秋の味覚のひとつ、みずみずしい梨。
ほとんど水分で栄養はないと思っていましたが梨に含まれている成分には、咳止めや高血圧予防・美肌効果などに役立つ栄養も含まれていまるそうです。
梨にはどんな栄養があるのでしょう?
梨の活用方法や料理しても美味しい梨レシピなどをまとめてみましたのでご紹介します。
目次
梨のもつ特性と活用法は?
梨にはタンパク質分解酵素が含まれています。
すりおろした梨を肉に約15分漬けておくと柔らかくなります。
また、そのまま調理することで肉に不足している食物繊維を一緒に取ることができます。
梨の栄養とはどんなもの
梨は水分の多い果物ですが、高血圧予防やむくみ解消などに効果のある栄養もあります。
- ソルビトール
アルコールの1種であるソルビトールが多く含まれていて、咳止めや解熱に効果があります。(プロテアーゼ)
すりおろした梨を肉に漬けることで肉を柔らかくするだけでなく、程よい甘味が加わることで料理を美味しく仕上げることができます。
また消化を助ける働きもあるので、胃の負担を軽くする効果があります。
- アスパラギン酸
アスパラガスから発見されたアミノ酸の1種です。
アスパラギン酸には、疲労物質の乳酸を分解する、タンパク質の合成・代謝の促進させる働きによって、疲労回復または体力強化に効果があります。
- カリウム
体内に溜まった余計な塩分を排出する働きによって、むくみや高血圧予防に効果があります。
- 食物繊維
不溶性食物繊維のリグニンとペントザンには便のカサを増やし、腸を刺激することで便秘改善に効果があります。
梨はこんな食べ方も!変わり種のレシピ
生のままで食べても美味しい梨ですが、使い方によって定番の料理も変わってきます。
生姜焼き(2人分)
- 玉ねぎ(1/4個)はスライス、梨(1/2個)とショウガ(適量)はすりおろしてボウルに入れます。
- しめじ(適量)はほぐしておきます。
- 醤油(大さじ1)・酒(大さじ1)を加えて、軽くかき混ぜます。
- 豚ロース薄切り肉(8枚)を調味液に約15分漬け込みます。
- フライパンにサラダ油(適量)を入れてから熱し、豚肉を炒めます。
- 豚肉に火が通ったら、しめじと調味液を加えてフタをします。
- 玉ねぎに火が通ったら完成です。
キムチ(4人分)
- 梨(1個)は皮を剥いてから、一口大に切ります。
- キュウリ(1本)はまな板に置き塩を振り転がし、洗ってから一口大に切ります。
- 梨とキュウリを容器に入れてから、フタをして水気が出るまでおきます。
- ザルに入れて水気を切ってから、軽く絞ります。
- キムチの素(20g)を加えて混ぜ合わせ、冷蔵庫で一晩寝かせたら完成です。
梨と白菜のサラダ(4人分)
- コンソメ(小さじ1)・オリーブオイル(大さじ1)・酢(大さじ1)を混ぜ合わせて、ドレッシングを作ります。
- 梨(1/4個)・白菜(2枚)・スライスベーコン(3枚)は細切りにし、ボウルに入れます。
- ドレッシングを加え混ぜ合わせ、器に盛り付けます。
- ブラックペッパー(適量)をふりかけたら完成です。
梨の肉巻き(2人分)
- 梨(1/2個)は皮を剥き、芯を取ってから約7ミリの厚さにスライスします。
- 豚バラ肉スライス(300g)に塩コショウ(適量)してから、小麦粉(大さじ1)を薄くはたきます。
- 豚バラ肉スライスに梨をのせて、しっかりと巻きつけます。
- 巻いた豚バラ肉スライスに小麦粉(大さじ1)を薄くはたきます。
- フライパンに肉を巻いた方を下にして並べます。
- 弱火で片面がカリカリになるまで焼きます。
- ひっくり返して、反対側も焼きます。
- 両面が焼けたら肉を取り出し、砂糖(大さじ1)・醤油(大さじ1/2)を加え煮詰めます。
- とろみが出てきたら、肉を戻して絡めたら完成です。
ハムチーズ焼き(1人分)
- 梨(1個)は約1cmの厚さで輪切りにしてから皮を剥き、芯をくり抜きます。
- 耐熱皿に梨→ハム(1枚)→スライスチーズ(1枚)の順にのせてから、ラップなしで電子レンジに入れます。
- 600Wで3分加熱したら完成です。
赤ワイン煮(4人分)
- 梨(1個)は皮を剥いてから、4等分に切り芯を取ります。
- 鍋に赤ワイン(230ml)・レモン汁(小さじ2)・砂糖(大さじ2)を入れて、ひと煮立ちさせます。
- 梨を加え、弱火で10分煮込みます。
- 粗熱が取れたら完成です。
酢の物(2人分)
- 器に酢(大さじ2)・砂糖(大さじ1/2)・醤油(小さじ1/4)を入れ、混ぜ合わせて調味液を作ります。
- キュウリ(1本)は薄くスライスしてから、塩(適量)をふって揉み込みます。
- 梨(1/3個)は皮を剥いてから、一口大に切ります。
- キュウリに揉み込んだ塩を洗い流してから、水気を絞ります。
- ボウルに梨・キュウリ・調味液を入れ混ぜ合わせます。
- 冷蔵庫で冷やしたら完成です。
梨の栄養と活用法 さいごに
梨は水分が多いため栄養がないと思われていますが、便秘改善や疲労回復などに効果がある栄養が含まれています。
いろんな食べ方があるので、参考にしてみてください。