新聞には一般紙の他に専門紙、機関紙など様々な種類があります。
種類によってどんな違いがあるのでしょう?
どのように分類され、発行されているのかなんて気になります。
知っていると思っていることも不確かなことも多いです。
新聞の主な種類やその特徴、そして全国紙と地方紙との違いなど知りたいと思い調べてみましたので、ご紹介します。
新聞の種類とは?
新聞は主に刊行間隔、配布地域、内容で分類されています。
刊行間隔
最も一般的なものは毎日刊行されている日刊紙です。
日刊紙はさらに発行する時間帯によって、朝刊と夕刊に分かれますが、朝刊または夕刊のみ発行している新聞もあります。
ユネスコの基準によると日刊紙は必ず毎日発行しなくてもよく、1週間に4回以上発行している新聞を日刊紙として扱っています。
日刊紙の他には、1週間に1回発行される週刊紙、1ヶ月に3回10日ごとに発行される旬刊紙、1ヶ月に1回発行される月刊紙、1年に4回3ヶ月ごとに発行される季刊紙があります。
配布地域
大きく分けて全国紙、ブロック紙、地方紙の3種類があります。
全国紙とはその国全体を対象として発行される新聞です。
日本では読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・日本経済新聞・産経新聞の5社です。
ブロック紙とは厳密にいうと地方紙も含まれますが、その中でも複数の県にまたがる広域地方圏を対象としている新聞のことを指しています。
ブロック紙は東海地方の中日新聞・北海道地方の北海道新聞・九州地方の西日本新聞の3社となります。
場合によっては東北地方の河北新報や中国地方の中国新聞を加えることもあるそうです。
地方紙は1つの県を対象にした新聞を県紙、県より小さな地域を対象とした新聞を地域紙と呼んでいました。
第二次世界大戦前は約1,400を超える新聞が存在していましたが、1938年から1943年にかけて行われた新聞統制によって新聞社は県ごとに統合され、1県1社体制が成立しました。
戦後いくつかの新聞が新たに創刊されましたが、今でもこの体制は存在しています。
内容
多くの新聞は特に専門を定めずにニュース全般を広く取り扱っています。
これに対し、特定の業界や分野のみの特化した新聞も存在していて、これを専門紙または業界紙と呼んでいます。
日本ではスポーツや芸能・レジャー・娯楽関連を扱ったスポーツ新聞、公営競技のレースを予想する予想紙、政党や各種団体などの機関が成員を対象にした機関紙が数多く発行されているそうです。
新聞の種類による特徴はどんなこと
新聞の種類には、全国紙・地方紙・ブロック紙・スポーツ紙・専門紙などがあり、それぞれに特徴があります。
全国紙
全国に販売店のある新聞のことで、読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・産経新聞・日本経済新聞などの種類があります。
地方紙
特定の地方を対象とした新聞です。地元に密着した記事が多いのが特徴となっていて、中小企業や地方にある大手企業には重要なメディアとなっています。
ブロック紙
販売地域が複数の都道府県にまたがっている新聞です。地域でのシェアが高く、影響力も大きいことが特徴となっています。
スポーツ紙
スポーツや芸能・レジャーなどの娯楽関連のニュースをまとめた新聞です。
最近では、政治や経済・事件・社会問題も取り上げるようになり。一般紙に近づいているそうです。
専門紙
特定の業界や産業の話題をまとめた新聞です。
専門紙や業界紙とも呼ばれていて、業界や産業に関する情報の他に、商品やサービスごとに企業の活動状況なども掲載されています。
全国紙と地方紙大きな違いは
一般紙には全国紙と地方紙があります。
全国紙は全国共通のページとその地域特有のページで構成されています。
全国紙は日本全国や世界を見渡し、そのニュースがもつ意味と今後の展開を考えて作られています。
地方紙は、その地域に住む人に向けて発行しているため自治体の取り組みやイベントなどの情報が多く扱われているため、地域に住む人にとって重要な情報源になっています。
全国紙は日本全国共通のニュースをメインに扱っていますが、地方紙はその地域ならではのニュースや情報をメインに扱っているという違いがあります。
新聞の種類 さいごに
新聞はよく見かける全国紙や地方紙の他に、様々な種類の新聞があります。
特に専門紙は様々な業界の新聞があるようです。
地方紙や業界紙はコンビニエンスストアのeプリントサービスで購入することができるので、興味があれば利用してみてはいかがでしょうか。
♪新聞についてなぜ?と思う事もあります。それについてはこちらの記事を合わせてご覧いただければと思います。
新聞のなぜ!なぜあのサイズ?なぜ縦書き?なぜ4コマ漫画がある?