料理のレシピを見ると「大さじ1」や「小さじ1」など計量スプーンを使った分量が書かれています。
料理に慣れていないと「適量」とか「少し」といったあいまいな表現ではわからないですね。
食材や調味料など測るのに分量を表す計量スプーンは欠かすことのできない調理器具のひとつです。
計量スプーンの種類や選び方・測り方などをまとめました。
目次
計量スプーンの種類はいろいろ?基本は?
計量スプーンの種類は豊富にありますが、大さじ(15ml)・小さじ(5ml)・小さじ1/2(2.5ml)の3本がセットになっているタイプが基本になっています。
使われている素材には、ステンレス・プラスチック・木・陶器などがあります。
ステンレス
丈夫で洗いやすいことが特徴となっています。
ただしフッ素樹脂加工してある調理器具で使うと表面を傷つけてしまうことがあります。
また熱伝導率が良いので熱闘の中でかき混ぜると、持ち手の部分が熱くなるので注意が必要となります。
プラスチック
値段が安くカラーバリエーションが豊富にあり、フッ素樹脂加工してある調理器具の表面を傷つける心配はありません。
しかし熱に弱いので、火の近くに置くと溶けてしまう場合があります。
木
湿気を吸収する働きがあるので、塩や砂糖など粉状の調味料の中に入れておくと固まることを防いでくれます。
洗った後の乾きが悪い・油ものの軽量には向いていないというデメリットがあります。
陶器
醤油や油を計量しても、きれいに洗うことができます。
しかし、長い間使い続けていると欠けてしまう場合があります。
計量スプーンの選び方 なにを基準に選ぶべき?
自分に合った計量スプーンを選ぶには、サイズ・素材・形状の3つのポイントがあります。
サイズ
大さじ・小さじ・小さじ1/2の3本があれば、大体の料理を作ることができます。
菓子やパンを作る場合は大さじ1/2(7.5ml)・小さじ1/4(1.25ml)があると便利です。
素材
油や塩・醤油など様々な種類の調味料を使う場合は丈夫で洗いやすいステンレス、調味料を計った後そのまま使いたい場合はプラスチックや木製など熱を通しにくい素材を選びましょう。
形状
スプーンの内側に目盛りが付いている・すりきり一杯を正しく計れるスライダー付き・スプーンを置くことができるなど様々な形状があります。
計量スプーンの正しい測り方 液体と粉では違う?
料理を美味しく仕上げるには、正確な量で調味料を使う必要があります。
計量スプーンの正しい使い方を紹介します。
粉状
砂糖や塩・小麦粉・片栗粉など粉状の調味料、味噌などを量ります。
・大さじ(小さじ)1杯
調味料を計量スプーンで、ふんわりと取ってから棒や竹串・フォークの背などで計量スプーンのフチに沿って表面を平らにした状態です。
・大さじ(小さじ)1/2
大さじ(小さじ)1杯の状態から半分を掻き出した状態です。
・大さじ(小さじ)1杯強
調味料を計量スプーンで取り、すりきらない状態です。
・大さじ(小さじ)山盛り
調味料を計量スプーンで山盛りになるくらい取った状態です。
液体
醤油や油・酒・みりんなど液体の調味料を量ります。
・大さじ(小さじ)1杯
計量スプーンを水平に持って、液体調味料がこぼれないようにフチのギリギリまで注ぎ表面が少し盛り上がった状態です。
・大さじ(小さじ)1/2
目盛りがある場合は表示通りに量れば大丈夫です。
目盛りがない場合は計量スプーンの2/3が目安となります。計量スプーンの底が丸くなっているので1/2だと、少し少なめになってしまいます。
・大さじ(小さじ)1杯強
大さじ(小さじ)1を入れた後に、ほんの少し足した状態です。
計量スプーンが見つからない場合は、ペットボトルのキャップで代用することができます。
ペットボトルのキャップ2杯で大さじ1になります。
またティースプーン1杯で小さじ1となります。
計量スプーン さいごに
計量スプーンで調味料を正確に量ることは、料理を美味しく仕上げるために欠かせない作業です。
料理を長くしていれば目分量でも作れるようになりますが、そうなるまでは面倒でも計量スプーンで正確に量って調味料を使うようにするといいです。
最近では簡単に量れる計量スプーンもあります。
いろんな種類の計量スプーンがあるので、見て回って自分に合った計量スプーンで料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
♪計量カップについての記事はこちらをご覧いただければと思います。
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