スイカ割りとは、目隠しをした人が棒を持って離れた場所にあるスイカまでたどり着き、棒で割るというゲームです。
夏の海やキャンプ場などでよく見かけますが、このスイカ割りはいつから行われるようになったのでしょうか?
スイカ割りの起源や本来のルールなどをまとめてみました。
目次
スイカ割りの起源 いつ始まった?
スイカ割りがいつから始まったかは不明ですが、起源の諸説にはいくつかあるようです。
- 諸説 その1
中国では戦いの前に罪人を頭だけ出した状態で埋め、その頭を叩き割るという儀式がありました。
儀式だけでなく、相手側にこちらの残酷さをアピールして戦意喪失させる目的もあったといわれています。
しかしあまりにも残酷な儀式だったので、軍師である諸葛孔明がスイカに置き換えた。
- 諸説 その2
安土城を建てているとき、豊臣秀吉が働いてくれている人たちへの労いとして遊びとしてスイカ割りを始めた。
- 諸説 その3
宮本武蔵が佐々木小次郎と対決してから、佐々木小次郎の霊がつきまとうようになりました。
そこで宮本武蔵はスイカを佐々木小次郎に見立てて叩き割ることで霊を鎮めようとした。
- 諸説 その4
居合抜きパフォーマンスとして野菜や果物を切っていたが、インパクトをつけるためにスイカを使った。
スイカ割りの本来のルールとは?
日本すいか割り推進協会では、ルールを以下のように定めています。
- 場所はどこでも大丈夫だが、砂浜または芝生のある広場が最適である。
- 始めるとき、スイカと割る人との距離は5m以上7m未満とする。
- 棒は、直径5cm以内で長さは120cm以内とする。
- 国産のスイカを使うこと。
- 持ち時間は1人1分30秒とする。
- スイカにあたらなかった場合、持ち時間以内であれば最大3回までは棒を振ることができる。
- 棒を振ったとき、スイカにあたらない場合は0点・ヒビが入った場合は度合いによって2~4点・赤い果肉が見えた場合は度合いによって5~10点が加算される。
- 合計点数が高い人が勝ちとなり、スイカを食べる権利が与えられる。
- スイカが残ったら負けた人も食べられる。
- 終了後は使った場所をキレイに掃除する。
用意するもの
- スイカ
- レジャーシート(スイカを載せるため)
- 棒(その辺に落ちている棒やバット・長めの麺棒など)
- 手ぬぐいやタオル(目隠しに使う)
- 包丁(スイカを切り分けるときに使う)
- 水(スイカについた砂を洗い流すため)
- ゴミ袋(スイカ割りで出たゴミを入れるため)
スイカ割りの遊び方
- 参加者で順番を決める。
- スイカを割る人は目隠しをして、棒を軸にして5回ほど回ってからスイカの方へ歩き始める。
- 他の人たちはスイカまでたどり着くためのアドバイスをする。
- ここだと思う場所で棒を振り下ろす。
- スイカが割れなかったら、次の人と交代する。
- スイカが割れた時点で終了となる。
美味しいスイカの選び方
縞模様がハッキリしている
黒い部分が濃く盛り上がっていて、緑色との境目がハッキリしているスイカは新鮮です。
スイカの叩く音
軽くこぶしでスイカを叩いたとき、「ボンボン」という音がしたら完熟している可能性は大きいです。
ツル
ツルの周りがつけ根より盛り上がっていると完熟になっているそうです。
重量感がある
ズッシリとした重みがあるのは完熟になっていることが多いそうです。
ヘソの部分
スイカのお尻にあるヘソの部分が大きくなっているのは食べ頃となっているので早めに食べましょう。
スイカ割りにも変わり種のやり方がある?!
特に変わったスイカ割りのやり方はありませんが、日本すいか割り推進協会では審判員になるには条件と設問に3問以上正解する必要があります。
スイカ割り審判員になるための条件
- スイカが大好きであること
- 公正な道徳心を持ち、健康な人
- 以下の設問に3問以上正解できること
【設問】
- スイカの1番甘い部分はどこか?
- スイカの水分はどのくらい?
- 美味しいスイカの見分け方は?
- スイカの原産地は?
これらをクリアーしてやり方をいろいろ考えてみるのも面白いかもしれません。
スイカ割りの起源と本来のルール さいごに
スカイ割りは目隠しをして棒でスイカを割るだけのゲームですが、細かなルールがあるとは知らなかったので、驚きました。
今ではスイカ割りを手軽に遊べるアプリケーションもあるので、遊んでみてはいかがでしょうか。
♪ 海辺の遊びの定番でもあるスイカ割り、他にはどんな遊びがあるのか?海へ行っても泳がない方も増えているとか。海辺での遊びの参考にしていただけるかも。こちらもご覧ください。