かき氷は、氷を砕くか削ってからシロップをかけたもので夏の風物詩となっています。
かき氷の食感は、氷か噛みしめたようなシャリシャリ感が定番ですが、中にはふわふわとした食感が楽しめるかき氷もあるそうです。
家でもふわふわかき氷を作ることができるのでしょうか。
ふわふわかき氷の作り方やかき氷を食べて頭が痛くなったときの対処法などを紹介します。
かき氷ふわふわの簡単な作り方
口の中に入れるとスッと消えてなくなる、ふわふわかき氷。
自宅で簡単に作れたらイイですよね。
ふわふわかき氷を簡単に作れる方法を紹介します。
作り方
丸い氷がセットできるかき氷器を使用します。
- 軟水のミネラルウォーターを製氷カップに注ぎ入れます。
- 塩素や不純物を含んだ水を使うと、ジャリジャリとした食感になります。
- 乾いたタオルで製氷カップを包み、冷凍庫に入れます。
- 製氷カップをタオルで包むことで時間をかけて凍っていくので、透明度が高く削るとふわふわとした食感になります。
- 器は冷凍庫で、シロップは冷蔵庫に入れて冷やしておきます。
- 削った氷は溶けやすいので、器との温度差ですぐに溶けてしまいます。
- 冷凍庫から製氷カップを取り出し、皿に氷を出して表面を少し溶かします。
- 冷凍庫から出したばかりの氷の表面は硬いので、そのまま削るとふわふわにはなりません。
- 氷を持ってみて、水滴がポタポタと滴るくらいが目安です。
- かき氷器に氷をセットします。
- 器のフチに氷が落ちるように削っていきます。
- 少し削ってから器を少し回しながら、約3cmの土手を作ります。
- 器の中心をかき氷器の真下に置き、真ん中に氷を落とすように削って積み上げます。
- スプーンを使ってシロップをかけたら完成です。
- シロップをかけすぎてしまうと、ふわふわ感がなくなってしまいます。
- スプーンを動かしながら、少しずつかけるようにしましょう。
ふわふわ抹茶かき氷の作り方
- 抹茶(3g)がダマにならないように、ふるいにかけてからグラニュー糖(5g)と混ぜ合わせてから鍋に入れます。
- 牛乳(120ml)を少しずつ加えながら、泡立て器で混ぜ合わせます。
- 抹茶とグラニュー糖が溶けるまで弱火で煮ます。
- 漉しながらボウルに移し、練乳(適量)を加え混ぜ合わせます。
- 冷めたら製氷カップに注ぎ入れ、冷凍庫に入れます。
- 氷になったら、かき氷器で削り器に盛りつけたら完成です。
かき氷を食べるとキーンと頭が痛くなるのはなぜ?
かき氷やアイスクリームなど冷たいものを食べると、頭がキーンとなる症状のことを「アイスクリーム頭痛」といいます。
「アイスクリーム頭痛」とは医学用語として国際的に認められています。
冷たいものを食べると頭がキーンとなる原因には2つあるといわれています。
- 原因 その1
冷たいものを食べると、三叉神経(さんさしんけい)から脳へ「冷たい」という感覚信号が伝わります。
ただ冷たいという刺激が強すぎると、脳への感覚信号が乱れてしまい「冷たさ」を痛みと錯覚してしまい、脳の血管が収縮するためキーンとした痛みが発生してしまいます。
- 三叉神経とは
顔面の感覚を脳へ伝える末梢神経の1つです。
皮膚にくまなく分布していて、触覚や痛覚・温度覚などの感覚情報のセンサーとなっています。
目からおでこ・ほっぺた・口から下あごの3つの領域に分布しています。
脳へ痛い・熱い・冷たい・気持ちよいなどを伝えています。
- 原因 その2
脳は急激に冷えた口腔内を温めるために、血管に一時的に炎症を起こして血流量を増やそうとするために「キーン」とした痛みを発生してしまいます。
かき氷で頭が痛い時の対処法
かき氷を食べてキーンとならないためには、どんな方法があるのでしょうか。
- ゆっくり食べる
かき氷やアイスクリームなど冷たいものを急がずゆっくりと食べることで口内が急激に冷えることを防ぐことで「キーン」とした痛みが起こりにくくなります。
- 合間に温かいものを入れる
冷たいものを食べてから、温かいお茶を飲むことで口腔内が一旦リセットされた状態になるので、冷たいものを食べても「キーン」とした痛みが起こりにくくなります。
ふわふわかき氷の作り方 さいごに
ふわふわかき氷は、他のかき氷と違って口の中でスッと消えてなくなります。
包丁で氷を削る方法もありますが、扱いに慣れていないとケガをしてしまう可能性があるので、かき氷器を使えば安全に楽しめます。
いろんな味を作ってふわふわかき氷を楽しんでみてはいかがでしょうか。
♪ 暑い季節に食べたくなるかき氷。アイスクリームやソフトクリームもいいですね。ところでアイスとソフトの違いは?と思ったらこちらをどうぞ。