キッチンスポンジは、調理器具や食器などを洗うときに欠かすことのできない道具です。
店頭にはさまざまなものが並んでいます。
キッチンスポンジといっても種類はいくつかあり、汚れや食器の種類によって用途が変わってきます。
キッチンスポンジの種類や選び方は?
またスポンジを清潔に保つための洗い方などをまとめてみました。
食器洗いのスポンジの種類は8つ
キッチンスポンジの種類は素材・構造で合わせて8種類あります。
素材
主にウレタン・セルロース・不織布・ポリエステルがあります。
- ウレタン
正式名称は軟質ウレタンフォームで、ギュッと押す・握っても元に戻る復元性があります。
気泡の目が細かいタイプは泡立ちが良い、粗いタイプは水切れが良いという特徴があります。
- セルロース
植物繊維で作られていて、燃やしても有害物質が出ないため環境に良いといわれています。
吸水性が高いので、テーブルや作業台などを拭くときにも使われているそうです。
泡立ちはウレタンより劣りますが、傷が気になる食器を優しく洗うことができます。
- 不織布
繊維を織らずに絡み合わせた素材で、ハード不織布とソフト不織布の2種類があります。
ハード不織布には研磨剤が入っていて、こびりついた汚れや焦げを落とすことに、ソフト不織布は食器を傷つけることなく汚れを落とすことに適しています。
不織布単体より、スポンジの片面についていることが多く、研磨剤が入っているタイプもあります。
- ポリエステル
柔らかく、軽い力で折り曲げる・絞ることが簡単にできるので、コップを洗うのに適しています。
構造
主に1層タイプ・2層タイプ・3層タイプ・ネットタイプがあります。
- 1層タイプ
スポンジに不織布がついていないタイプです。
触り心地が柔らかく、泡立ちと水切れが良いことが特徴になっています。
強くこすると劣化を早めてしまうので注意が必要です。
- 2層タイプ
スポンジの片面に不織布がついているタイプです。
不織布面は鍋やフライパン・刃物など、柔らかいスポンジ面は食器や傷をつけたくない鍋などを洗うのに適しています。
- 3層タイプ
不織布・目の細かいウレタン・目の粗いウレタンがついているタイプです。
真ん中に目の細かいウレタンが入っていることで、食器用洗剤を流れにくく泡立ちを良くする働きがあります。
- ネットタイプ
スポンジをネットで覆い、網目で汚れを落とすタイプです。
ネットはポリエステルやアクリル・ナイロンなどの素材が使われています。
柔らかく使いやすいので、食器の淵についた汚れをキレイに落とすことができます。
しかしネット部分が細かいため、破れやゴミが詰まるなどで劣化することで使いにくくなる場合があります。
キッチンスポンジの選び方のポイント
一般的な食器を洗うにはウレタンやポリエステル、頑固な汚れを落とすには研磨剤入りの不織布、デリケートな食器を洗うにはセルロースなどを選ぶといいです。
キッチンスポンジの洗い方 清潔に保つには
キッチンスポンジを清潔に保つには使い終わったあとの手入れが重要ですね。
使用後の手入れ
キッチンスポンジについた汚れを洗い流してから、しっかりと水気を切ります。
風通しの良い場所で陰干しにしましょう。
陰干しが難しいときは、スポンジホルダーなどを使ってみるといいです。
キッチンスポンジを直射日光に当ててしまうと劣化を早める可能性があります。
除菌方法
定期的に除菌しておくと雑菌の繁殖を抑えることができます。
除菌方法には食器用洗剤・熱湯を使う2つの方法があります。
- 食器用洗剤
使用後の手入れをしたキッチンスポンジに除菌ができる食器用洗剤を全体に浸透させ、次に使うまでそのままにしておきます。
- 熱湯
耐熱ボウルに使用後の手入れをしたキッチンスポンジを入れ、約90度の熱湯をかけ約1分間つけてから冷たい水につけ水気を切って乾かします。
熱湯につけたまま長時間放置してしまうと、お湯の温度が下がり雑菌が繁殖しやすくなるので注意しましょう。
キッチンスポンジ さいごに
キッチンスポンジには様々な素材と構造があり、どんな汚れを落としたいかによって変わってくるので確認してから自分に合ったものを選ぶといいですね。
またキッチンスポンジは約3週間を目安に交換するといいです。
できるだけ長く使いたいと思うこともありますが、劣化したキッチンスポンジは雑菌が繁殖しやすい状態になっているので気をつけてくださいね。
使用後の手入れや定期的な除菌・交換で、キッチンスポンジを使うようにしましょう。
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