学校や会社・工場など制服がある場合、衣替えの時期が6~7月頃と10月頃と明確ですが、サラリーマンが着ているスーツは衣替えっていつするのでしょうか?
衣替えするとしたらいつ行えばいいのか適切な時期を知っていますか?
スーツの衣替えの時期と収納ポイント、また普段着ているスーツを収納するときに気をつけたいポイントなどをまとめてみました。
目次
スーツの衣替えはする? 収納するならベストはいつ
スーツは春夏用と秋冬用の2種類があり、季節に合わせた素材や仕立てに工夫がされています。
新人の頃はスーツの数も少なく、衣替えというほどのこともなく、全てクローゼットにそのまま掛けているということも多いですよね。
スーツの数も増えてきたら、季節ごとにその季節に着ないものはきちんと収納しておくのがいいですね。
普段着るスーツもいつでも気持ちよく着られるようにしておくのはやる気にもつながりますね(^^)
それぞれのスーツにはどんな特徴があるのか、特徴から衣替えに適した時期をみてみます。
春夏用スーツの特徴
綿や麻・モヘア・ポリエステルなどの素材が使われていて、肩周辺あたりだけ裏地がある背抜き仕立てになっていて通気性が良くなっています。
最近では吸汗や速乾など機能性素材で作られたスーツが多く、大量の汗をかいても家で洗えるタイプが人気になっています。
秋冬用スーツの特徴
ウールやカシミヤ・ポリエステルなどの素材が使われていて、外気を遮断して温かい空気をため込めるように裏地がしっかりと付いた総裏仕様となっているので、保温・保湿性に優れています。
スーツの衣替えの時期
スーツの衣替えの時期は春と秋が基本になっています。
春は日によって寒暖差が大きいので一気に春夏用スーツに替えてしまうと、寒かったときの対応ができなくなってしまいます。
地域や年によって気温差が違うので、春夏用スーツへの衣替え時期の目安は日中の気温が約20度になってからといわれています。
秋も日によって寒暖差が大きく、特に9~10月頃になると朝晩は肌寒く感じますが日中は汗ばむくらい暑い日があります。
秋冬用スーツへの衣替え時期の目安は日中でも少し肌寒く感じるようになったらといわれています。
普段着るスーツの収納のポイントは?
普段着ているスーツもきちんと手入れをしてから収納するとスーツを長持ちさせることができます。
どんな点に気をつけたらいいのかポイントをご紹介。
スーツをクローゼットにしまう前に
ポケットの中身を出す
鍵やボールペンなどを入れたままだと重みでポケットが形崩れしてしまうことがあります。
内ポケットやパンツのポケットにも物が入っていないかを確認しましょう。
上着の手入れ
上着をハンガーにかけたらブラシを上から下へと動かしながらホコリを落としていきます。
風通しの良い日陰にかけて、汗・湿気をとばします。
パンツの手入れ
ベルトを外し逆さまにしてズボンハンガーにかけたらブラシを上から下へと動かしながらホコリを落としていきます。
股の内側にもブラシをかけましょう。
霧吹きで膝・尻あたりに付いてしまったシワを伸ばします。
風通しの良い日陰にかけて、汗・湿気をとばします。
クローゼットに入れる
スーツとの隙間を2cmあけてクローゼットに入れます。
隙間なく入れてしまうと、出すときに生地が擦れて痛む原因になります。
また通気性が悪いとスーツにカビがついてしまう危険があるので注意しましょう。
♪ 毎日着ているスーツを脱いでしまうたびにやるとなると・・結構面倒に感じますよね(^^;)
スーツを脱ぐ時にポケットの物をだしたら「ここに置く」という場所やトレーなどを用意したり、すぐ目につくところにブラシをかけておいたり・・・ちょっとした工夫をしてみるといいですよ。
始めは面倒でもクローゼットに入れる前に必ずやる!という習慣にしてしまえば面倒に感じるより先に自然に手が動くようになると思います。
そうなればしめたもの。
いつも気持ちよくスーツを身につけることができます。
習慣になるまでやってみましょう!
スーツの衣替え収納時のポイント
・衣替えをしたスーツには汗・湿気だけでなく、油や泥などの汚れが付いています。
そのまま収納してしまうと、汚れがこびりついてしまうので長期収納する前にクリーニングに出しましょう。
・クリーニングから戻ってきたら、かけてあるビニール袋は外します。
ビニール袋をかけたままにしておくと、通気性が悪いのでカビがついてしまいます。
・クリーニング店のハンガーにかけたまま収納するとスーツが形崩れしてしまうことがあります。
スーツ用のハンガーにかけ替えてから収納しましょう。
・通気性の良い不織物製の洋服カバーを使うとホコリがつきませんよ。
また、空気を通してくれるので湿気対策にもなります。
・長期に収納していると虫食いなどが発生する可能性があるので、スーツを収納したクローゼットには防虫剤と除湿剤を入れておきましょう。(掛けるタイプだといいですよね)
♪ スーツの衣替えの場合は、たたんで収納ボックスに入れるというより、クローゼットの奥の方などに掛けたままの収納になると思います。
クローゼットにはいらない、ボックスに入れて押入れにしまう、などの場合は湿気ないように、ブラケースなどで防虫剤と除湿剤も忘れずにいれます。
臭いがつくこともあるのでこういった薬剤は無臭のものを選びます。
型崩れしないように畳んで箱にしまうには、畳むときにあまり細かく畳まず、ハンガーに掛けたままの状態で袖を内側に畳み込みます。畳み方も二つ折りくらいで収納します。
スーツの衣替え さいごに
スーツの衣替えは天候状況・地域によって違いが出てくる場合があります。
衣替え時期を間違えると体調を崩す原因になるので、慎重に行いましょう。
そろそろ衣替えかなと感じたときは1度風通しの良い日陰にかけて、いつでも着られるように準備しておくとスムーズに衣替えができますよ。
最近では1年中着ることのできるオールシーズンタイプもあるので、上手く使いこなして仕事しやすいスーツを着てみはいかがでしょうか。
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