹の作り方はとっても簡単
塩麹は米麹・塩・水の3つの材料で簡単につくることができます。
【作り方】
- ボウルに米麹(200g)を入れて手でほぐします。
- 塩(60g)を加えて混ぜ合わせます。
- 塩の粒感がなくなったら、水(200ml)を加えて混ぜ合わせます。
- 清潔なビンに入れて軽くフタをします。
- 1日1回かき混ぜながら直射日光の当たらない場所で約2週間おきます。
- 米麹が柔らかくなり甘い香りがしたら完成です。
【ポイント】
- 塩麹が完成したら、フタはしっかり閉めてください。
- 麹が水を吸って水位が下がっていたら水を加えてください。
- 発酵が始まり酵母が増えてくると風味が悪くなるので、気泡が少し出ていたら味を確認して冷蔵庫で保存しましょう。
美味しい塩麹レシピ3選
塩麹を料理に使うと食材の旨味が加わり、いつもの味がアップしますよ。
豚もも肉の塩麹焼き
塩麹は焦げつきやすいので焼く前にキッチンペーパーで軽く拭き取りましょう。
【作り方】(4人分)
- 豚もも肉(500g)・塩麹(大さじ3)をポリ袋に入れて揉み込み、約20分おきます。
- フライパンにサラダ油(適量)を入れ熱してから、豚もも肉を焼きます。
- 豚もも肉に火が通ったら皿に盛り付け、かいわれ大根(1/2パック)をのせブラックペッパー(適量)を散らしたら完成です。
レタスの中華スープ
塩麹を使っているので塩を加える必要がないので、塩分を抑えたスープになります。
【作り方】(3人分)
- レタス(6枚)は洗って食べやすい大きさにちぎります。
- 鍋に水(600ml)・おろしニンニク(小さじ1/2)・おろしショウガ(小さじ1/2)・鶏ガラスープ(小さじ1)・塩麹(小さじ1)を入れて沸騰させます。
- ちぎったレタスを加えて煮ます。
- レタスがくたっとしてきたら、ゴマ油(適量)を入れます。
- 器に盛り、すりゴマ(適量)を散らしたら完成です。
味玉子
ゆで玉子に塩麹とオリーブオイルで味をつけました。
【作り方】(4個分)
- 玉子(4個)は7分茹でて半熟ゆで玉子にします。
- ポリ袋に塩麹(小さじ4)・オリーブオイル(小さじ4)・殻をむいたゆで玉子を入れます。
- 冷蔵庫で1晩寝かせたら完成です。
麹の活用と塩麹の作り方 さいごに
麹の主な使い方は甘酒・塩麹ですが、醤油や唐辛子など他の調味料と混ぜ合わせると違う味を楽しむことができます。
麹には食材の旨味を引き出し、柔らかくする働きがあります。
いろんな食材を麹に漬けて味わってみませんか。
♪醤油麹もとっても簡単にできますね。体験談はこちら(^^)