砂時計は時間を計るだけでなく、インテリアとして飾る・落ちる砂を眺めることでリラックスできるなどの使い方や効果があります。
独特の形をした砂時計は、どうやって作られているのでしょうか。
砂時計の作り方や材料・簡単に砂時計を作る方法などを紹介します。
砂時計はどうやって作る?
【砂時計の製造過程】
- 砂を洗い、粒を取り出します。
- 粒を何度かふるいにかけて、さらに細かい粒を取り出します。
- ガラス管を熱して、細長く伸ばし均等な大きさで切ります。
- 切ったガラス管の真ん中を熱して、くびれを作ります。
- ガラス管の左右に息を吹き込み膨らまし、ひょうたん型にします。
- ひょうたん型にしたガラス管に細かい粒の砂を入れます。
- 時間を計り、余分な砂を取り除きます。
- 砂の入ったひょうたん型のガラス管を枠にはめたら完成です。
砂時計の材料には何がある?
- ガラス容器
真ん中にくびれがあり、上から下へ砂が落ちるようになっています。
- 砂
時間に合わせた分量の砂が入っています。珪砂や砂鉄・人工砂・ジルコンサンドなどがあります。
- 枠
砂の入ったガラス容器が動かないように固定します。
砂時計を手作り!簡単工作の砂時計
ペットボトルを使った砂時計の作り方
【材料】
- ペットボトル(500ml) 2本
- カラーサンド 800g
- 厚さ5mmのボール紙 2枚
- セロハンテープ
- ガムテープ
- ビニールテープ
- ストップウォッチ
- 穴開けパンチ
- コンパス
- 定規
- ハサミ
- 接着剤
【作り方】
- 1つのペットボトルにカラーサンドを入れます。
- 穴開けパンチでボール紙に穴を開けます。
- 開けたそれぞれの穴の中心にコンパスの針を当て、直径26mmの円を描きます。
- コンパスで描いた2つの円をハサミで切ります。
- それぞれのペットボトルの口に接着剤をつけ、切った円を貼り付けます。
- 2本のペットボトルの口を合わせて、ガムテープで仮止めをします。
- 砂の入っているペットボトルが上になるようにして置き、ストップウォッチで3分計ります。
- 3分経ったら、ペットボトルを横にします。
- 仮止めしておいたガムテープを外し、余った方のカラーサンドをペットボトルから取り出します。
- 2本のペットボトルの口を合わせてから、セロハンテープで止めます。
- 合わせたペットボトルの口が動かないようにガムテープで止めます。
- ガムテープの上にビニールテープを巻いて、デコレーションしたら完成です。
スライム時計の作り方
ドロッとしたスライムが砂時計のように落ちていく時計です。スライムが全部落ちるまで約30分かかります。
【材料】
- ペットボトル(500ml) 2本
- PVA洗濯のり 100ml
- 水 100ml
- ホウ砂 5g
- ぬるま湯 50ml
- プラスチックスプーン
- ボウル
- ハサミ
- ビニールテープ
- カップ
【作り方】
- ボウルに水・PVA洗濯のりを入れ、混ぜ合わせます。
- カップにぬるま湯・ホウ砂を入れ、混ぜ合わせます。
- ホウ砂を溶かしたぬるま湯をボウルに加え、素早く混ぜ合わせ、スライムを完成させます。
- スライムを1本のペットボトルへ入れます。
- もう1本のペットボトルの口を合わせて、ビニールテープで止めたら完成です。
オイルタイマー
オイルタイマーとは水と油の性質を利用した液体の砂時計で、オイルモーションやプレイタイマー・リキッドタイマーなどとも呼ばれています。正確な時間を計ることはできませんが、ゆったりとした動きには、リラックス効果があるといわれています。サラダ油の代わりに、ベビーオイルやハーバリウム用オイルを使っても大丈夫です。
【材料】
- ペットボトル 1本
- サラダ油
- メントス
- 炭酸水
- 食紅
【作り方】
- ペットボトルに炭酸水を約3分の1注ぎ、食紅を入れて色をつけます。
- サラダ油をペットボトルの上まで注ぎます。
- メントスを静かにペットボトルに入れ、ペットボトルのフタをします。
- ペットボトルを振って、泡が出てきたら完成です。
砂時計を手作り さいごに
砂時計はガラス容器・砂・枠で作られています。
ペットボトルで砂時計を作ることができ、中に入れる砂をカラーサンドにして色をいくつか入れると、カラフルな砂時計になります。
時間を計ることはできませんが、スライムや油を使ったものはインテリアとして飾ることもできます。
手作りした砂時計を部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。