葡萄は秋を代表する果物です。
種類は1万以上あり、身体に良いといわれている栄養が多く含まれています。
葡萄の種類や栄養・健康効果。
そしてぶどう狩りなどではその場で食べられます。
葡萄は洗わなくても大丈夫?と気になります。
洗うならその洗い方や保存方法なども知りたいと調べてみました。
秋の果物葡萄の種類はこんなに!特徴は?
葡萄の種類はとても多く、世界には約1万以上あるといわれています。
日本では約100種類以上あり、そのうち約60種類の葡萄が栽培されています。
- 巨峰
紫黒色で大きな実をつけた葡萄で、「葡萄の王様」とも呼ばれています。
山梨県や長野県・福岡県などで生産されています。
皮に渋味があるため、剥いて果肉だけを食べます。
実が大きいため、ケーキやパフェなどのトッピングにも使われています。
- デェラウェア
赤紫色の小さな実をつけた葡萄で、アメリカで発見され日本には明治時代に入ってきました。
山形県や山梨県・大阪府などで生産されています。
皮が取りやすく、濃厚な味が特徴となっています。
また種がないため、小さな子どもや高齢の人たちでも安心して食べることができます。
- ピオーネ
巨峰とカノンホール・マスカットを交配させた葡萄で、「黒い真珠」とも呼ばれています。
岡山県や山梨県・長野県などで生産されています。
実は巨峰より甘味が強く、締まりがあることが特徴です。
皮の近くに甘味があるので、剥かずにそのまま食べることができます。
また種なしタイプもあります。
- シャインマスカット
強い甘味と芳香のある葡萄で、山梨県や長野県・岡山県などで生産されています。
種がなく、皮は薄く柔らかいので剥かずにそのまま食べることができます。
- アレキサンドリア
ヨーロッパを代表する葡萄で、日本には明治時代に入ってきました。
黄緑色の大きな実で、独特の甘味と芳香があり、「果物の女王」と呼ばれています。
岡山県と群馬県で生産されています。
皮が薄いので、剥かずにそのまま食べることができます。
- ルビーロマン
石川県のオリジナル葡萄で、鮮やかな紅色をした大きな実が特徴です。
品質を維持するために、粒の大きさや皮の色・糖度などに基準を設けてありクリアしないと出荷することはできません。
甘味が強く、果汁が豊富に含まれています。
- マスカットベリーA
濃紫色の大きな実をつけた葡萄で、山梨県や兵庫県・岡山県などで生産されています。
程よい酸味と甘味のある濃厚な味わいがあるので、ワインの原料にもなっています。
葡萄の栄養と健康効果は?
葡萄には、疲労回復や集中力を高める・高血圧予防に効果のある栄養が含まれています。
- ブドウ糖
体内に吸収されやすく、そのままエネルギーになるので疲労回復に効果があります。
また、脳の働きを活発にしてくれるので集中力を高める効果もあるといわれています。
- アントシアニン
ポリフェノールの1種で、悪玉コレステロールを抑制し血液をキレイにする働きや視力を回復させる効果があります。
また、動脈硬化やガン予防にも期待できるといわれています。
- カリウム
体内に溜まった余分な塩分を排出して血圧を下げる働きがあるので、高血圧予防に効果があります。
また利尿作用によって余分な水分を排出してくれるので、むくみ解消にもなります。
- ペクチン
食物繊維の1種で、コレステロール値や血糖値を下げるだけでなく、善玉菌である乳酸菌を増殖させる働きもあるので腸内環境を整える・便秘や下痢解消に効果があります。
- ビタミン類
ビタミンB1・B2・C・Eが含まれていて、B1には疲労回復、B2には細胞の再生、CとEには動脈硬化や脳卒中・心筋梗塞などの予防に効果があります。
葡萄は洗う?洗い方と保存方法
葡萄狩りでは皮を洗わずに、そのまま食べることがあります。
しかしスーパーマーケットなどの店で買った葡萄は、入手するまでにホコリが被ってしまうこともあるので洗ってから食べるようにしましょう。
洗い方・その1
- ボウルに水を入れます。
- 静かに葡萄を入れ、軽くゆすってゴミを取り除いたら完了です。
洗い方・その2
- ボウルに葡萄を入れます。
- 葡萄がかぶるまで水を入れます。
- 重曹(ひとつまみ)を加えて、約30秒置きます。
- 流水で汚れと重曹を洗い流したら完了です。
保存方法
- 皮が破れている・傷がついている実は取り除きます。
- 1房ずつキッチンペーパーに包んでから、ポリ袋に入れて軽く口を閉じます。
- 冷蔵庫の野菜室に入れます。
葡萄の保存期間は、実が大きい場合は約3日、実が小さい場合は約7日が目安ですが、なるべく早めに食べましょう。
葡萄の種類と特徴・栄養 さいごに
葡萄には、身体に良い栄養が含まれています。
種類も豊富にあるので、いろんな葡萄を食べて、お気に入りを探してみてはいかがでしょうか。