プラスチックゴミ削減によって、料理だけでなく器まで食べることができるe-tray(イ-トレイ)が注目されています。
食べられる容器にはどんな種類があるのでしょうか?
自分で作れるものもあります。
さまざまな食材で作ることができる食べられる容器。
どんな材料が使えるのかや種類、そして基本の作り方などをまとめましたのでご紹介します。
食べられる容器とは?
イベントやテイクアウトで料理を提供する時はプラスチック製の容器を使うことが一般的でした。
しかしポイ捨てや適切な処分方法がされていないことで海へ流れ出る海洋プラスチックゴミとなり、海洋汚染や生態系に影響を与える原因になってしまいました。
そこで愛知県碧南市にあるアイスコーンを製造していた丸繁製菓は、プラスチック製の使い捨て容器の代わりとなる食べられる容器e-tray(イートレイ)の開発に取り組みました。
アイスコーンに使われている小麦粉・コーンスターチでは水分を含むとふやけてしまうので、馬鈴薯澱粉を使ったことで水を何時間入れておいても漏れ出さない耐水性と、セイン米のように食べても美味しい容器が完成しイベントで使われるようになりました。
食べられる容器の種類はこんなにある!
食べられる容器には、どんな種類があるのでしょうか。
e-tray(イートレイ)
愛知県碧南市にあるアイスコーンを製造している丸繁製菓が、焼きそばやタコ焼き・団子・五平餅・おにぎりなどの容器としてイベントで使われています。
形は丸型と四角の2種類、味はエビせんべい・オニオン・紫いも・焼きとうもろこしの4種類があります。
食べられるうつわシリーズ
大阪府大阪市にあるアルミ箔やフィルム加工製品を製造している木村アルミ箔株式会社が、大根や人参・海苔・昆布・カツオ節などを使ったカップを作っています。
丸型と小判型の2種類があり、おにぎりや手まり寿司・弁当のおかず入れなどに使われています。
CHOCUP(チョカップ)
中にチョコレートがコーティングしてあるワッフルコーンで、容量は60mとなっています。
牛乳やコーヒー・紅茶などを入れて味わうことができます。
アイスクリームやホイップクリーム・ウィスキー・お酒などを入れると、ちょっとしたおやつやおもてなし料理になります。
ECOPRESSO(エコプレッソ)
エスプレッソが楽しめるクッキー生地で作られたカップで、持ち手を割って浸して食べる・ある程度エスプレッソを飲んでからクッキーとして味わうことができます。
中には砂糖がコーティングしてあるので、苦いと感じていたエスプレッソを楽しめるようになっています。
茶寿器(ちゃじゅのうつわ)
京都府京都市にある和菓子店・甘春堂の商品で、抹茶茶碗を象った和菓子です。
抹茶を点てて飲んだ後に割って食べると、砂糖の甘味やニッキと器に染み込んだ抹茶の香りを楽しむことができます。
他には煎茶茶碗の白寿焼き、コーヒーカップの西方瑠璃などがあります。
食べられる食器を自分で!作り方と材料の種類
食べる容器は身近な食材で作ることができます。食べる容器の作り方と材料となる種類を紹介します。
食べる容器基本の作り方
【作り方】
餃子の皮を使った食べる容器です。
1. 電子レンジで使えるシリコンカップに餃子の皮(1枚)を敷き、形を整えます。
2. 電子レンジでラップなしで約30秒加熱します。
3. シリコンカップから餃子の皮を取り外します。
4. オーブントースターで焼き色がつくまで焼いたら完成です。
材料の種類
食べる容器にできる材料の種類には、どんなものがあるのでしょうか。
・サンドイッチ用の食パン
サンドイッチ用の食パンに切り込みを入れてカップに入れて形を整え、好みの材料を入れてオーブントースターで焼きます。
サンドイッチや目玉焼き・グラタンなどに使うことができます。
・春巻きの皮
オーブン用のカップに敷き、形を整えてからオーブントースターで焼き色がつくまでやきます。
ポテトサラダを入れる・焼く時に好みの材料とチーズを入れてチーズ焼きにするなどに使うことができます。
・トマト
中をくり抜いてマリネやサラダ・チーズ焼きにすることができます。
・ピーマン
中の種を取り除き、肉種を入れてから煮る、または焼くと肉詰めになります。
食べられる容器 さいごに
食べる容器に料理を入れると、最後まで美味しく食べられるだけでなくゴミが少なくなるのは良いですね。
食器だけでなく、フォークや箸・ストローなども食べられるようにと開発が進められています。既に商品化したものもありますね。
♪こちらは食べられるシート。合わせてご覧いただければと思います。
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