冬になると楽しみなイベントが「クリスマス」
子供たちはサンタさんからプレゼントを貰い、恋人たちは素敵な夜を過ごす。
街中イルミネーションに飾られ、とてもロマンティックな日です。
そして、クリスマスと言ったら忘れてはいけないのが「クリスマスツリー」
赤や金の飾りつけに、てっぺんには星を飾り、ピカピカの電飾。
飾り付けも楽しいし、飾り終わると「クリスマスの時期だなあ…」
と実感もわきますよね。
クリスマスになると当たり前に飾られているツリーですが、どうして飾られるようになったんでしょうか。
クリスマスツリーについて調べたことをまとめてみました。
目次
クリスマスツリーの飾りつけにはこんな意味が!
クリスマスは、イエス・キリストの生誕を祝う日です。
しかし、このクリスマスツリーは、キリストとはあまり関係がないことがわかりました。
では、クリスマスツリーの由来とは?
1.北米に住んでいたゲルマン民族が、冬至(12月24日)に行っていたお祭り「ユール」が由来と言われています。
そのお祭りで使われていたのは、生命の象徴とされる「樫の木」でした。
このドイツ民をキリスト教に改宗させるため、お祭りに使われていた「樫の木」を「モミの木」に変える事で、キリスト教化したと言われています。
モミの木は横から見ると三角形に見える事から「三位一体」を表していると教えました。
父である神を頂点とし、子であるキリストと精霊が両端に位置しています。
2.1419年にドイツで、パン職人の信心会が精霊救貧院にツリーを飾ったのが始まりと言われています。
アメリカで最初のツリーが飾られたのは、1746年ドイツ移民によって飾られました。
日本では、プロイセン王国の使節オイレンブルクが1860年、公館に初めて飾ったのが始まりです。
クリスマスツリーの飾りの種類と名前を知っている?
クリスマスツリーの由来は分かりましたが、ツリーの飾りにはそれぞれ名前がある事を知っていましたか?
オーナメントの種類と名前を紹介します。
ツリートップ(星、天使)
ツリーの頂上には、星が飾られます。
星は、キリスト降誕を知らせたベツレヘムの星に見立てています。
イギリスでは、頂上にクリスマス・エンジェルと言われる天使が飾られます。
リンゴ、オーナメントボール
リンゴは、アダムとイヴが食べた知恵の樹の実。
最近は、リンゴの変わりに金属光沢のあるメッキボールが使われています。
キャンディケイン
杖の形をしたアメで、「羊飼いが使う杖」を表しています。
これは、神(キリスト)を羊飼い、人間を羊に例え、キリストが人間を導いてくれるという意味があります。
ロウソク、電飾
以前はロウソクの形をしている火の部分が光るオーナメントが飾られていましたが、現代ではLED照明で電飾が飾られるようになりました。
モール、ガーランド
ツリーに巻きつけて飾る金属光沢のある飾りや、フラッグ状の飾り。
リボン、ベル
ベルは「キリストの誕生を知らせるときに持っていた喜びのベル」の意味があります。
綿等
雪に見立てた綿や、雪の結晶の形をしたプラスチック製の飾り。
靴下、リース
靴下は、サンタが投げ入れた靴下。リースは永遠を意味しています。
ヒイラギ、プレゼント
ヒイラギは、キリストが処刑されるときに被っていた「イバラの冠」
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クリスマスツリー さいごに
クリスマスツリーの元はゲルマン民族のお祭りだったんですね。
日本では本来の意味とは離れて、楽しいイベントの一つになっています。
クリスマスが近づくと街のいたるところで、クリスマスツリーをみかけます。
キラキラのクリスマスツリーをみると、しみじみと冬だなあ・・なんて思います。
何気に飾っていたクリスマスツリーのオーナメントに、それぞれ名前や意味があることを知ると、いつもより飾り付けも楽しくなってきますね(^^)