日々の暮らしの中で役立つことや、行事・歳時・イベントなどについて書いています。/当サイトはプロモーションが含まれています

暮らし

昔の筆記用具はどんなもの?筆記用具の進化と日本の初めての鉛筆

投稿日:2021-08-31 更新日:

現在では鉛筆やシャープペン・ボールペンなど様々な筆記用具があります。

おしゃれなものや可愛いものから便利なものまで。

当たり前に使っている筆記用具ですが、昔はどんなものが使われていたのでしょう?

昔の筆記用具が今のようになった進化の過程、そして筆記用具といえばまず鉛筆が思い浮かびます。

鉛筆の歴史も知りたいと調べてみました。

スポンサーリンク

 

昔の筆記用具はどんなもの?

書くことは古代メソポタミアで瓦に棒のような物で傷をつけたことが始まりであるといわれています。

紀元前2400年のエジプトでは葦の茎を削って作った葦ペンに炭インキを使って象形文字を書いていました。

紀元前700年にはガチョウやアヒルなどの水鳥の抜けた羽根の先にインクをつけて書く羽根ペンが登場し18世紀までと約1000年以上にわたり使われていて、現在でも筆記具だけでなくインテリアとしても扱われているそうです。

1300年古代ローマ以降では、木枠で囲んだ板の表面にワックスの層で覆われている蝋板(ろうばん)に文字を刻むためにスタイラスと呼ばれる筆記具が使われていました。

現在ではスマートフォンやタブレットのタッチペンやスタイラスペンとして使われています。

イギリスでは1564年には鉛筆、1800年には万年筆、1822年にはシャープペンシルが発明され、

アメリカでは1884年に油性ボールペンが発明されました。

 

スポンサーリンク

 

筆記用具の進化 明治・大正・昭和では

万年筆やシャープペンシル・ペンケース・消しゴムなどの筆記用具は、どんなふうに進化していったのでしょうか。

 

万年筆

明治時代の本体は木を加工していましたが、大正時代になるとゴムの1種であるエボナイトが使われるようになりました。

昭和に入るとプラスチックが使われるようなったので、生産量が増えました。

 

シャープペンシル

日本でシャープペンシルが誕生したのは1915年で、早川金属工業の早川徳次さんが考案したといわれています。

当時は芯の太さが1mmであることと高級品だったことから、一般的に広まることはありませんでした。

1960年には芯の太さが0.9mmでノック式のシャープペンシル、1962年には芯の太さが0.5mmタイプのシャープペンシルが作られるようになりました。

 

ガラスペン

1902年に風鈴職人・佐々木定次郎によって作られたペンで、1度ペン先につけたインクが長持ちする・書き味が滑らかであることが特徴となっています。

イタリアやフランス・ドイツなど世界中に広まっていきました。

ガラスペンの溝は2本から始まり、試行錯誤しながら改良を進め8本の溝になりました。

 

消しゴム

1893年に作られましたが、品質は良くなかったそうです。

大正時代になると、いくつかの消しゴムメーカーが誕生し本格的な生産が始まりました。

1927年に国産第1号となる製図用消しゴムが完成しました。

その後消す力を高める研究を続け、1959年にプラスチック消しゴムが発売されました。

 

ペンケース

明治時代に木製の筆箱が作られたのが始まりといわれています。

大正時代になると多くの人たちに使われるようになり、昭和になるとプリキやセルロイド・塩化ビニール・強化アクリル・プラスチックなど様々な素材で作られるようになりました。

 

スポンサーリンク

 

鉛筆の歴史 日本の初めての鉛筆とは

日本で鉛筆が使われるようにあったのは明治維新後です。

すべての青少年たちが平等に教育を受けられる仕組みを取り入れたことにより、多くの鉛筆が必要となりました。

しかし、当時の鉛筆はドイツから輸入されていたので高額でした。

そのため日本でも鉛筆を作るためにドイツやオーストラリアへ鉛筆作りの技術を習得させるために派遣しました。

小池卯八郎は持ち帰った技術をもとに鉛筆製造を始め、1877年に「教育ノ器具」として東京・上野で開催された第1回内国勧業博覧会に出品しました。

1887年、眞崎仁六(まさきにろく)が眞崎鉛筆製造所を立ち上げ工業として鉛筆製造を始めました。

また1875年、江沼郡山中温泉の片谷村で黒鉛が見つかったことから、旧大聖寺藩士・飛鳥井清(あすかいきよし)たちが旧士族・柿沢理平に鉛筆製造の技術を学ばせました。

1878年、大聖寺に鉛筆製造会社・加州松島社を設立して製造を始めたといわれています。

輸入品に負けないくらい良い鉛筆を製造していましたが、飛鳥井清と柿沢理平が相次いで亡くなったことによって衰退したそうです。

 

 

筆記用具の昔と鉛筆の始めて さいごに

瓦に棒のような道具を使って傷をつけていたことから書くことが始まり、様々な素材を使って筆記用具が作られてきました。今では書くより入力する方が多くなりましたが、筆記具を使って手で書く楽しみを味わってみてはいかがでしょうか。

 

♪昔に比べていろいろなことが便利になった今、当たり前に使っているもののことを調べてみました。まずはノートについて(^^)

ノートの種類は何で分類?サイズの規格の決まりや日本のノートの歴史

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキング</>

スポンサーリンク

-暮らし

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

レジ袋の有料化でエコバッグのウイルス対策 エコバッグの洗い方は?

  2020年7月から始まったレジ袋有料化によってエコバッグを使い始めたとうい人が多いのではないでしょうか。 エコバッグは食料品だけでなく、生活用品を買うときにも使います。 使い回しすること …

砂糖の原料はなに?砂糖の起源と今に至る歴史 日本の砂糖はいつから?

  料理に甘味や照りをつけたり素材を柔らかくしたりする働きがある砂糖。 何が原料となって作られているんでしょう?。 砂糖と言えばサトウキビなんて単純に思っていましたが、原料って他にもあるんで …

梨の特性と活用法は?梨も食べ過ぎると太る?栄養と変わり種レシピ

秋の味覚のひとつ、みずみずしい梨。 ほとんど水分で栄養はないと思っていましたが梨に含まれている成分には、咳止めや高血圧予防・美肌効果などに役立つ栄養も含まれていまるそうです。 梨にはどんな栄養があるの …

寿司を手で食べる理由とは?寿司のマナー カウンター席の場合NG集!

寿司を食べる時に箸を使うのか、手でつまんでいいのか迷ってしまうことがありませんか。 寿司を手で食べるのは通であるともいわれていますが、いつから手で食べていたのでしょうか。 寿司店に行く前に最低限のマナ …

鍵につけたキーホルダーがすぐとれる!解決方となくさないアイテム

  キーホルダーに鍵をつけていて気がつくと外れてしまっていることがありませんか? キーホルダー付き鍵がカバンの中にあればすぐに見つけられるけど、カバンの外側やズボンなどに下げているとなくして …

ぷろふぃーる

こんにちは^^ 波空です。

メインブログがだいぶごちゃごちゃになったので、一部こちらに引越しです。