飲食店の店先や駅構内・街中などで大きな自動販売機を見かけることが多くなりました。
その自動販売機は「ど冷えもん」と呼ばれていて、ラーメンや餃子・サンドイッチなどの冷凍食品を扱っています。
「ど冷えもん」とは、どんな自動販売機なのか、どんなところに設置されているのかなどを紹介します。
目次
ど冷えもんとは?
「ど冷えもん」とは冷凍食品の自動販売機で、主にラーメンや餃子・サンドイッチ・カレー・唐揚げなどの食品を扱っています。
「ど冷えもん」を導入しているのは、店のメニューを冷凍食品・「冷凍グルメ」として販売している飲食店が多く、営業時間外でも販売することができるため新型コロナウィルスの影響で激減した売上回復に貢献しています。
「ど冷えもん」は2021年2月、東京都の餃子販売店に設置されたのが始まりです。
様々な形状の容器を入れることができる、販売できる商品の種類が多いなどのメリットがあることから多くの飲食店で導入されています。
ど冷えもんの種類
- ど冷えもん
1台で10種類の商品を販売することができます。
- ど冷えもんNEO
商品に合わせて冷凍、または冷蔵の切り替えができます。
また商品の消費期限が来たら、自動で販売を停止してくれます。
- ど冷えもんSLIM
ど冷えもんの機能はそのままで、ストッカーの数を減らし本体の厚みを抑えた薄型タイプです。
- ど冷えもんWIDE
従来の「ど冷えもん」より幅が大きくなっていて、1台で15種類の商品を販売することができます。
- ど冷えもんMODULAR
屋内専用でMMVメインユニットが必要となりますが、4つの温度帯で商品を販売することができます。
- ど冷えもんMULTI
冷凍・冷蔵・非冷蔵の切り替えができます。
1台で12種類の商品を販売することができます。
また、オプションで領収書を発行できる機能をつけることができます。
可動式収納棚によって、今まで不可能だった袋に入った商品・軽い商品を収納できるようになりました。
ど冷えもんはキャッシュレスもOK?
「ど冷えもん」での支払い方法は現金のみとなっていましたが、2022年10月24日からタッチパネル上でQRコード決済が行えるようになりました。
QRコード決済ができる電子マネーは全部で7種類です。
QRコード決済ができる電子マネー
- PayPay
- auPAY
- 楽天Pay
- mPay
- ALIPAY
- WeChat Pay
- d払い
QRコード決済方法
- 商品を購入するときに「コードでかう」を選択します。
- 支払いをする電子マネーを選択します。
- QRコードが表示されます。
- スマートフォンで表示されたQRコードを読み込ませたら決済が完了します。
ど冷えもんgoアプリで所在がわかる?
「ど冷えもん」は全国で約4,000台設置されています。
「ど冷えもんがどこにあるのか?」、「どんな商品があるのか?」などの問い合わせが、メーカーであるサンデン・リテールシステム株式会社によせられました。
そこで「ど冷えもん」の設置場所や在庫の有無・商品情報が検索することができるスマートフォン検索アプリケーション「ど冷えもんgo」が2022年7月11日から運用が始まりました。
ど冷えもんgoの主な機能
- エリア検索
都道府県に設置されている「ど冷えもん」を探すことができます。
- カテゴリー検索
ラーメンや餃子などカテゴリーごとに商品を探すことができます。
- タグ検索
「うま辛」や「クセになる」などのタグがついている「ど冷えもん」を探すことができます。
- 経路表示
マップアプリを利用して、目的の「ど冷えもん」までの経路を表示できます。
- 商品情報
「ど冷えもん」で販売している商品情報を見ることができます。
- 在庫確認
「ど冷えもん」で販売している商品の在庫数を見ることができます。
- レビュー
「ど冷えもん」で販売している商品のレビューを書く・読むことができます。
- マイど冷えもん
お気に入りの「ど冷えもん」を登録することができます。
- お知らせ
新商品情報や店からのお知らせを受信することができます。
機能によっては、ど冷えもんgoでの会員登録が必要になります。
ど冷えもんとは さいごに
「ど冷えもん」の登場によって、新型コロナウィルスの影響で売上が激減した飲食店は新しい販売方法で店の味を提供できるようになりました。
自動販売機なので、営業時間外でも販売を続けることができ売上が上がっているそうです。
消費者側もお気に入りの店の味をいつでも食べられるようになりました。
全国で約4,000台の「ど冷えもん」が稼働しています。
検索アプリケーション「ど冷えもんgo」で、自分の街にある「ど冷えもん」を探してみてはいかがでしょうか。