料理に加えると風味が増す・味を引き立ててくれる薬味には様々な種類があります。
Instagramで話題となっている5種類の薬味を混ぜ合わせた五味薬味(ごみやくみ)ってご存知ですか?
魔法のミックス薬味の方がきき覚えがあるかもしれません。
五味薬味はどんなものなのか?
作り方や使い方・保存方法などをまとめました。
目次
五味薬味とはどんなもの?
薬味として良く使われている大葉・ミョウガ・ショウガ・万能ネギ・貝割れ大根の5種類を刻んで混ぜ合わせたもので「魔法のミックス薬味」とも呼ばれています。
五味薬味に使われている薬味の成分と効果
- 大葉
【成分】βカロテン・ビタミンC・ビタミンE・カルシウム・カリウムなど
【効果】生活習慣病予防・むくみの症状改善・免疫力アップ・疲労回復など
- ミョウガ
【成分】ビタミンC・ビタミンB1・ビタミンB2・カリウム・葉酸などが
【効果】食欲増進・夏バテ解消・風邪予防・集中力アップ・眠気覚ましなど
- ショウガ
【成分】ジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロンなど
【効果】ガン予防・血流促進・新陳代謝アップ・生活習慣病予防など
- 万能ネギ
【成分】アリシン・ネギオール・ビタミンB1など
【効果】疲労回復・高血圧予防・食欲増進など
- 貝割れ大根
【成分】ビタミンC・ビタミンK・イソチオシアネート・ジアスターゼなど
【効果】免疫力アップ・ガン予防・目や皮膚の健康維持など
五味薬味の基本レシピ
- 万能ネギ(1束)は小口切りにします。
- ショウガ(1片)は皮をむき薄切り→細切りの順に切ってから、みじん切りにします。
- ミョウガ(3本)は縦半分に切り細切りにしてから、みじん切りにします。
- 大葉(6枚)は葉元の茎を切り落とし千切りにしてから、みじん切りにします。
- 貝割れ大根(1パック)は根元を切り落としから、みじん切りにします。
- 氷水の入っているボウルの中に刻んだ野菜を入れ、約5分放置します。
- ザルに入れ水気を切ってから、キッチンペーパーを敷いた保存容器に入れて完成です。
五味薬味の使い方とアレンジのしかた
五味薬味の主な使い方は・・・
- 焼き魚・刺身に添える
- 冷や奴にのせる
- うどん・蕎麦・パスタなど麺類のトッピング
- ハンバーグや唐揚げなどの肉料理に添える
- お茶漬けの具材
などです
五味薬味を使ったレシピ
鯵のなめろう
【作り方】
- 刺身用の鯵を包丁でたたいて細かく刻みます。
- 細かく刻んだ鯵に味噌と五味薬味を加え、包丁でたたきながら混ぜ合わせたら完成です。
豆腐丼
【作り方】
- もめん豆腐(1丁)を1cm角に切ります。
- 丼にご飯を入れ、切った豆腐・めんつゆ(小さじ2)・天かす(適量)・五味薬味(適量)をのせたら完成です。
五味薬味のアレンジ方法
五味薬味オイル
ゆで野菜やパスタにかけると美味しいですよ。
【作り方】
- ニンニク(1片)を薄切りにします。
- オリーブオイル(大さじ3)を熱したフライパンに薄切りにしたニンニクを入れきつね色になるまで炒め、保存容器に入れます。
- 保存容器に五味薬味(大さじ3)を入れて混ぜ合わせたら完成です。
五味薬味味噌
お湯を注いで簡単味噌汁にする・野菜スティックやキュウリのたたきにつけるなどに使うことができます。
お好みの味噌で作るといいですよ。
【作り方】
ボウルに五味薬味(大さじ)・味噌(大さじ3)・カツオ節(大さじ2)・みりん(大さじ1)・すりごま(大さじ1)を入れて混ぜ合わせます。
五味薬味醤油
豆腐にかける・餃子やシュウマイのつけだれに使えます。
【作り方】
ボウルに五味薬味(大さじ3)・醤油(大さじ3)・ラー油(小さじ1)を入れて混ぜ合わせます。
五味薬味塩だれ
ゆで野菜や焼き魚にかける・チャーハンや焼きそばを作るときに加えると美味しいですよ。
【作り方】
フライパンに五味薬味(大さじ3)・すりおろしニンニク(1片)・ごま油(大さじ2)・鶏ガラスープの素(小さじ1)を入れて温め、鶏ガラスープの素が溶けきったら完成です。
五味薬味はどのくらい保存できる?保存方法と保存期間は?
保存するときは密封できる容器に入れて冷蔵庫で保存します。
保存期間は約3日です。
ちなみにアレンジ方法で紹介した五味薬味オイルは冷蔵庫で約4日
五味薬味味噌と五味薬味醤油は冷蔵庫で約1週間、
五味薬味塩だれは冷蔵庫で約3日となります。
五味薬味(魔法のミックス薬味) さいごに
五味薬味は作り置きしておくと、いろんな料理に加えることができる便利な薬味です。
貝割れ大根をブロッコリースプラウトに変えると、また違った味が楽しめますよ。
五味薬味を活用して、いつもと違う味を楽しんでみませんか。
♪薬味についてはこちらの記事も合わせてご覧いただければと思います。
薬味の名前の由来とは?薬味とかやくは同じもの?種類と役割と効果