庭や駐車場・道路の脇などに、いつの間にか生えている雑草ですが、種類によってはグングンと伸びてしまうことがあります。
気が付くといつの間にか育ち過ぎて草むしりもつらい丈になることも。
雑草とは、どんな植物のことをいうのでしょうか?
雑草の定義や伸びすぎてしまった雑草の刈り方・草刈りの時期やその後の処方などまとめてみました。
目次
伸びすぎた雑草の楽な 刈り方
伸びすぎて高くなってしまった雑草は、1度半分くらいの高さで刈ってから残った部分を刈るという「二段刈り」にすると、楽に刈り取れるだけでなく障害物も発見しやすくなり安全です。
草刈りの時期とその後の対処
雑草の生長サイクル
3~4月頃:発芽
5~6月頃:栄養を蓄える
7~8月頃:グングンと生長し、最盛期を迎える
9~11月頃:涼しくなると生長が緩やかになる
12~翌2月頃:生長が止まり枯れる
草刈りの最適な時期
草刈りはいつでもできますが、生長サイクルに合わせた最適な時期があります。
- 6~7月
梅雨の時期に雑草は栄養を蓄え、夏になるにつれグングンと生長していきます。
なので、雑草が生い茂る前に草刈りをしておくと、生長を防ぐことができます。
- 9~10月
気温が下がってきて雑草の生長力も弱くなってくるので、大きく育ってしまった雑草から刈り取るようにしましょう。
- 11~12月
枯れ草は刈りやすいので、他の時期よりは簡単に草刈りができます。
草刈りの手順
- 草刈りを始める場所全体の左端を出発点にして、一直線に刈っていきます。
- 終点にたどり着いたら再び出発点に戻り、刈った草の右側から一直線に刈っていくを、繰り返していきます。
【ポイント】
- 刈り取った草は左側に置いておくことで、邪魔にならず刈り残すことはありません。
刈った草の処理
刈った草をそのままにしておくと、悪臭や虫の発生・アレルギーの発生・隣人トラブルの原因になるので、きちんと処理をしましょう。
- 燃えるゴミとして捨てる
各自治体で指定された方法で燃えるゴミとして出すのが、手っ取り早いです。
ただし、燃えるゴミとして出すには、雑草についている土をしっかりと落とすことが重要です。
土がついているとゴミではなく、「自然物」として扱われてしまう可能性があります。
また土は焼却することができないため、雑草に土がついたままだと回収されない可能性があります。
- 土に埋める
深さ約40cmの穴を掘ってから、刈った草を入れ埋めます。
土に埋めることで刈った草が堆肥となり、栄養のある土を作ることができます。
- 不用品回収業者に依頼する
刈った草が大量に出て、燃えるゴミとして出すには難しい場合は不用品回収業者に依頼しましょう。
不用品回収業者は刈った草だけでなく、他の不用品も一緒に回収して貰えるように依頼しておくと、同時に家の掃除もできてスッキリさせることができます。
草刈りに必要な道具
- 鎌
根本から雑草を刈り取ることができます。
刃の大きさ・柄の長さには、いくつか種類があるので、使いやすさや場所によって使い分けるといいでしょう。
- ハサミ
細い茎であれば簡単にカットすることができます。
また立ったままで使える柄の長いハサミもあります。
- 鍬
雑草を根ごとゴッソリと取ることができます。
鎌と同じく、いくつか種類があるので形や機能で自分に合ったものを使いましょう。
雑草とは?定義はあるの
雑草の定義には、以下のものがあります。
- 作物以外で人の意図にかかわらず自然に繁殖している植物
- 景観を損ねる場所に生えている植物
- 人に望まれていない植物
雑草の種類
- エノコログサ
イネ科エノコログサ属の植物で、6~9月頃に生えています。
穂には長細い毛がたくさんあることから、「猫じゃらし」とも呼ばれています。
- カラスノエンドウ
マメ科ソラマメ属の植物で、3~6月頃に生えていて、暖かくなってくると紫色の花を咲かせます。
根の張りは強くないので、簡単に引っこ抜くができます。
- ホトケノザ
シソ科オドリコソウ属の植物で、3~6月頃に生えています。
葉っぱが仏様の座る台座のように見えるところから名付けられました。
春の七草にも「ホトケノザ」という植物はありますが、この植物ではありません。
この植物には毒性があり、食用に向いていないので注意が必要です。
- ツユクサ
ツユクサ科ツユクサ属の植物で、6~9月頃に生えています。
花は約2cmの群青色で午前中に咲き、午後には萎んでしまいます。
お浸しや炒め物として食べることができます。
- ドクダミ
ドクダミ科ドクダミ属の植物で、5~8月頃に生えています。
日当たりが悪く湿った場所が好きで、庭や空き地・道ばた・山などにあります。
生薬やお茶の原料でもあり、食あたりや下痢・皮膚病などに使われています。
伸びすぎた雑草の処理 さいごに
雑草は放置してしまうと、夏にはグングンと育ってしまいます。
草刈りをするのであれば、夏以外に行いましょう。
刈った草をゴミとして出すには、自治体によってルールが違うので確認してください。