だし汁カップ1杯・・などとレシピによく書かれていますが、料理初心者にはどんなものか分からないことも多いのではないでしょうか。
はじめて料理をする時は使われている当たり前のことばで躓くことがありますよね。
だし汁は料理の味を決める重要な役割をもっています。
料理の土台となるだし汁とは何か?
だしの素や顆粒だしとは?
その使い方等の疑問に思う言葉の意味などをご紹介します。
目次
だし汁とは?料理初心者が躓くレシピの当たり前を解説!
だし汁とは天然素材を水につける、または煮出して作る液体のことで料理の土台となる重要な役割があります。
だし汁はいろんな料理に使われていて、洋風だし・中華だし・和風だしなどの種類があります。
洋風だし
肉や魚・野菜・香辛料などを材料にして煮込んだものでブイヨン・コンソメ・フォン・ポワソンと呼ばれています。
炒め物やカレーの材料を下ゆでするとき一緒に入れてコクを出す・ビーフシチューの隠し味などに使われています。
またコンソメは前菜のスープ料理として出されることもありますよ。
中華だし
肉や貝類・香味野菜などを材料として煮込んだものでスータン・フンタン・チンタン・シャンタン・パイタンなどの種類があります。
ラーメンのスープ・チャーハンなどの炒め物・煮込み料理などに使われています。
和風だし
昆布や椎茸・煮干し・あごなどを材料にして煮込んだもので、洋風や中華に比べると繊細な風味・上品な香り・あっさりとしています。
鍋料理・肉じゃが・味噌汁・炊き込みご飯などの和食の他にドレッシングやパスタなどにも使われることがありますよ。
だしの素や顆粒だしの使い方は?
だしの素とは自分でだしを取ることなく、短時間で簡単にだし汁が作れる調味料のことで液体・顆粒・パックの3種類があります。
商品名はメーカーによって違い「だしの素」の他には「ほんだし」と呼ばれているものもありますよ。
麺類のつゆ・汁物・炊き込みご飯・煮物などのだしとして使われています。
液体タイプ
煮出し立ての風味・香りを逃がすことなく液体状で保存されているだしです。
そのまま使えるストレートタイプと水で薄める濃縮タイプがあります。
顆粒タイプ
かつお・昆布・煮干しなどを加工し粒状にしたもので水やお湯で溶かして使います。
また、味がちょっと物足りないときに直接振り入れることで簡単に調節することができますよ。
パックタイプ
だしの原料をパックに詰めたもので、鍋に水と一緒に入れて数分煮だして使います。
水の量・火加減・煮出し時間で濃度を調節することができます。
また水出し・電子レンジで加熱してだしがとれます。
味噌汁・お吸い物・茶碗蒸し・うどんや蕎麦のつゆなどに向いています。
使用済みのパックを開けて、茹で野菜と和える・卵と混ぜて卵焼きにするなどで再利用できますよ。
顆粒だしと白だしのちがいは? どう使い分ける?
白だしとは昆布・かつお・椎茸などをベースとして、白醤油や薄口醤油・砂糖・みりんを加えて作られただしです。
1978年に愛知県碧南市にある七福酒造が発売したことが始まりといわれています。
白だしは茶碗蒸しを大量に作るために生まれたという説があるほど、茶碗蒸しに適しています。
色が薄いため、素材の色を活かした料理に仕上げることができます。
顆粒だしはかつお・昆布・煮干しなどの素材を粒状に加工してあり、白だしは昆布・かつお・椎茸の素材だけでなく白醤油や薄口醤油・砂糖・みりんなどが加えられているという違いがあります。
使い方は味噌汁やお吸い物・麺類のつゆ・炊き込みご飯・煮物には顆粒だし・白だしのどちらでも使えますが、茶碗蒸しや素材の色を活かした料理を作るときは白だしを使うことをおすすめします。
♪だしの違いが解ったら、だしを自分でとってみたいと思いませんか?
そんな時はこちらをご覧くださいね(^^)
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だし汁とは? さいごに
だし汁は料理にうまみを加えるだけでなく、食べ過ぎ防止・ストレスの軽減や疲労回復・冷えや肩こりの予防などの効果があるといわれています。
だしを取るのが面倒と思う場合は、顆粒・パック・液体などのだしの素を使うと簡単にだし汁を作ることができます。
上手くだし汁を使っていろんな料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。
ただし白だしには醤油が加えられているので、塩加減には気をつけましょう。