靴は足に合っていないと歩きづらいだけでなく、足が痛くなったり、歪んでしまったりなど、足に大きなダメージを与えてしまいます。
自分の足に合った靴を選ぶには、サイズを正しく把握しておくことが重要になります。
足や靴のサイズの正しい測り方や選ぶ時のポイントなど調べてみたのでご紹介します。
目次
靴のサイズの選び方のポイントは?
靴のサイズが足に合っていないと、骨格が歪む・外反母趾になりやすい・猫背やO脚になりやすいなど、さまざまな弊害があります。
どんな症状がでるのか、また靴のサイズ選びのポイントなどまとめました。
靴のサイズがあっていないことで起こる症状
- 骨格が歪む
足は体の土台となっていて、体重の約90%を支えているといわれています。
そのため靴のサイズがあっていないと、土台が不安定になり足から腰・上半身へと負荷がかかることで骨格が歪んでしまう恐れがあります。
- 外反母趾になりやすい
外反母趾とは、足の親指が外側に向いてしまう病気のことです。
原因は様々ですが、靴のサイズが小さいことで指先の締め付けが強くなってしまうことで外反母趾を引き起こしてしまう可能性があります。
- 猫背やO脚になりやすい
サイズが合わない靴をはき続けていると、足が痛くなってしまいます。
その痛みをかばいながら歩くと、次第に姿勢が悪くなってしまいます。
そのほとんどが前傾姿勢で、定着してしまうと猫背になります。
猫背になると肩・首・腰への負担が大きくなるだけでなく、内臓の調子も悪くなってしまいます。
また、猫背で姿勢が悪くなることで骨盤が歪み、O脚になる恐れがあります。
靴のサイズの選び方
自分の足に合う靴のサイズを選ぶポイントには、つま先・幅・土踏まず・履き口・かかとがあります。
- つま先
歩くと足は靴の中で前後に動いてします。
そのため、つま先に余裕がないと指を痛めてしまう可能性があります。
靴のデザインによって違いはありますが、つま先に約1~1.5cmのゆとりがある靴を選ぶようにしましょう。
- 幅
親指と小指のつけ根が靴の内部で当たっている靴を選びましょう。
幅が合っていないとタコや魚の目ができてしまう・爪や骨が変形してしまう恐れがあります。
- 土踏まず
土踏まずが靴のアーチラインに合っていないと、靴の形が崩れ歩行バランスが狂うことで疲れてしまう可能性があります。
アーチラインに軽く足が触れていて、締め付け・緩みがない状態がオススメです。
- 履き口
くるぶしが履き口に当たらずフィットしているかを確認しましょう。
離れすぎていると、歩きにくくなります。
- かかと
足を前方に押しつけ、かかとと靴の間に小指の第1関節までが入るくらいの隙間があるものを選びましょう。
かかと全体が包まれて、バランスが安定します。
正しい靴のサイズの測り方を覚えよう
足の測り方は簡単ですが、1人では測りにくいので他の人に手伝って貰いましょう。
- 用意する物
- A4サイズの紙 2枚
- 定規
- ボールペン
- メジャー
- 測り方
足のサイズを調べるには、足長・足囲を測る必要があります。
測ってからサイズ表で確認しましょう。
サイズを測るときは、足は肩幅に開き左右均等に体重をかけるようにしましょう。
- 足長
- 紙の上に足をのせます。
- 1番長い指の先に印をつけます。
- かかと後ろの1番出っ張った部分に印をつけます。
- 2つの印に定規をあて線を引き、長さを測ります。
- 足囲
- 親指のつけ根と小指のつけ根にメジャーを通します。
- メジャーのたるみをなくしたときの目盛りを確認します。
- 体重の変化や履いている靴によって足のサイズが変わることがあるので、時々測り直してみましょう。
靴のサイズの3eとは?記号の表す意味
足の長さを表すサイズの他に、足の周囲をあらわすワイズというのがあります。
ワイズにはA~Gまでの10段階があります。
Aは細く、B→C→D→E→EE→EEE→EEEE→F→Gの順に幅が広くなっていきます。
標準的な大きさはEE(2E)で、Eの数が増えるほど幅が増えてEEEE(4E)までがあります。
ただし、これはJIS(日本工業規格)で定められたサイズなので、海外で作られた靴の幅には当てはまらないので、注意が必要です。
靴のサイズの測り方のポイント さいごに
靴を選ぶ時はデザインだけでなく、正しいサイズを知ることが大切です。
靴のサイズが合っていないと、足だけでなく骨格にも悪影響が出てしまうので、サイズは正しく測りましょう。